でくの坊 雨にも 風にも
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明日は、京都の修行道場で、3代前の住職の三十三回忌法要が有ります。お会いしたことは、当然ありませんが、その意志は、現在にわたるまで、脈々と流れています。昨年まで、そのような行事を裏で仕切っていたことを思えば、今年は随分と気楽なもの。たくさんの、OBが集まり、お祭り好きの自分にとっては、京都へ、手伝いに行くことも出来ず、残念では有りますが、こちらでひっそりと偲びたいと思っています。最後に、国語の教科書に掲載されたこともある、その住職の詩を載せておきます。(版権は、うちの住職に有るので、問題ありません。)花は黙って咲き、黙って散って行く そうして再び枝に帰らないけれども、その一時一処に この世の すべてを 托している一輪の花の声であり 一枝の花の真である永遠に ほろびぬ生命(いのち)の よろこびが 悔いなく そこに 輝いている
2006.06.28
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