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2005/01/11
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テーマ: 風邪。(920)
カテゴリ: カテゴリ未分類

norikoランドの日記好きな歌詞書いています


ので書いてみました。皆さんも気をつけて下さいね。


●ノロウイルス」ってどんなウイルス?●

1968年に米国のオハイオ州ノーウォークという町の小学校
で集団発生した急性胃腸炎の患者のふん便からウイルスが検出
され、発見された土地の名前を冠してノーウォークウイルスと
呼ばれました。1972年に電子顕微鏡下でその形態が明らか
にされ、このウイルスがウイルスの中でも小さく、球形をして
いたことから「小型球形ウイルス」の一種と考えられました。

その後、非細菌性急性胃腸炎の患者からノーウォークウイルス
に似た小型球形ウイルスが次々と発見されたため、一時的に
ノーウォークウイルスあるいはノーウォーク様ウイルス、ある
いはこれらを総称して「小型球形ウイルス」と呼称していました

ウイルスの遺伝子が詳しく調べられると、非細菌性急性胃腸炎
をおこす「小型球形ウイルス」には2種類あり、そのほとんど
はいままでノーウォーク様ウイルスと呼ばれていたウイルスで
あることが判明し、2002年8月、国際ウイルス学会で正式
に「ノロウイルス」と命名されました。

もうひとつは「サポウイルス」と呼ぶことになりました。
ノロウイルスは、表面をカップ状の窪みをもつ構造蛋白で
覆われ、内部にプラス1本鎖RNAを遺伝子として持って
います。ノロウイルスには多くの遺伝子の型があること、
また、培養した細胞でウイルスを増やすことができないこと
から、ウイルスを分離して特定する事が困難です。

特に食品中に含まれるウイルスを検出することが難しく
食中毒の原因究明や感染経路の特定を難しいものとしています

●ノロウイルスはどうやって感染するか?●

このウイルスの感染経路はほとんどが経口感染で、次のような
感染様式があると考えられています。汚染されていた貝類を、
生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合、食品取扱者
(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、
家庭で調理を行う者などが含まれます。)が感染しており、
その者を介して汚染した食品を食べた場合、患者のふん便や
吐ぶつから二次感染した場合、また、家庭や共同生活施設など
ヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ直接
感染するケースもあるといわれています。

●どんな時期にノロウイルス食中毒は発生しやすいか?●

我が国における月別の発生状況をみると、一年を通して発生
はみられますが11月くらいから発生件数は増加しはじめ、
1~2月が発生のピークになる傾向があります

●ノロウイルスに感染するとどんな症状になるのか?●

潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、
主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です
通常、これら症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症も
ありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪の
ような症状の場合もあります。

●発症した場合の治療法はありますか?●

現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。
このため、通常、脱水症状がひどい場合に輸液を行うなどの
対症療法が行われます。

●診断のためにどんな検査をするのですか?●

このウイルスによる病気かどうか臨床症状からだけでは特定
できません。ウイルス学的に診断されます。通常、患者のふん
便や吐ぶつを用いて、電子顕微鏡法や、RT-PCR法など
の遺伝子を検出する方法でウイルスの検出を行い、診断します
ふん便には通常大量のウイルスが排泄されるので、比較的容易
にウイルスを検出することができます。

●生カキが食中毒の原因として多いと聞いたが本当か?●

このウイルスによる食中毒の原因食品として生カキ等の二枚貝
あるいは、これらを使用した食品や献立にこれらを含む食事が
大半を占めています。カキなどの二枚貝は大量の海水を取り
込み、プランクトンなどのエサを体内に残し、出水管から排水
していますが、海水中のウイルスも同様のメカニズムで取り
込まれ体内で濃縮されます。いろいろな二枚貝でこのような
ウイルスの濃縮が起こっていると思われますが、われわれが
二枚貝を生で食べるのは、主に冬場のカキに限られます。
このため、冬季にこのウイルスによるカキの食中毒の発生が
多いと考えられます。

●カキを調理する際、どのようなことに注意すればよいか?●

このウイルスは、主にカキの内臓特に中腸腺と呼ばれる黒褐色
をした部分に存在しているので、表面を洗うだけではウイルス
の多くは除去できません。また、カキを殻から出す時あるいは
洗う時には、まな板等の調理器具を汚染することがあるので、
専用の調理器具を用意するか、カキの処理に使用したまな板
等は、よく水洗あるいは熱湯消毒等を行った後、他の食材の
調理に使用することなどにより、他の食材への二次汚染を防止
することが重要です。さらに、カキを調理したあとは手指も
よく洗浄、消毒してください。

●「生食用カキ」と「加熱加工用カキ」●

生食用カキについては、その消費形態から、より高い安全性が
必要であることから、食品衛生法第7条第1項に規定に基づき、
食品、添加物等の規格基準(昭和34年12月28日厚生省告
示第370号)において、微生物に関する成分規格、採取する
海域や加工処理の衛生要件等に関する加工基準、保存温度等の
保存基準が定められており、これら規格基準に適合したもの
だけが「生食用カキ」として市場に流通し、それ以外は「加熱
加工用カキ」として流通します。このように「加熱加工用カキ」は、生食することを想定した処理をしていませんので、新鮮な
ものでも絶対に生食しないで下さい。また、十分に加熱して
喫食するようにして下さい。

●カキ以外にどんな食品が原因となっているか?●

カキ以外にもウチムラサキ貝(大アサリ)、シジミ、ハマグリ
等の二枚貝が食中毒の原因食品となっています。また、カキや
二枚貝を含まない食品を原因する食中毒も発生しています。
これらは、感染した食品取扱者を介して食品が汚染されたこと
が原因と考えられます。

●食品中のウイルスを失活化するためには、加熱処理が有効●

ノロウイルスの失活化の温度と時間については、現時点において
このウイルスを培養細胞で増やす手法が確立していないため、
正確な数値はありませんが、同じようなウイルスから推定する
と、食品の中心温度85℃以上で1分間以上の加熱を行えば、
感染性はなくなるとされています。

加熱前と加熱(85℃1分)後のカキの状態、85℃1分
の加熱により、カキの内臓部分は完全に凝固します。

●手洗いはどのようにすればいいのか?●

食品取扱者は常に爪を短く切って、指輪等をはずし、石けんを
十分泡立て、ブラシなどを使用して手指を洗浄します。すすぎ
は温水による流水で十分に行います。石けん自体にはノロウイ
ルスを直接失活化する効果はありませんが、手の脂肪等の汚れ
を落とすことにより、ウイルスを手指から剥がれやすくする
効果があります。

●調理台や調理器具はどのように殺菌したらいいのか?●

ノロウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり
効果がありません。ノロウイルスを完全に失活化する方法には、
次亜塩素酸ナトリウム、加熱があります。調理器具等は洗剤
などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素
濃度200ppm)で浸すように拭くことでウイルスを失活化できます。また、まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。

●患者のふん便や吐ぶつを処理する際に注意すること●

ノロウイルスが感染・増殖する部位は小腸と考えられています
したがって、嘔吐症状が強いときには、小腸の内容物とともに
ウイルスが逆流して、吐ぶつとともに排泄されます。このため、
ふん便と同様に吐ぶつ中にも大量のウイルスが存在し感染源と
なりうるので、その処理には十分注意する必要があります。
患者の吐ぶつやふん便を処理するときには、使い捨てのマスク
と手袋を着用し汚物中のウイルスが飛び散らないように、ふん
便、吐ぶつをペーパータオル等で静かに拭き取ります。おむつ
等は、できる限り揺らさないように取り扱います。ふん便や
吐ぶつが付着した床等は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で浸すように拭き取ります。拭き取りに使用した
ペーパータオル等は、次亜塩素酸ナトリウムを希釈したもの
(塩素濃度約1000ppm)に5~10分間つけた後、処分します。

また、ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、これが
口に入って感染することがあるので、吐ぶつやふん便は乾燥
させないことが感染防止に重要でです。11月頃から1月の
間に、乳幼児の間でノロウイルスによる急性胃腸炎が流行
します。この時期の乳幼児の下痢便および吐ぶつには、ノロ
ウイルスが大量に含まれていることがありますので、おむつ
等の取扱いには十分注意しましょう。

●食品取扱者の衛生管理で注意すべき点はどこか?●

ノロウイルスによる食中毒では、患者のふん便や吐ぶつがヒト
を介して食品を汚染したために発生したという事例も少なく
ありません。ノロウイルスは少ないウイルス量で感染するので、
ごくわずかなふん便や吐ぶつが付着した食品でも多くのヒトを
発症させるとされています。下痢やおう吐等の症状がある方は、
食品を直接取り扱う作業をさせなようにすべきです。また、
このウイルスは下痢等の症状がなくなっても、通常では1週間
程度長いときには1ヶ月程度ウイルスの排泄が続くことがある
ので、症状が改善した後も、しばらくの間は直接食品を取り
扱う作業をさせないようにすべきです。さらに、このウイルス
は感染していても症状を示さない不顕性感染も認められている
ことから、食品取扱者は、その生活環境においてノロウイルス
に感染しないような自覚を持つことが重要です。

たとえば、家庭の中に小児や介護を要する高齢者がおり、下痢
嘔吐等の症状を呈している場合は、その汚物処理を含め、トイレ
風呂等を衛生的に保つ工夫が求められます。また、常日頃から
手洗いを徹底するとともに食品に直接触れる際には「使い捨て
の手袋」を着用するなどの注意が必要です。調理施設等の責任者(営業者、食品衛生責任者等)は、外部からの汚染を防ぐため
に客用とは別に従事者専用のトイレを設置したり、調理従事者
間の相互汚染を防止するためにまかない食の衛生的な調理、
ドアのノブ等の手指の触れる場所等の洗浄・消毒等の対策を
取ることが適当です。

★最後まで読んでいただいた方ありがとうございます★







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最終更新日  2005/01/11 07:59:41 PM


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