す。
『福岡県内の保健所などに持ち込まれ、殺処分された犬、猫は2007年度、
1万6155匹に上り、全国ワースト1位だった。
全国最多は3年連続で、県は少しでも多くの命を救おうと、対策に乗り出すこ
とを決めた。これまで子犬に限ってきた新たな飼い主への譲渡対象を、成犬や猫
にも拡大。安易な持ち込みに歯止めをかけるため、犬と猫の引き取り手数料も新
たに徴収し、今後10年間で処分数半減を目指す。
7日、同県古賀市の県動物愛護センターに愛犬家らが集まった。月1回のペー
スで開いている子犬の譲渡会。この日の対象は生後2~3か月の7匹で、うち6
匹が事前に講習を受けた6組の家族に引き取られた。
同センターには、捨てられたり飼えなくなったりした犬、猫が、県内13か所
の保健福祉環境事務所などを通じ、運ばれてくる。
大半はその日か翌日にガス室で殺処分され、譲渡会に出るのは健康状態のよい
ごくわずか。新たな飼い主に渡るのは生後90日以下の子犬のみ年間約80匹に
とどまっている。
これを3年後には成犬も含む犬250匹、猫190匹の計440匹に増やした
い考え。現在、譲渡のため一定期間収容する施設は子犬の小動物舎(収容約10
匹)だけしかないため、新たに成犬用(同8~10匹)、猫用(同13~14匹)
を整備。しつけや世話をするボランティアのスタッフを充実させ、今秋頃の譲渡
対象拡大を目指す。
こうした施設は福岡市、北九州市などにもあり、北九州市は同じ取り組みを既
に実施。福岡市は原則として犬を譲渡対象にしている。
また、県と福岡、北九州両市は10月以降、持ち込みを有料化する方針で、成
長した犬と猫は2000円、子犬と子猫は400円になる見通し。手数料は32
都道府県が導入しているが、手数料負担を嫌がって道端などに放置する例はそれ
ほど増えていないという。県保健衛生課の高田則子係長は「飼い主に責任ある対
応を促したい」と話す。
さらに、迷い犬、迷い猫が飼い主のもとに戻る機会を増やそうと、保健福祉環
境事務所での収容期間を、現行の3日から6日に延長。「捜索支援ホームページ」
を開設し、収容場所や特徴、写真を掲載する。
同県行橋市の主婦大石美紀さん(37)は、長男晃生(こうき)君(8)、次男
晴也(はるや)君(5)とともに7日の譲渡会に参加、子犬を引き取った。「多く
の命が救われてほしい。子どもたちが大きくなったら、この子犬たちが処分され
そうだったことなどを改めて話すつもり」と話した。』
日本のこの部分の行政対応はかなり遅れているようで、皆さんも映画で見たこ
とあると思いますが、アメリカなどでは成犬や猫の里親は当たり前のように行わ
れています。犬好きの私も一時この辺のことを調べたことがあるのですが、頑と
して子犬のみという姿勢を崩さない行政が立ちはだかっているのを痛感しました。
そういう意味でも徐々に成犬や猫の扱いを新たに始めているところが増えている
のは嬉しいですねぇ。行政というのはどうもその時の担当者やその上司のやる気
次第というところがあるので、前例が増えるのは大きな力になると思います。
あと最近少しずつ進んでいるインプラント?・・チップを埋め込むことでその犬
の個体データーをいつでも専用の読みとり機で読むことができるもの・・の義務化
は、迷い犬や迷い猫・・ひいては捨て犬・捨て猫の防止に繋がると思いますので、
ぜひやって欲しいものです。このチップは注射針の中にあって、注射感覚で皮下や
筋肉無いに埋め込むことができるので、そんなに苦痛をあじあわせることも無いの
ですが・・残酷だぁ・・とか番号制反対とか・・いう輩もいて困ったものです。
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