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しばらく更新が滞ってしまいました。トンガの話の続きを…。トンガへは日本からニュージーランド(NZ)を経由し向かいます。成田ーオークランド(NZ)-ヌクアロファ(トンガ)と、オークランドでトランジットを行うわけですが、航空会社はいづれもニュージーランド航空を利用しました。ニュージーランド航空といえば、昨年、一部の航空マニアの間で話題になったのがこちら。機内で上映される、非常用設備等のガイダンスビデオです。どうして話題になったのかは、ご覧いただければ一目瞭然?素肌にボディペインティングされたユニフォームを纏ったスタッフが登場してますね。こちらは、メイキングビデオです。このビデオが流れるのは、国内線と国際線の一部。残念ながら日本路線では採用されていないようです。で、このビデオ、オークランドーヌクアロファ間の往路で上映されていました。ビデオが終ると、多くの乗客から拍手が…。面白い機内非常用設備の説明と言えば、こちらのセブパシフィック航空も負けていません。CAさんがレディ・ガガやケイティ・ペリーの歌にあわせて踊りながら実演しています。こちらも、乗客が拍手してますね。機内用非常設備の説明なんて、普通はほとんどの人が気にしないものだと思いますが、エンターテイメント性を持たせることで、しっかり見てくれるようになるんですね。日本の航空会社でも、一工夫欲しいところですが、生真面目な日本企業では難しいいでしょうね。写真は、成田ーオークランドー成田で利用したボーイング777-200のビジネスクラスです。ANAのマイルのスターアライアンス枠で利用しました。ご覧のように、座席がヘリンボーン型に配置され、オットマンと座面を繋げる事で、フルフラットベッドとして使用できます。
2010/10/06
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英BBC製作のドキュメンタリーシリーズの新作ネイチャー編である、「BBC EARTH LIFE」のBDBOXを先日購入しました。制作費35億円とEARTHシリーズ最大規模の作品で、2011年の映画化が予定されており、BDBOXでは、500分を超える全編を5枚のディスクに収められています。EPISODE3「哺乳類」では、トンガ・ババウ諸島で撮影されたザトウクジラの水中映像が収録されており、母子やヒートランなど迫力のシーンを捉えるまでのメイキング(特典映像)が興味深かったです。その他にも、さまざまな生物の驚愕のシーンが、超ハイクオリティーな圧巻の映像美で津波のように押し寄せてくる、非常に完成度の高い作品となっています。写真は、以前撮影したザトウクジラのヒートランです。ヒートランは、メスとの繁殖権を複数のオスが争う状況で、先頭を全速力で進むメスの真後ろに当たる優位置を奪い合うための戦いです。これらは2007年の写真ですが、私自身はこの年、2度撮影できたのを最後に、08年以降水中撮影はできていません。
2010/09/26
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以前、このブログでザトウクジラのシンガーについて書いたことがあります。そのときの内容は・・・ ・ザトウクジラは鳴き声を発する。 ・鳴き声は、特徴的なフレーズが繰り返されるため「ソング」と呼ばれ、 クジラが歌っているようだと、形容されている。 ・「ソング」を発するのは、繁殖海域にいる単独の雄のみで、 同じ一海域にいるクジラは同じ「ソング」を歌う。 ・「ソング」の目的は諸説あるが、 以前は求愛のためにメスに向けて発せられるとの説が有力だった。 しかし、近年の研究・観察結果から、雌に対してではなく、 雄同士の交信に用いられているとの説が支持されつつある。 ・実際2007年に、雄同士の交信に用いられていることが推察される事象を観察した。 ・雄同士の交信の目的は、ライバル同士の宣戦布告や、 逆に、雌との交尾に関して優先権を持っている雄に対しての、 共同戦線を行う呼びかけなどが考えられる。 ・・・というものでした。ところが、今回2日目に母子とエスコートを観察していたとき、間近でシンガーのソングが響き渡っていたんです。はじめは、私が観察していた母子とエスコートの3頭とは別の、単独雄が近くにいて歌っているのかと思ったのですが、この日のガイドのえみさんの話では、歌っているのはエスコートだとのことでした。ザトウクジラのシンガーについては、その対象・目的は別にして、歌い手は繁殖海域にいる単独雄ということが定説になっているようなのですが、実際は、採餌海域での観察例や、今回のように、母子に付きまとうエスコートが歌うことも観察されているそうです。それにしても、エスコートが歌う理由は何なのでしょう?やはり目の前にいる雌クジラへの求愛なのでしょうか。しかし、育児中の母クジラが、繁殖行動を受け入れる事は考えにくいと思われますし、近年の観察例を鑑みても、雌に投げかけられている可能性は低そうです。ザトウクジラと同じ鯨類であるハンドウイルカでは、雄が集団で子イルカを攻撃し、殺してしまうことが観察されています。子イルカの死亡後に、元母親との交尾の確率を高めることが理由の一つとして考えられるようですが、この事が、ザトウクジラにも当てはまるということが言えなくはないかもしれません。つまり、エスコートとして母子に付きまとっていても、雌クジラは子育てに夢中で、全く新たな繁殖に興味を示さない場合、エスコートにとって、邪魔者である子クジラを排除するために、仲間となりうる別の雄クジラを呼び集めるための行動としてソングを発することが、仮説として考えられるかもしれません。写真は、以前撮影したエスコート。このときは、母子に我々が接近することを嫌ってか?母子と私達の間に割って入るような行動をしていました。
2010/09/19
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3日目に撮影したペアのザトウクジラです。ペアといっても、オス同士なんですが…。
2010/09/14
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トンガでのクジラの水中撮影も3日目、連日、好天続きで海も穏やかな海況が続いています。この日は、ババウ諸島北西部のかなり外洋側で船を走らせていました。はじめに多数のイルカの群れが現れました。しばらくイルカを追走していましたが、少し先に大きなブローが3つ、ザトウクジラです。やがて、イルカの群れがクジラに追いつきました。ザトウクジラはイルカの群れを嫌がっている様子で、群れから離れようと、速度を上げて泳ぎ続けています。この状況で水中撮影ができれば、とてもラッキーなのですが、なかなか入水のタイミングがつかめません。そうこうしているうちに、船の後方水中に別の影が。ガイドのエミさんが、「ジンベイかもしれない」と確認のために海の入ります。エミさんから、「ジンベイッ!!」との声。そのとき撮影した写真がこちらです。大きさは、赤ちゃんクジラと大人の雄クジラの間ぐらいで6-7mほど。インド洋・西部太平洋でダイバーがよく遭遇するサイズでした。エミさんと4日間船でご一緒させていただいたA姉妹は、先週もジンベイザメに遭遇しているラッキーガールたちでした。今回の出会いは、彼女たちのおこぼれに預かった結果でしょうね。
2010/09/11
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日本からトンガに向かうにはニュージーランドのオークランドを経由します。NZ-トンガの接続がよくないため、往路復路ともに1泊が必要です。往路、成田を夕刻出発したNZ90便は翌朝8時ごろオークランドに到着します。ですので翌朝搭乗するトンガ便までの時間は、NZの観光が可能です。(もちろん、同日乗り継ぎ可能なのがベストですが・・・)ただ、入国審査や税関等に時間が取られるため実質的に観光ができるのは、10時くらいからでしょうか。オークランドとその近郊の観光地といえば、鍾乳洞やツチボタルのワイトモや間欠泉やマオリ文化のロトルアがハイライトのようなのですが、オークランドからは、朝早く出発して何とか日帰り可能な距離のようで、日本から到着したその日に向かうことは難しいようです。というわけで、オークランド観光は市内とその近郊部のみをぐるぐるしている程度なのですが、撮りためた写真をご紹介します。オークランド空港の近郊で撮影。北海道のような感じもします。8月のNZは冬。庭先にレモンがなっていました。空港からダウンタウンへ向かう途中のホテル。NZといえばやっぱりキウイですね。とりあえず、ダウンタウン(=CITY)を目指します。オークランドのランドマークと言えばこのスカイタワー。南半球で一番高い塔だそうです。早速、登ってみましょう。1階はショッピングモールのようになっています。展望台からの眺め。タワーの名物アトラクションと言えば、スカイウォークとバンジージャンプ。海には多数のヨットが風を受けています。ヨットハーバーにも、たくさんのヨット。オークランドの愛称は、「シティオブセイルズ(帆の街)」。港へ向かいましょう。街には、歴史を感じる建物が点在します。オークランドは、世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」の舞台にもなったことでも有名です。こちらは、海洋博物館前のチームニュージーランド艇の巨大なモニュメント。海洋博物館の側壁。「コビレゴンドウ」や「シロナガスクジラ」が描かれています。続いて、水族館「Kelly Tarlton Antarctic Encounter Underwater World」へ、SKYCITYから無料のシャトルが出ています。日本の「スーパー水族館」を見慣れたものからすれば、あまり見所はありませんが、看板アトラクションの南極探検隊体験はそれなりに楽しめました。このような、探検車に乗って南極大陸へ出発です!!展示されているのは、キングペンギン(大型、オレンジ色の首元)とジェンツーペンギン。(キングペンギンは南極大陸には居ないのですが、ご愛嬌ですね。)水族館をあとに、海沿いの道をミッションベイへ。ミッションベイは、海沿いの高級住宅地。美しいビーチと公園があり、食事や買い物もOKです。夕食はオークランド名物のマッスル(ムール貝)を。ライトアップされた、オークランドです。最後におまけのクジラです。2日目に撮影した母子ですが、非常に透明度の悪い海で、カメラのオートフォーカスも全く合わず、これが一番マシな写真です。
2010/09/10
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引き続き初日に撮影したザトウクジラの母子とエスコートの水中写真、縦位置で撮影したものです。
2010/09/03
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初日に出会った、ザトウクジラの母子とエスコートの水中写真です。エスコートは母子に付きまとって、次の交尾のチャンスをうかがうストーカーであると言われています。個体によって、人間に対して警戒心を抱くものいれば、逆に全く無関心なものなどもいます。警戒心の強いエスコートの場合、なかなか母子に近づかせてもらえません。しかし、幸い、このエスコートは、こちらには全く無頓着だったため、3頭へのアプローチは比較的容易でした。赤ちゃんは、こちらに興味を示している様子も伺え、もう少し、シャッターチャンスがあるかなと思っていたのですが、母親がすぐに遠くへ引き連れて行ってしまう感じで、ゆっくり撮影することはあまりかないませんでした。
2010/09/02
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今回のトンガでのクジラの撮影も、越智隆治氏とトニーウー氏のコーディネイトのもとで行えました。こちらが今回利用したゲスト3人乗りのフルーク、もう1艘プナという同タイプの船があり、どちらかに乗船しました。船足は速く小回りが利きますが、小型船なため波やうねりに弱く、少ししけるとまともに波しぶきがかかります。また、日陰になる場所もほとんど無いので、十分な日焼け対策が必要です。(2007)そして、こちらが最終日に予定外の乗船となったスパイホップ。フル-クよりも一回り大きい双胴船で、船外機2機駆なので、船足と耐波浪性のバランスがよく、屋根に登ればクジラの捜索や撮影もし易いので個人的には一番好きな船です。(2007)下の写真は、6人のゲストでチャーターするプロティウス。ご覧の通りの大型船で、(海況が整えばフルークやスパイホップでは行くことのできない)遠くの海域までの遠征が可能です。2007年に放送された、TBS世界ふしぎ発見 「トンガ ババウ諸島 クジラと一緒に泳ぐ海」のロケにも使用された船です。今回参加したゲストは12名、3隻の船に3人・3人・6人に分かれてババウ周辺のクジラを捜索します。それぞれの船にはガイドとして、越智さん・トニー・エミさんが乗船し、ほかのホエールスイムオペレータには判らない日本語での無線のやり取で、情報交換を行うことにより、クジラとの高い遭遇率を保っています。で、今回最初に遭遇したクジラたちをとりあえず1枚載せておきます。母子とエスコートです。海底が見えるぐらいの水深で3頭が休んでいるところです。
2010/08/30
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トンガへは4年続けての訪問なので、それほど目新しいことは見かけなくなったのですが、写真でトンガ行のダイジェストをUPします。トンガへはニュージーランドのオークランドを経由します。こちらはトンガへ向かうAir NZのAirbus A320トンガの主島、トンガタプ島のFUA'AMOTU INT AIRPORT。ターミナルは日本のODAで建てられたようです。(2007年撮影)国際空港ターミナル前で見かけた、トンガの喪服姿の人々。(2007)こちらは国内線のターミナル。かなり、ローカル色が濃くなりますね。(2007)毎年撮影している、DOMターミナル前の樹。トンガタプからババウに向かう国内線、Chatham PacificのConvair 580機、CV809便。尾翼にはNZのChatham Islands(チャタム諸島)がデザインされています。Convair 580の機内。カーテンはほぼ開いたままでした。なので、こんな写真も撮り放題です。Cv809便は、ha’apai諸島を経由します。ハァアパイ空港で駐機中です。ha’apai空港の滑走路。トラックが横断しています。作業用車両でしょうか?何やら、小さな点が移動していきます??ワオッ、自転車です!!どうやらこの空港の滑走路は、生活道路と交差しているらしく、滑走路として使用されるときは、一般道は踏み切りで遮断されるようです。vava’u諸島が見えてきました。ネイアフの町の前の入り江に多くのヨットが停泊しています。ババウ諸島は、いくつもの入り江が複雑に重なり合った地形をしていて、天然の良港として、世界中のヨットマンから憧れの地となっているそうです。ババウの空港ターミナル。貨物は手積み手降ろしです。ババウ諸島ネイアフの市街地から入り江を撮影。(2007)ネイアフの教会。トンガの人々は敬虔なクリスチャン。安息日である日曜日は、公共機関も含めて全てお休みとなります。「ぶた」です。トンガでは多くの家庭で豚が飼われています。お祝い事があるときに、子豚の丸焼きが振舞われるそうです。ネイアフの町では、ほとんどが放し飼いです。ネイアフのカフェからみた夕日さらに日は沈んで…こちらは、ホテルから撮影した朝焼けに染まる入り江。いよいよザトウクジラの水中撮影に出発です!!
2010/08/26
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またまたサボってしまった…。気が付けば、約2ヶ月ぶりの更新です。先日、ここ数年恒例となっている、トンガ王国ババウ諸島でのホエールスイミングから帰国しました。写真はまだ少ししか整理できていませんが、毎日ザトウクジラの水中撮影ができました。こちらは、往路のニュージーランド航空機内でずっと一緒に遊んでいたkiwi boy。so cute!!HOMEの写真、入れ替えました。
2010/08/24
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珍しくウミウシの写真を・・・、コソデウミウシです。
2010/06/27
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婚姻色を出したロウソクギンポです。普段はこんな感じです。干潮時には、干上がってしまうような浅場で暮らしているので、この魚も、一般的なダイバーには縁の薄い魚です。
2010/06/21
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今日もイケメンスズメダイを。スズメダイモドキの幼魚です。綺麗ですねー。こちらは1cmぐらいの大きさでした。青いドットが?みたいですね。同じ個体です。これくらいハイキーな方が透明感が出ますね。こちらはもう少し小さな別個体。青ドットは、小さいほうが多くて、成長とともに無くなっていくようです。
2010/06/16
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久々に魚の写真を。ネズスズメダイの幼魚です。非常に美しい魚なのですが、一般的にダイバーとは全くと言ってよいほど縁の無い魚です。なぜなら、干潮時には干上がってしまうのではないかというほどの波打ち際が彼らの住処だからです。同じような場所には、ミヤコキセンスズメダイやイチモンスズメダイなども見られますが、私の印象では、もっとも浅いところに住むスズメダイです。干潮時には深さ10cm無いような水たまりでもみかけます。幼魚は青いラインが非常に印象的ですが、多くのスズメダイと同様に成長していくにつれ、このラインは細く目立たなくなっていきます。はじめの2枚は、大潮の満潮時にリーフエッジ沖側からボートエントリーし、リーフ上を浅場に進んだところで撮影したものです。大きさは1.5-2cmぐらいだったと思います。満潮時なので水深は50cmぐらいはあるので、スキューバ装備で撮影が可能ですが、常に波による体の揺さぶられと格闘しながらの撮影となります。こちらの2枚は、干潮時にシュノーケル装備で撮影したもの。大きさは、1cmありませんでした。リーフ上にできたタイドプールにいる彼らのなかで、カメラをまともに水の中に沈められる深さが有る水たまりを探しての撮影です。波に体を揺らされることはありませんが、水深が無さ過ぎて浮力を利用できず、カメラの重量がダイレクトに負担になったり、狭い水たまりのため、カメラを動かすスペース自体が無かったりと、カメラの取り回しがほとんどできなくなるので、別のストレスがかかる撮影になります。
2010/06/13
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オリヅルエビ(学名 Neostylodactylus litoralis) です。小笠原方面で稀に観察されていた種のようですが、今年になって沖縄本島や石垣島でも発見されました。写真は、ネイチャー石垣島DSの多羅尾さんに見せていただいたものですが、ここ暫くは居付いているようなので、今がチャンスかもしれません。名前は、見た目の通り腰の部分からエビ反った外観が折鶴のようだからだと思いますが、網のように歩脚を広げてプランクトン等を捕まえて食べるようです。その特徴的な歩脚を、判り易くするために黒抜きで撮影したかったのですが、うねりの影響でエビが落ち着いてくれず動き回る(っていうか泳ぎまくる)ため、中途半端になってしまいました。
2010/06/12
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しばらくエビの写真が続いたので、少しだけ趣向を変えてカニの写真を…。ヒメサンゴガニの一種です。小指のつめの半分も無い位の大きさだったのですが、クローズアップレンズの2枚重ねでこの大きさに撮影できました。赤と青のドット模様のペディキュアに、赤と黄色と水色のファンデーションも鮮やかなおしゃれさんですね。
2010/06/09
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今日の写真は前回のゴーストボクサーシュリンプによく似たオトヒメエビの仲間、アーレイボクサーシュリンプ(学名Stenops earlei )です。ゴーストが背中に赤いラインが1本通るのに対し、アーレイはV字型に2本通ります。またゴーストが体長8-10cm程度の大型種であるのに対し、アーレイは2-3cmほどの小型種です。私自身は今回で2度目の観察となりましたが、このアーレイは私が知る限りでは、国内では石垣島でのみでしか発見されておらず、洋書の図鑑にも「extremely rare」 とある通り、かなりの稀種といえると思います。背中の緑色の部分は卵の予備軍で、成熟するにつれ腹部に運ばれていきます。尾びれはなかなか開かないのですが、こんな感じです。
2010/06/07
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引き続き沖縄本島で撮影した甲殻類を…。ゴーストボクサーシュリンプです。和名はクメジマオトヒメエビですが、名前の久米島の以外でも石垣・宮古・慶良間などでも発見されています。私自身は過去に宮古で2度見たことがあり、今回が3度目でした。おそらく一番安定的に観察できているのは宮古島だと思います。いづれのときも、大きな洞窟内の枝穴での観察でしたので、南西諸島のそのような地形が在る場所では、生息している可能性が高いのかもしれませんね。
2010/06/02
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サンゴヒメエビの1種、通称ガンダムエビと呼ばれているものです。こちらのエビも、沖縄本島でドルフィンキックさんに見せていただいた珍しい甲殻類のひとつです。ネット上で得られる情報によると、このエビが観察されているところは、沖縄本島のほか、石垣島・水納島等複数あるのですが、いづれの島でも「年に数個体見つかる」とか「数年ぶりの発見」とかいったレベルの様で、まさに幻という存在です。しかし、ドルフィンキックさんでは、「この種に絞って探せば、(1DIVE中で)50%の確率ぐらい。」と、このエビにしては驚異的な発見率のようです。もちろんドルフィンキックさんのリサーチ力の高さもあるのでしょうが、沖縄本島のこの生息ポイントが、特にこのエビにとって適応しやすい場所であるということもあるのでしょう。通称は、特徴的な触角の様子から○○ガンダムに似ているということなのでしょうが、この触角のおかげで、撮影は困難を極めます。生物の撮影は眼にピントを合わせるのが基本だと思うのですが、ふさふさの触角が邪魔になり、2枚目の写真のように眼を覆ってしまうのです。また、眼と触角が重ならない角度・タイミングを捉えられたとしても、肝心のピントがはっきりしないのです。エビやヤドカリなどの甲殻類の眼は、中心部に芯のような部分あるものが多く、いつもは、その芯を手がかりに撮影を行います。このときも、芯らしきものがファインダー内で見うけられたので、そこにピントを合わそうとしたのですが、何やら滲んでいる様な感じで、全くといっていいほど明確な芯として見出すことができないのです。このエビの撮影には、かなりの時間と枚数をかけたにもかかわらず、明確に眼の芯にピントを合わせられたと思えたものは結局ありませんでした。モヤモヤした気分を引きずったまま、浮上後、ストレージビューワーで画像を拡大確認したろ、原因が判明、なんとこのエビの眼は複眼だったのです。(トンボのように、6角形の多数の眼が合わさって一つの眼として構成されるものを複眼といいます。)さすがに、通常のマクロレンズで見出される倍率では、(少なくとも私には)このハニカム眼の一つ一つを明確にみわけることは出来ないなと納得したのでした。(1枚目の写真をトリミングしたものが4枚目です。)
2010/06/01
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沖縄本島で撮影したスベスベオトヒメエビの一種、特徴的な白い鋏足から通称ホワイトハンドやホワイトグラブなどと呼ばれている稀種です。以前、宮古島で撮影して以来2度目の出会いでした。最近、沖縄本島ではドルフィンキックさんにお世話になることが多いのですが、ガイドの白川さんは特に甲殻類に関する知識・リサーチが豊富で、たびたび、珍しい種を紹介してもらっています。
2010/05/30
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婚姻色を出したヒナギンポです。通常時は、こんな感じの体色です。この時は、シンクロコードのトラブルでストロボが発光せず、自然光で撮影しました。オリジナルは、もっと青カブリしているのですが、RAWデータの現像時にホワイトバランスを補正しました。
2010/05/29
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沖縄本島のビーチダイブポイントでタンザクハゼが観察できるところと言えば、レッドビーチが思い浮かびます。しかし、生息エリアへは気の遠くなるような横移動が必要で、また、概して透明度もよくないためか、ハゼたちが非常に敏感で近寄りにくいし、たとえ撮影距離まで詰められたとしても、1カットのシャッター音で巣穴に急行してしまう事が普通です。なので、納得いく写真が撮れない場合が多い、フォトグラファー泣かせのポイントだと思います。今日の写真のタンザクハゼは、レッドビーチとは別のビーチポイントで撮影したものです。このポイントはドルフィンキックさんとCalappaさんが開発中のオリジナルポイントなのですが、岸から泳ぐ距離もレッドビーチに比べると格段に短く、タンザクハゼのほかにも、泥ハゼ系が豊富でとても魅力的なポイントです。ドルフィンキックさんによると、透明度もよい場合が多く、実際このときも、泥場ポイントは思えない青い海が広がっていて、このタンザクハゼも3カットも撮影できたぐらいでした。
2010/05/24
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ずいぶん更新が滞ってしまいました。理由は、自宅のPCの突然死。約1年前に買ったPCの電源が全く入らなくなったのです。「これがソニータイマーの威力なのか!!」と赤い彗星も唸らずにはいられませんでした。今まで撮影した画像データは外付けHDに保存してあるので問題は無かったのですが、UPしようにもPCが動かなければできない状況。修理するにも、時間が取れなかったりで、だんだん面倒になってきたりして。結局一月半もほったらかしでした。。。久々の更新は、GWに沖縄本島で撮影したクレナイゼブラヤドカリです。現地でご一緒させていただいた甲殻類マスターのCalappaさんが見つけた超美麗超稀種です。こちらは、105mmレンズの最短で撮影し、少しトリミングしたもの。ショッキングピンクがドハデですねー。クローズアップレンズを2枚重ねして撮影。現像時に青カブリさせてみました。こんな貴重なヤドカリを見つけてくださったCalappaさん、ありがとうございました!!
2010/05/23
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アマミスズメの幼魚です。春を迎えるにつれ、顔を見せ始めるスズメダイの幼魚の中ではトップバッター的存在でしょうか?あまり複雑な泳ぎ方はしませんし、お気に入りの場所に戻ってくるときが多いので比較的撮影しやすいスズメダイ幼魚だと思います。
2010/04/06
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イッポンテグリです。沖縄本島のレッドビーチでは、成魚をよく見かけます。
2010/03/31
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ナガレモエビ属の1種、学名はHippolyte commensalis ウミアザミ類を住処とするエビです。
2010/03/28
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ミヤケベラのメスです。あまり見かけませんね。
2010/03/22
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パンダダルマハゼのペアです。以前、卵保護中のペアを撮影したことがあったのですが、今回のペアには卵らしきものは見当たりませんでした。
2010/03/17
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先週月曜日からメールサーバーの不具合があり、結果、その間の送受信ができず、8日(月)から13日(土)までのメールが消えてしまったようです。この間にいただいたメールの確認・返信ができませんことをお詫びいたします。さて、今日の写真は前回に続いて手足の長い甲殻類、クダヤギクモエビです。ニクイロクダヤギを住処とする異尾類(ヤドカリの仲間)ですが、通常はクダヤギの根元付近にいる事がほとんどなので、撮影には、この写真のように先端付近まで出てきてもらわないといけません。クモエビさんにははなはだ迷惑なことでしかないので、この場を借りてお詫びいたします。
2010/03/14
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慶良間で撮影したホシゾラワラエビです。近似種にオルトマンワラエビがいますが、分布域が分かれているようです。オルトマンが温帯域南部に生息するのに対し、ホシゾラは亜熱帯域以南のようで、国内では図鑑によると奄美大島以南となっています。確かに鹿児島本土ではオルトマンが生息し、ホシゾラを見たことはないのですが、鹿児島本土と奄美との間に点在する、三島や種・屋久、十島ではどちらの種がいるのでしょうね?
2010/03/11
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慶良間、嘉比前で撮影したヤシャハゼです。ネジリンボウ属の魚ですが、このヤシャ君だけねじれ模様ではありません。しかし、シルエットはヒレナガネジリンボウにそっくりですね。学名は Stonogobiops yasha 、インド洋に住むネジリンボウ属のドラキュラシュリンプゴビー Stonogobiops dracula に対して、顔つきも似ていることから「ヤシャ」となったようです。縦位置で青抜きを撮りたかったので、カメラを置く位置の砂を掘ってチャレンジしましたが中途半端…。片方のグリップをはずして再チャレンジせねば。こちらは、ペアです。メスのお腹が大きくなっていますね。産卵は巣穴の中で行われます。嘉比前のヤシャ君はとても人馴れしているので、105mmマクロの最短で撮れます。
2010/03/07
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沖縄の海では普通に見られるフタスジリュウキュウスズメダイですが、そこらじゅうにいるし、それほど派手な色観でもないしと、今まで撮影したことがありませんでした。しかし、撮影した写真を見てびっくり、幼魚ならでわのくりくり目と、クリアな青に染められたヒレがとても印象的な魚だったのですね。
2010/03/04
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以前、めっちゃ男前な幼魚を紹介したことのあるフタイロハナゴイですが、今日の写真は婚姻色を出したオスのディスプレーです。普段はオレンジ色をしている背部はピンク色に、藤色の腹部はパールホワイトに変色し、目の下からお腹にかけて1本のラインが走り、各鰭には赤い斑紋が浮かび上がります。そして、フタイロハナゴイの特徴である背びれの2つのボンボリ棘がアンテナのように立つのが特徴です。一般にオスのハナダイの求愛行動は、直接産卵につながらなくてもしばしば行われますが、フタイロハナゴイの場合、実際に産卵活動が行われるときにのみ求愛行動を行うそうで、観察できるチャンスは少ないようです。オスはメスの周囲を猛スピードで直線的・鋭角的に縫うように泳ぎ回り全くと言っていいほど動きを止めることがありません。おそらく30分ほど撮影する時間があったと思うのですが、シャッターを切れたのはたったの7カット。そのうちまともな写真はこの1枚のみと散々な結果となりましたが、1枚でも撮れていてよかったと思えるほどでした。
2010/02/24
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沖縄本島で撮影したクレナイヒメホンヤドカリです。以前から見たかったヤドカリで、ずっと穴の中などの暗がりを探し続けていたのですが、まったく見当違いでした。写真は、絞りを開けてストロボ光を強く当て、ハイキーで撮影したものです。こんな設定で撮ると、実際の色観とはかなり変わってしまうのですが、結構好きな撮り方です。こちらは、普通に撮ったもの。
2010/02/22
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タテジマヘビギンポです。恋の季節の真っ只中だったようで、近くにいるライバルを、互いにけん制しあうシーンをよく見かけました。この写真は、近くの大きなオスに追われて一時避難したところです。ずっとこんな所にいてくれると、ありがたいのですが、1カット撮影しただけで元の岩の上に戻ってしまいました。。。こちらは婚姻色を出した個体。普段は透明なしり鰭が真っ赤に染まっています。
2010/02/19
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石垣島で撮影したモエギハゼです。名前のとおり、モエギ色の体色に青と黄色に色とられたヒレが非常に美しいハゼで、この美しさを再現するには、やはりヒレ全開真横からの写真を抑えたいところなのですが、この魚とは相性?が悪く、納得できる写真は撮れていません。(写真もかなりトリミングしています。)数えてみたら、なんと8連敗中でした。いつになったら、めざす写真が撮れる事やら・・・。
2010/02/17
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気づけば一週間以上も更新していませんでした、反省・・・。写真はマダラハナダイ。非常にシャイな子で、少ししか撮影チャンスはありませんでした。次回は、もっといろいろ工夫して撮りたいです。
2010/02/15
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ヒナギンポです。とても可愛い顔をしていて、大好きな魚のひとつですが、いつもは、見つけて近づくと穴の中に身を隠して顔しか見せてくれません。ところがこの時は大サービス中、しばらくの間じっとしていてくれました。
2010/02/06
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コンシボリガイです。普段ほとんどウミウシには興味の無い私ですが、これほど美しく珍しいウミウシは別です。エキジット直前に見せてもらったのですが、エアー切れ寸前まで粘ってしまいました。コンシボリガイには、フチドリ部が黄色いものと青いものがあるそうで、写真のように黄色い個体はさらに珍しいそうです。背景もいい感じな画に撮影できたのですが、これにはちょっとした裏技が…比較的絞って撮った物が下なのですが、この写真だとバレバレですかね?
2010/02/02
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ホタテウミヘビです。ウミヘビと呼ばれる生物には、魚類と爬虫類がいることはダイバーの間では有名な話ですが、魚類であるホタテウミヘビは、ヘビではなく、ウナギやウツボに近い種類です。日中ダイバーがよく見かける姿は写真のように砂地に穴を掘って潜り込み、頭だけ出しているところですが、これは休息している状態のようです。そしてそんな頭のところに、よくエビがうろうろしている光景を見かけます。エビは、ホタテウミヘビに付いた寄生虫などを餌としている掃除屋さんで、左右にユラユラと揺れながら盛んに何かを食べているようです。こちらの写真は、石垣島で撮影したもの、オドリカクレエビが付いています。今まで、このようなシーンは何度か観察する機会があったのですが、なかなか撮影までにはいたらず、初めて撮った光景です。こちらはその翌週、沖縄本島で撮影したもの。今までまったく撮影できていなかったものが2週連続で撮れてしまうなんてまぁ、そんなもんでしょう。ちなみにエビはビイドロカクレエビのようです。夜行性のホタテウミヘビですが、夜になると活発に活動し、小魚や甲殻類を捕らえて食べるそうです。ところが、過去に一度だけ、日中に餌を獲っているところを見たことがあります。普段は穴の中でじっとしているはずのホタテウミヘビが、横方向に泳いでいたのです。おーっ、珍しい光景だなーと、しばらく遠めに見ていたところ、向きを上に変え、尾びれを使って砂地に潜り始めたのです。(どのようにして砂を掘っていったのか? ドリルのように回転していたのか、左右にねじりながら進んでいったのかなど、 残念ながら記憶にありません。)ある程度の深さまで掘り進んだところで、一旦穴から出た後、今度は頭を下に穴の中に入って行きました。穴の中でなにやらもぞもぞしている様子。そして再び穴から出てきた時にはその口にガーデンイールを咥えていたのです。穴を掘るときはいつも尾の方向から進むのかどうか定かではありませんが、(頭から掘り進んだところを見た人もいるようです。)めったに観察できるシーンではないと思われることを観察できる機会にめぐり合えたことは幸運でした。
2010/01/30
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先週末は伊豆海洋公園で潜ってきました。ダイビング人生初の伊豆半島でのダイビングでしたが、さすが日本におけるダイビングの聖地といわれるだけあって、魚影は濃いし、海藻類が豊富で磯焼けなども見られず、生物層豊かな海でした。今日の写真はザ・アゴアマダイです。アゴアマダイ科の魚はジョーフィッシュの愛称でダイバーの間でも非常に人気のある魚ですが、たいてい観察されているのは、カエルアマダイや、未記載種が多いためにアゴアマダイの1種とされているものがほとんどのようです。一方、この元祖アゴアマダイは、通常-100m以深に生息しているらしく、一般的なダイビングで見かけることは無い様なのですが、この個体は、なぜか浅いところ(といっても-50m台ですが…)に住処を作ってくれたおかげで、一部のダイバーの目に触れることとなったようです。それにしても、この色合い、美しいと言えるのかクレイジーと受け止めるのか紙一重ですね。詳しくは、こちらのページをごらんください。
2010/01/25
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石垣島で撮影したクジャクスズメダイです。非常に美しい魚ですが、国内の海ではなかなか発見される事のない稀種です。尾びれや背びれの先端は黄色いのですね。今回ゆっくり観察して初めて気づきました。こちらは、青抜き。水中写真らしさが出ますね。でも、写真的には下のような感じの方が好みです。
2010/01/22
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沖縄本島で撮影したパロンシュリンプです。このエビは住処としている海綿にあわせて見事な擬態をしているので、慣れない人だと一旦目を離すと、どこにいるか判らなくなってしまうほどです。ほとんど動き回ることは無いこのエビ、見つけさえすれば、写真に撮るのは容易いのですが、写真に撮っても、なんだかよく判らない画を量産してしまうことが多いです。そんな中、下の写真は、なんとかディテールが判るかなと思います。これは別の時に沖縄本島の東海岸で撮影した個体。真横からだと、ダンゴ虫みたいですね。このエビを初めて見せていただいたのは、2006年8月の石垣島、大崎ハナゴイリーフでした。この時は私もガイドさんも何というエビなのかよく判らず、(後で判ったのですが、この時点では国内での観察例は数例しかなかったようでした。)数カット撮影したのみだったのですが、やはり写真を見てもよく判らない画でしかありませんでした。その写真がこちら、黄色の枝状の海綿に擬態して黄色の体色です。これは、バリ島、ガワナハウスリーフで撮影した個体。オレンジ色の海綿に合わせた体色です。日本では稀にしか見かけないエビですが、バリ島では内湾のシルト系の砂が堆積したポイントで多く見つけることができました。
2010/01/18
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鹿児島・硫黄島のフリソデエビです。このとき一緒に潜っていた人が見つけた、岩の亀裂の中にいたペアを撮影したものです。今まで何度かフリソデエビを観察したことがありますが、いずれも転石下にいたもので、穴の中にいるフリソデエビを見たのは初めてでした。もともと穴の中にいたペアの前に、(フリソデエビの餌である)ヒトデをヒラヒラさせたところ、この写真の子が喰らい付いてきて、そのままヒトデを引っ張るとエビも引きづられて出てきたそうです。そのとき撮影したのが下の写真。フリソデエビの食性はかなり獰猛・貪欲なようで、自分の何十倍もある大きなヒトデでも、(もちろんある程度の時間はかかるでしょうが、)貪り尽くすそうです。そんな食いしん坊なエビなので、餌にひきづられて(魚たちに狙われる)危険な亀裂の外まで出てきたんでしょうね。
2010/01/16
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3連休を利用して沖縄本島で潜ってきました。写真はカンザシヤドカリ。たびたびこのブログでもご紹介している被写体ですが、毎度ワンパターンの絞りアケアケ・ハイキー撮影です。しかし、この時は冬の沖縄とは思えない快晴の元、(私的な感覚では冬の沖縄は8割以上の確率で曇天です。)外洋に面した水深3メートルのリーフの上(つまり透明度良好)での撮影だったため自然光の影響を多く取り入れたシャッタースピード設定で撮りました。ほぼねらい通りの、鮮やかな青が出てくれたのでニンマリの写真です。
2010/01/13
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珍しく、本日2度目の更新です。写真は学名Navigobius dewa標準和名はおそらく「モモイロカグヤハゼ」となるであろう新属新種の魚です。以前から何度かこのブログでもご紹介してきた魚ですが、南日本新聞に記事が掲載されたようですので和名も書きました。詳しい内容は上記のリンク先でご確認いただければよいかと思いますが、我が師匠(と勝手に思い込んでいる)出羽さんの名が学名に冠された記念すべき魚です。着底すると結構ヒレをを広げてくれるのですが、泳いでいるときは全くといっていいほど閉じたままです。ただ、この魚は低層をビュンビュン泳ぎ回っている魚なので、泳いでいる状況で、ヒレが全開の写真を撮影することが目標です。それならばと、半ばやけくそ気味に寄れるだけよって絞り開放ハイキーで撮影したもの。こちらは幼魚、成長に伴って体色が濃くはっきりしてきます。
2010/01/11
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エボシカクレエビの一種です。洋書の図鑑、CRUSTACEA GUIDE OF THE WORLD のP195に掲載されているDasycaris symbiotes と思われます。このエビをこのエビを初めて見せていただいたのは、2008年正月の石垣島大崎ハナゴイリーフでした。この時は、別の被写体(オレンジコンビクトゴビー)の撮影に時間をとられ、減圧時間を気にしながら数カット撮影できたのみ、後ろ髪を引かれる想いで浮上したことを覚えています。この正月に大崎ハナゴイリーフで撮影したもの。白地(無色地?)に赤いラインが美しい珍しいタイプです。これは、2008年に初めて撮影したときのもの、この色彩タイプのものが一般的だと思われます。こちらは、バリ島のダイビングポイントPJの近くのドロドロポイントで撮影したもの。このエビの分布の中心はどうやら東南アジア方面のようで、日本近海は分布域の縁にあたるようです。日本では非常に稀な種ですが、バリではごく普通に観察できました。
2010/01/11
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オレンジコンビクトゴビーです。一昨年あたりから、和歌山や高知で散見されるようになってきたようですが、分布の中心は東南アジアと思われるため、日本の海ではなかなか出会う機会がない魚です。しかし、石垣島ではここ数年すっかりレギュラー化していているようです。この写真の個体は、そんな石垣のオレンジ君の中でも間違いなく「世界一寄れる」ハゼ君で、105mmレンズ+クローズアップレンズUCL-165M67で最短撮影したものです。いつまで居てくれるかわかりませんが、今のうちにネイチャー石垣島DSさんでお願いすれば、撮影可能だと思います。こちらはさらに1枚UCL330を追加して最短撮影したものです。
2010/01/06
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あけましておめでとうございます。皆様、今年もよろしくお願いします。年末年始は、石垣島で過ごしていましたが、寒暖の差が激しく、風邪を引いてしまいました。。。新年1枚目の写真は、アカメハゼです。ちょうど、いい具合に3匹が並んでいてくれるところを撮影しました。1年のスタートラインに並んでいる、アカメ3連星です。
2010/01/04
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