゚・*:.。. .。.:*・゜人生は上々だ゚・*:.。. .。.:*・゜

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soine

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Mar 21, 2026
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テーマ: 読書日記(1991)
カテゴリ: 読書記録
日常の中で、ふと感じる閉塞感。 まるで空気が薄くなったような、逃げ場のない感覚。 そんな息が詰まるような場所にいるとき、人は何を支えにできるのか。 この読書時間は、その問いに静かに寄り添ってくれるものでした。タワマンの人間模様を描いた柚木麻子さんの「息が詰まるような場所」を読みました。
この作品が印象的なのは、登場人物それぞれが抱える「ない物ねだり」が交差していく点です。 誰かが持っているものを羨み、自分にないものに苦しみながら、それでも今いる場所から抜け出せない。 そのすれ違いが重なり合うことで、物語全体にじわじわとした息苦しさが生まれています。
ページをめくるたびに、言葉が少しずつ心に入り込んでくる感覚がありました。 劇的に何かが変わるわけではないけれど、確実に自分の中の空気が入れ替わっていくような、不思議な手応えがあります。
特に印象的だったのは、苦しさや不自由さを無理に否定しないところです。 むしろ、その息苦しさの中にある感情を丁寧にすくい上げていく描写が、読んでいる自分自身の気持ちと重なっていきました。
読後には、大きな解放感というよりも、 「もう少しここでやっていけるかもしれない」 そんな小さな余白が心に残ります。





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Last updated  Mar 30, 2026 05:49:23 PM
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