団塊レンジャー

団塊レンジャー

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

苦楽

苦楽

カレンダー

コメント新着

苦楽 @ Re:江戸の貨幣いろいろ(11/25) w1919takaさん ありがとうございます。 …
苦楽 @ Re:こんにちは(11/15) 原宿・六本木・新宿さん ありがとうござ…
w1919taka@ 江戸の貨幣いろいろ 有難うございます。大変勉強になりました。
w1919taka@ 色事は、四十からがおもしろい ご丁寧なご回答有難うございました。 前…
w1919taka@ Re[1]:色事は、四十からがおもしろい(11/16) 苦楽さん >w1919takaさん、ありがとうご…

フリーページ

2006.11.16
XML
カテゴリ: 江戸日記
ima_500.jpg


「色事は、四十からがおもしろい」だなんて

いきなり驚かせてしまい、ごめんなさい。


これは、杉浦日向子さんの「 江戸塾 」と言う
本にあったフレーズなんです。

でも、面白そうだから、話を進めましょう。(笑)

と言っても、ここからは40歳以上の方だけに
してくださいね。

それ未満の人は、教育上、よろしくありませんから。(^_^;




江戸は、上方やその他の地域と違って
極端に女性の数が少なかったこともあり

女性上位の都市だったんですね。


まず、結婚は、男じゃなく
女性が切り出さない限り成立しない。


結婚しても、現代の倫理観とはほど遠く
旦那一人に縛られない。


しかも、離縁状と言われる三行半(みくだりはん)は
再婚許可証と呼ばれるべきもの。

一人残った旦那は、できそこないと隣近所から
評価され、町を出て行くしかなかったそうですよ。




「情け」がからみますが

江戸は、大変ドライなところで

男女の関係もゲーム感覚ですから、恋ではなく「色」と
呼んだんですって。


恋いこがれて、一途に人を思うと言うより


恋いに落ちた人に会いたいために
放火までする八百屋お七など、例外中の例外だったんですな。


「色事は、四十からがおもしろい」は、実際江戸で言われた
 言葉ですが、...

当然、男が言ったわけがない。

江戸の色事の主導権は、あくまで女性が握っていた。


子育てが一段落して、わずらわしいものはなし。

子孫繁栄の目的じゃなく、純粋なラブゲームを
楽しんだようです。

それも、出入りの職人や魚やのあんちゃんを
ちょいとつまみ食いってありさま。


こういう川柳があります。


  間男が 抱くと泣きやむ 気の毒さ


この間男は、どうやらよくたずねてくる
亭主の友達らしい。

泣き叫ぶ赤ん坊を、亭主ではなく
友達が抱くと泣きやむってことは、その子は
どうやら亭主の子供じゃないかも知れないって
ってこと。


亭主は、その友達が間男かどうか

気づいてないかも知れないし
気づいていても気づかないふりをしている。


もう一つ

  馬鹿亭主 うちの戸棚を 開けられず


どうやら、間男が戸棚に隠れているらしい。

でも、戸棚に男を見つけると
亭主は、何らかの決断を迫られる。

離縁をすると、女房の思うつぼ。

また、女房をとられた
ダメ亭主の烙印を押されかねない。

そう迷う亭主は、戸棚を開けられないわけ。


まっ、万が一、見つかっても
姦通罪が、あった事はあったが

間男が、お金を払って示談にする。

この示談金にも相場があって、五両~七両二分で
解決したそうです。

一両を8万円とすると、40万円~60万円になります。


今、我々の男女関係の倫理観は
どうやら、明治維新後、

キリスト教の教えが広まった事が
大きく影響しているそうです。


ところで、この話は、長屋の熊さんや八っあんの
おかみさんの話であることを、付け加えておきます。

江戸は、男女比が、2対1だったので
女性が権勢をふるえたんです。

男女同比の上方では、男がつまみ食いをしたんですわ。


来年還暦の私は、あくまでかあちゃん大事を
貫きます。(汗)

*画像は、深川江戸資料館にある(確か)船宿の居間





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.11.16 21:42:41
コメント(4) | コメントを書く
[江戸日記] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


色事は、四十からがおもしろい  
w1919taka さん
はじめまして~。楽しく拝読させていただいております。突然御質問ですが
文中に
「一両を8万円とすると・・・」と有り、
そりゃぁ、もう、坂本龍馬じゃけにーっ!
の中にも「1両は、8万円から20万円」と有ります。
江戸人は、無理をしないっ!!
の中に「今の物価からすると、1文12~15円」と有ります。
当時の1両は何文だったのですか?
単純に1両を8万円として1文を15円で計算すると5000文位ですか?
(2006.11.21 14:26:05)

Re:色事は、四十からがおもしろい(11/16)  
w1919takaさん、ありがとうございます。

江戸の貨幣制度はちょいと複雑なんです。

くわしくは、ブログで後ほど書きますね。

>単純に1両を8万円として1文を15円で計算すると5000文位ですか?

はい、ほぼ正解です。

「両、分、朱」の金や銀貨と「文」の銅貨との交換比率は毎日違っていました。

銭相場が立っていたんです。

江戸の最初では、1両=4000文(4貫文)でしたが、その後1両=6000文(4貫文)の時代が長かったそうです。

幕末には、インフレで、9000文まで跳ね上がりました。

では、ブログの記事をお楽しみにっ♪ (2006.11.25 15:24:14)

Re[1]:色事は、四十からがおもしろい(11/16)  
w1919taka さん
苦楽さん
>w1919takaさん、ありがとうございます。

>江戸の貨幣制度はちょいと複雑なんです。

>くわしくは、ブログで後ほど書きますね。

>>単純に1両を8万円として1文を15円で計算すると5000文位ですか?

>はい、ほぼ正解です。

>「両、分、朱」の金や銀貨と「文」の銅貨との交換比率は毎日違っていました。

>銭相場が立っていたんです。

>江戸の最初では、1両=4000文(4貫文)でしたが、その後1両=6000文(4貫文)の時代が長かったそうです。

>幕末には、インフレで、9000文まで跳ね上がりました。

>では、ブログの記事をお楽しみにっ♪
-----
(2006.12.01 10:45:55)

色事は、四十からがおもしろい  
w1919taka さん
ご丁寧なご回答有難うございました。
前のコメント間違えて変な所をクリックしてしまったようです。
 消し方が判りませんのでそのままで失礼します。
誠に申し訳ございません。 (2006.12.01 10:50:38)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: