軽く一回り年の違う友達。仮に彼女を“かすみちゃん”と呼ぼう。現在かすみちゃんは某州立大学のMusic majorでピアノを勉強としている。日本のビジュアル系バンドが好きで食べる事が好きで友達と語り合う事が好きだとゆー、一見、 お悩み知らずな親のすねかじり大学生 そのもの。駄菓子菓子、アメリカの大学 甘くない Music majorともなると、言葉云々よりも感性が大事とされる。時に微妙なニュアンスでしくじる事もしばしば。少し前、その“ニュアンス”を先生に理解してもらえず壁にぶち当たった1人のニッポン男児留学生は、 何かに取り憑かれたよーにひたすらA minorを弾き続けていたらしい・・・ コワい・・・某州立大学Music majorの語りぐさになるんではなかろーか・・・。
セメスターも残すところわずか1ヶ月となった今、かすみちゃん凹んでいる。詳しくは言わないが、そして、詳しく言わない代わりにかすみちゃんは鍵盤を叩く。でもこの前ぼそっと言った。
あー辛い・・・
“辛い”ってゆー漢字、
もう少しで“幸せ”になれそう・・・
あぁ、ホントだねかすみちゃん。
いい感性してるじゃん。
開眼の思いでその言葉を聞きました。
3月末からやらねばいけない事があり、そしてそれをことごとく打ちのめされている私は、誰も見てないところで、誰も聞いてないところで 「辛い・・・」 とぼやいていたのだ。でもすみちゃんのなんの気無しに言った (多分なんの気無し笑) 言葉で、調子良く享楽的且つ楽天的な考えに至るんである。 “辛”いって事は、もう少しで“幸”せになるんだ 、と。
実はかすみちゃんのピアノをまだ聴いた事は無いんだが、きっとステキなピアノを弾くに違いない。
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