発音はなぜ大事?


  英語の学習法の流行にあまり敏感でない私ですら、発音が大事らしい、と
  思うようになったぐらいですから…(^^;

    英語の学習法のノウハウって、多すぎると思いませんか?
    いちいち目を通して、手をつけていたら、実際に勉強する時間がなくなってしまいます。
    なので、私は、新しい学習法が流行っても、基本的にはあまり
    見ないことにしています。(見ても参考にするだけ)

    学習法には「相性」がありますので、自分と相性の悪い学習法に手を染めても
    効果がないばかりか、ストレスになりかねません。
    自分の勉強法は、自分で作り上げていくしかないと思ってます。

    でも、自分が「ここが弱いな~」「ここを何とかしたいな~」と思っている
    時に、ぴったりの学習法に出会うと、とことんそれをやります。
    今回は、発音が、ちょうど今の私の壁に答えを出してくれそうな気がしています。


  なぜ、発音が重要なのか、というと、「発音できない音は聞こえない」
  かららしいです。

  でも、私は(自分で言うのもなんですが)、発音できない音も、だいたい
  聞こえている自信がありました。
  リスニングで聞き取れない場合でも、「音は聞こえる」けど、「意味を
  知らない」もしくは「英語の処理スピードが追いつかない」から、
  聞き取れない、と感じていたのです。

  以下は私なりの解釈ですが、発音ができていなくても、英語が聞き取れる
  場合はありますが、それは、これまでの勉強で、耳で覚えた音のストックが
  増えているからだと思います。

  この「耳で覚えた音」は、Uda先生の言われる「カタカナ発音」とは違い、
  一見(一聞?)英語らしい音なので、本人は、症状を自覚しづらいですが
  やっぱり英語そのものの音ではありません。

  この状態では、文脈から意味を類推しながら、覚えた音のストックを
  拾い出してきて聞くので、「あ、今『beat the dog』って言ったな」と
  思った瞬間、もう自己流の「beat the dog」に音が変換されています。
  言ってみれば、音を聞いているのではなく、意味を聞いている、
  耳ではなく頭で聞いている状態です。

  これは、慣れてくると、ものすごいスピードで行われるので、自分でも
  英語の音を自分の音に変換していることに気づきません。
  まして、変換している音が「一見英語らしい音」の場合、カタカナ英語は
  卒業できている、そして「聞き取れている」と思っています。

  でも、実際には、自分の音に書き換えながら聞いているのです。
  発音できないうちは、その音は自分の音ではないからです。

  それは、リーディングでいうと、
いちいち和訳しながら英語を読み進んでいる ようなもので、
  訓練次第で、そのプロセスをスピードアップさせることはできますが、
  英語を英語のまま聞くことに比べれば、余分なエネルギーを使いますし、
  何より、文脈を離れてある一文や一語を切り取って聞かされた時、
  何を言っているのか分かりません。

    トレーニング中、映画のほんの一言のセリフを聞かされ、「そっくり真似る」
    というのをやりましたが、簡単な文なのに、最初は何と言っているのか、
    聞き取れませんでした


  英語をマスターするには、「英語を英語のまま理解する」のが大切だと
  ほとんどの人は知っています。(私もずーっとそう思ってきました)
  でも、発音トレーニングを受けてから感じてるのですが、今までの私は、
  それを、英語を読む時や、聞こえてきた英語を理解する時にだけ
  あてはめていたようです。

  ところが、本当は「音を聞く」段階から、英語は英語のまま聞かなくては
  いけないようなのです。

  自分が発音できない音は、どうしても「自分の音」で聞いています。
  発音できないけれど聞ける音は、いくら「一見、英語らしい音」でも
  これは「英語の音」ではありません。

    こんな経験はないでしょうか?
    ニュースやドラマを見ている(聞いている)ところを想像してみてください。
    聞きながら、なめらかに理解しています。
    英語を聞いている、と意識することすらありません。
    「あ~、私も英語ができるようになったなぁ」と満足感さえ覚えます。
    ところが、中にたった一語、聞き覚えのない単語が聞こえてきました。
    「ん?」
    その一瞬、英語モードが日本語での意味を探す作業に中断されています。

    多読をやるようになって感じているのですが、たくさん読んでいると、ノッている時は、
    知らない単語が出てきても、ずんずん飛ばして読めるようになります。
    日本語でも、日本人だからといっても知らない言葉もあれば、流行語などで
    新しく世に出回る言葉もあり、すべてを網羅することはできません。
    でも、知らない言葉がでてきても、母国語の場合、スムーズに処理して
    実際の運用の中で語彙を増やしています。
    外国語をこれと同じように聞けるようにするには、やはり、音を自分のものにする
    必要があるのかもしれない、と思います。



  これまで、発音は、自分が言っていることが相手に通じるためだけに必要、
  と思っていましたが、そうではなく、英語を英語のまま理解し、
  英語で発想するために必要だ、ということが分かりました。

  ちなみに、Uda先生の言われる「英語の音」というのは、一つの発音記号に
  一つの音が対応しているワケではないのです。

  詳しくは後述したいと思いますが、イギリスとアメリカで発音が違うような
  音でも、その音を「英語の音」たらしめている要素があり、それをマスター
  すると、「英語の音」が聞こえてくるようになるのです。

  私もまだ練習中で、マスターしたわけではないのですが、
  個々の音の本質ともいえるべきそれらの要素さえ身につければ、
  発音マスターはそんなに難しいものじゃないような気がしています。

つづきはこちら


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