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数日前、海沿いの町に住む友達から小包が届いた。 中身はウールのルームシューズ。 Mのサイズ表示に、息をのむ。入るんだろうな そおっと足を入れてみる。温い、ぬくい 夜、本読んだりタブレットを眺めたりするときにはいている そして本日、またレターパックが届いた。 ん? これはもしや、ひねもすのたり牧場でブームの… ネックウォーマー! これまた、なんちゅうかわいい色合いをセレクトしてくれたんだ。 添えられた手紙を見て仰天。 子供のセーターで作りました え? ネックウォーマーって、ご家庭で作れちゃうの? (手作り不得手なひとの感想) そおっと、頭をくぐらしてみる。 はい、入った~✌ 暖かい~✴ 身体を気遣ってくれるひとがいるって、うれしい😌🌸💕 ありがとー❗ ヘビロテで使わせていただきます🍴🙏
January 31, 2018
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今朝、牛舎に入ると気温はマイナス3.6度。 窓には素敵なアートが。 毎年この時期、こんな窓を見るたび思う。 自然の造形の不思議、完成度 だけど一番冷えるのは、これから一時間半後くらい。 夜明け前です。 日が昇ると少しずつ融けてくるけど、なかにはこんな窓も。 融けてきている。 牛にごはん🍚、牧草とかやりはじめると、牛の体温があがり、息づかいで牛舎のなかも暖まってくるのです。 正直、牛がいなかったら外気とほぼ変わらない… 牛の吐息は氷も融かす
January 25, 2018
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およそ1年ぶりに帰ってまいりました 今年は、今年こそよろしくお願いいたします またいつ姿をくらますか分かりませんが 当牧場付近は、昨年の11月に降った雪がそのまま根雪となり、路面はずっと圧雪凍結。例年より積雪量は少ないものの、ほぼ毎日、真冬日です。 今日も雪。 寒すぎて、降るというより無数の白い羽虫が舞っているようです。 ひねもすのたり牧場、この冬のトレンドはこれ ネックウォーマーです 寒いときは首を暖めるといい、と言いますでしょ🎵 うちの子牛らにもしてみてます。 牛舎のなかもマイナスの気温だったりするけれど、元気。 けっこういいかも。 寒さはまだまだ続きそう🌁⛄🌁 皆さま、くれぐれもご自愛のほど
January 24, 2018
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うちの愛娘、黒毛和種のつばめ(♀)が、本日岐阜にお嫁入りしました。つばめはちょっとやんちゃだけど、ガラスのハートの持ち主。今朝ももりもり乾牧草を食べて、家畜市場でも余裕の反芻途中までは落ち着いてましたが、やがて飽きて啼くやら、隣の牛を頭つくやら。両隣の牛の飼い主さんのヤッケやら軍手やら、なめてみたりでもそこは、同じ牛を飼う人ら。笑顔で、つばめの頭をなでてくれました。家畜運搬車に揺られて向かう岐阜には、先輩牛のひめが二か月前に行ってます。同じ牧場とは限らないけど、つばめもあちらでかわいがられてほしいです。願わくば、たくさん子を生して穏やかに生きてってほしいです
March 15, 2017
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とはいっても、ひねもすのたり牧場はまだまだ雪のなかですが。咲いたのは、私の高校時代からの友人ふたりの子供たち。ひとりは沿岸部に住むKちゃんちの子。まだ、ちいちゃい。彼女の子らは、しばしば新聞に載る。それこそ、花がぱあっと咲いたような顔でおさまっている。カメラを意識……なんてこともなさげ。ただ、その目の前にある「興味の的」に素直に向けられた笑顔。ぽおんと、まっすぐほうられたボールみたいな。見てるほうも、思わずつられて頬がゆるむ。もう一人は、県南に住むAちゃんの娘さん。このほどめでたく、第一志望の大学に合格した。どんな子にもいろいろな悩みやつらい経験はあるだろう。彼女もまた、もがき、ぶつかりしながら、本当にやりたいことを見つけ、短い時間のなかで、真剣に取り組み、向き合った結果、つかみとった。努力は、いつも報われるとも、すぐに結果が出るというものでもない。心は、一生懸命伝えても、常に受け止められるわけではない。でも……、あきらめずに、時間がかかってもがんばった先に、自分に「うん」と頷ける瞬間は、確かに待っている。海沿いのまちで、内陸のまちで、それぞれ咲いたさくら。ひねもすのたり牧場のシバレも、ゆっくり融かしてくれそうだ。
March 14, 2017
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本日、牛の寝床のマットの新調工事を行った。業者さん3人と、牛の移動をお願いしたヘルパーさん2人、それに牧場主と私。午前9時からスタートして午後4時までで、ほぼ半分。26頭分のマットを敷いた。牛の寝床のマット、牛床マット(ぎゅうしょうマット)は、大きくて重い。130×180センチ、ゴム製で、重さは大人の男性3人がかりでようやく持って移動するくらい。それを敷き詰めていく。牛の寝床にはストールといって、一頭ずつの仕切りがあるので、そこをよけるように工作し、動かないようにビスで固定する。かなり時間と労力がかかる仕事である。何枚か敷いたところで、触ってみた。細かな波状のギザギザがびっしり入っている。そして、ところどころに、縦の二重線がはいる。牛の蹄がひっかかって、滑らず、しっかり立てるようになっている。上にのぼって歩いてみると、しとっと足に吸い付くような感触。まだゴムも新しく、適度な硬さも厚みもあるため、緩衝材としてもかなりよい。やっぱり、新しくしてよかったと実感した。昨年の春、「今年の10月くらいに入れてほしい」と、業者さんに依頼してほぼ一年。さかのぼって、牧場主が地元の組合にマットを入れたい旨を相談してから三年。さらにさかのぼって、今の牛舎にきて、マットを新調したいと牧場主に提案してから十五年。ようやくマットを新しくできた。牛は毎日、乳を出す。もしくは、そのための準備をしている。休みなく働いている。せめて、健全な環境のもとで生かしてやらいで、なんとする。マットを全頭分入れると、軽乗用車の新車を買えるような金額。だが、毎日のもの、と思うと高くはない。牛が気持ちよく、脚や体への負担が少なくなるなら、安いもんだ。どこの世界もそうかもしれないけれど、うちの業界は、「見えるところ」に金をかけたがる。家一軒建てられるほどもするトラクタ―。高級国産車が買えるくらいの作業機。それらは外で使うので、みせて歩ける。もちろん、それらも使うし、大事だけどね。敷いたマットはすぐに牛に踏まれ、糞尿がつき、シーツがわりのかんなくずに埋もれて見えなくなる。だけどその上の牛たちの立ち姿は、脚や背筋がすっくとのびて、見違えるようだ。
February 14, 2017
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先月の末から週末はお芝居を観に行っている。1月29日は、奥州市民文士劇「石川五右衛門」一週あけて、昨日は雫石町民劇場「葛根田川の夕焼け」さらに19日は二戸市民文士劇「相馬大作」3月4日は(あ、土曜日だけど)劇団盛岡市民「2011 あの年の盛岡」を観る予定。昨日は正直、行くのを迷った。だって、申告もまだやることいっぱいだし。今週は、義母の病院、美容院。牛の寝床に敷くマットを全頭分新調。(牛を移動しながら敷きます)目白押しなんだもの。さらに、大掛かりな調べものも抱えているだが、牧場主曰く「だからこそ、頭を空っぽにするために観てこい」と。それでお言葉に甘えた。いい癖だかわるい癖だか微妙なところだが、構成とかセリフまわしとか、時代考証とか自然と気にしてしまう。やな客だねこれは楽しめているというのだろうか? とも思うが、少なくとも何かしら参考にはなる。前は、なんでもしゃにむに、がむしゃらにやるほうだったが、今は無理もきかないので、頭も身体も休ませる時間をつくるようにしている。今日は義母の病院パート1を午前中にすませた。最近リウマチがひどくなり、人工関節を入れた腕が腫れて服の袖を通すのがきついというので、洋服の買い物にもつきあった。そこまでで昼過ぎ。午後はいくらか事務仕事をして、あとはのんびりした。明日からは怒涛の「牛移動」ストレッチなどして、早めに休もう
February 13, 2017
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最近、感動したもの。ハマの番長、三浦大輔のリーゼントの美しさ。正直、今までリーゼントに関心を寄せたこともなく、男の髪型に興味もなかった。なんなら、男は顔から上にのぼってついでに洗えるくらいの髪でいい、と思ってる類なので。けど、先日テレビで目にした番長のリーゼントはきれいかった~形とかツヤもさることながら、いいとき、わるいときを越えてきた時間の積み重ねがさらに美しくみせている感じがした。ずっと一線でチームをけん引してきたときも、二軍落ちして、もくもくとストレッチや基礎練習を一人こなしていたときも、きっちり野球と向き合ってきた。生き方は、姿に出るんだなあ、とつくづく思った。以前、何かの番組で「漫才師さんの上手い、下手は、二人並んで舞台に立ったときの立ち姿の美しさで分かる」と言っていた人がいた。なるほど、まさに!笑いにきっちり向き合っている、その姿勢が美しく見せるし、たくさんの笑顔を生むのだろう。私は東北びいきもあるかもしれないが、サンドイッチマンが好きだ。ラジオやテレビでは、ネタを募って自分たちでコントをやってみせたり、視聴者ともうまいぐあいにからむ。もちろん、舞台に二人並んで立つ姿は、美しいなと思う。私も、「もくもくと除糞する姿がきれいね」「喜劇のネタを考えてる横顔が美しいね」なんて、いわれるようになりたいものだ
February 7, 2017
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先日の、義母と義姉の会話。母:「お前がこのまえもってきたカレー、ケチャップが入ってるのか?」娘:「は? 入ってねーよ。あれはねえ、ソースにハヤシライスが入ってるの」母:「カレーは?」娘:「だからあ、ソースとハヤシライス!」母:「お前の家では、あれがカレーか?」娘:「ちがう、ちがう! うちはインドカレーとゴールデンカレーをまぜるの」母:「……?」それは、カレーではないのでは? と思いつつ、真ん中で茶をすする嫁(私)もっと前。スーパーのカレーパンを一口食べた牧場主のもらした言葉。牧場主:「カレーパンって、アジフライの味、するな」私:「え? エキスとか入ってんの?」(原材料のシールを熟読する牧場主)牧場主:「ん? いや、ねえな」私:「アジフライの油で、カレーパン揚げたんじゃないの?」牧場主:「えー! アジフライの味しかしねえよ。なんか、ショック」カレーの具の味しないんじゃ、カレーでもないのでは? 差し出されたカレーパンのにおいを嗅ぐ。アジフライである。カレーは大好きだ。こだわりは特にない。たまに、レトルトのご当地カレーとか、変わったのを食べてみるのが、マイブーム。だが、ときどき無性に食べたくなるのは、母が作ってくれたカレー。バターで、たまねぎとにんにくを飴色になるまで炒めるやつ。じっくり時間をかけて、ことこと煮込んでくれたやつあれからしたら、どれもこれも、(それ、カレーなのか?)と思わなくもないそう思える味があって、記憶があって、幸せだと思う
February 4, 2017
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先月の29日、奥州市民文士劇に行った。いつものとおり、Aちゃんにチケットを手配してもらって、二人で観た。今回の演目は『石川五右衛門~あっぱれ天下の大泥棒、太閤様に物申す~』歌舞伎さながらの演出あり、一般的に言われている五右衛門と、こういう解釈もありか、という部分あり、楽しめたそのあとは、ちょっと遅い昼食を食べながら、つかの間のおしゃべり。お互いの仕事、家庭、体調、等々……、二時間ほどしゃべりっぱなし。そして、夕方の仕事にすべりこみ、いつもの日常へ戻った。いつもの日常プラス1。確定申告が近づき、計算、入力、見直しの毎日である。この時期は毎年、こんな感じの日々になり、牛の仕事 > 申告 > 家事 あと寝る、の繰り返しだ。牧場主の市の除雪の仕事で、目が覚める時間も、仕事の量もイレギュラーになりがちなので、あんまし無理しないことにしている。けれど、そうなると、自分のやりたいことをねじ込めなくなる。ほんとはこれを打つなら、申告を進めたほうがいいかもしれないが、それ一色になるのも面白くないので、今日は書いてみる。昼過ぎあたりからもさもさ降って、積もって、ぴたっと止んだ雪を、牧場主がホイールローダーでがんがんどけている。昼ごはんが16:00だったので、夕食はいらないような腹の具合で、こうして、ブログを書くにもちょうどいい。午前中から、修繕費をどんどん入力していく(まーしかし、よくこれほど壊れるもんだな、車も機械も)このためにだけ、働いているような気持ちになってくる。つづいて、接待交際費昨年のお別れ、お祝い、おつきあいの流れが見えてきて、いろんなことを思い出す。しみじみしながらやってるので、なかなか進まないしばらくはこういう毎日。記事もかわりばえがしないと思う。
February 1, 2017
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今年の誕生日、以前一緒におつとめしていたIさんから、本をいただいた。『人生はもっとニャンとかなる!』へこんだときや、自分のとるべき行動、思考にまよったとき、背中を押してくれそうな言葉とともに、いろんなポーズの猫の写真が載っている。さらに、有名人の語った、その状況の言葉も紹介されている。それらはミシン線がついていて、すべて切り離せる。部屋やトイレのように、ふっと一息できそうなところに貼ることもできる。自分の大切なひとに、はいっとプレゼントもできる。たとえば、こんな言葉――。大切なのは距離感それには、二匹の子猫が同じ方向をむいて、ちょーーっと離れておなじスタイルで座っている写真が添えられている。ドカドカ入り込みすぎず、かといって無視せず、気にかける。友達、家族、ご近所……、いろんなところで考えさせられる、距離感。何度も読み返している。ちなみに、わたしのツボにはまった言葉は、俺の猫パンチが火を噴くぜ!ファイティングポーズをとった、りりしい猫の姿とともに。常にキャンキャン騒がなくても、肝心なときに一発かます、ということ。そのほうが、効くしね
January 26, 2017
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ここのところ、寒い日続きであるので、こっから動こうとしない。押すな、おすなのぎゅうぎゅう詰めおいしいものと、あったかいところは、やつらがよーく知っている。
January 22, 2017
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今日は、中央家畜市場に行ってきました。うちの和牛、ひめを送り出すためです。和牛は子牛市場だと、だいたい生後10か月程度で、生まれた牧場から巣立ちます。そこから大きく育ち、黒毛和牛のお肉として、全国に出回る。もしくは、雌で血統や性格がよければ、次の農家さんで子を産んで生きていく。という生涯になります。うちのひめは、ま、私が言うのもなんですが、プライドは高いですが、おだやかで人懐こく、性格のよい子です。(完璧な親ばか)呼ぶととことこ近づいてくるし、だまって手入れとかさせるし。今日、引き付け(セリ場までつれていくこと)してくれた人も、「彼女は人懐こすぎ、俺の胸に顔をぴったりくっつけて、ずーっと歩いてった」と、言ってました。ひめは、遠く、岐阜にお嫁にいきました。できうれば、つぎの農家さんでもかわいがられ、子を生して、天命を全うしてほしいです
January 18, 2017
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マイナス気温がずっと続いて、今後も続く予報の岩手。夜明け前が一番冷える、の言葉どおり、朝の仕事のあたりは、痛いほどだ。けれど、前ほど「きついなあ」と思わなくなってきた。年を重ねて、体感が鈍ったのかとも思ったけど、それだけではない。心の体感温度があがっている、とでもいうべきか。たとえば、冬期の牛のお産。羊水かぶって、そのまま子牛を干し草布団に寝かせたり、母牛に栄養ドリンク(自家製)飲ませたり、乳搾ったり、子牛にそれ、飲ませたり。がっつり冷えて、寒いんだけど、「無事に終える」って気持ちが前を向いて、充実していると、さほどつらく感じない。いや、終わったとたんにガタガタ震えて、風呂直行!だけど自分の心が「これをやる」と決めて動くと、心の体感は暖かめになるのかもしれない。逆に、あーせー、こーせー言われて、いやいややってたり、なんにもなく、ただ立ってろと言われたら、寒さはどんどん増していった気がする(過去の経験)でもやっぱ、寒いもんはさむいけど
January 17, 2017
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朝、集乳車の運転手さんの第一声。「冷えましたねー。夜中の一時くらいに、マイナス15度でしたもんね」そりゃあ、ウォーターカップ(牛の水飲み用ボウル)も凍るわ、と思いながら、ふと、(運転手さん、そんな時間にドライブ?)今朝は冷えました。足先、鼻、指……とんがってるところはみな痛かっただいぶ、ぶりの復帰です。今年もよろしくおねがいいたします。昨年一年は、牛の環境整備、居場所の拡張に明け暮れました。目の前にいる命への責任を痛感させられる、いくつかの出来事があり、まずはそこを頑張らねば、自分の次のステップに進めないと思いました。ただ、自分の体力や、牛以外のこととの配分がうまくできず、結果、いろんなことをほったらかす……という一年になってしまいました。今年は、も少し考えて、ペース配分したいと思います。いろいろ変わっていて、おどおどしながら、書いています。今日はウォーミングアップ。思いついたことを連ねます。toughgirlもいつのまにか48になり、昨日、高校時代からの親友Kちゃんからプレゼントもらいました。非常に実用的な、かつ、「ちゃんとケアしなさいよ」と、声が聞こえそうなもの分かってんなーと、しみじみ感謝しました。卒業してから、ずーっと離れて、まったく違うフィールドで、時間軸で生きてる彼女。「48年、がんばりましたね」と、メッセージつき。あちこち、おとろえてきたりしてますが、また、歩いていけそうです
January 15, 2017
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昨日まで乾牧草の刈り入れ作業があった。今日、明日は雨の予報なので、晴れたらまた再開する。当地域は10軒の酪農家が共同で作業にあたる。牧草の刈り入れが始まると、朝9時、10時から夕方6時くらいまでぶっとおしの毎日が続く。食事も機械やトラックに乗りながら摂るので、作業してもらう農家で、一服(お弁当)を人数分準備する。たいていは食べやすいおにぎりか、助六、パンに、ペットボトルのお茶。男性陣が作業の間、女性陣は一服の準備と牛の世話、搾乳などをする。だから、朝家を出たきり、夕方までほとんど家に入らないこともしばしばである。あっという間に一日終わる。そんな状況であるし、牧草の仕事がなくとも、牛のお産とか、放牧とか、牛舎の改善などしていると、やっぱり、牛 → ごはん → 牛 → ごはん 牛 → ごはん → 風呂 → 寝るみたいな日が続くことは珍しくない。だから、うちのなかのことなんて、推して知るべしだ。私は自己紹介するとき、「酪農をやっています」という。口がさけても 「主婦です」 なんて言えない。だって、主婦のすべきことをほとんどせずに、毎日過ごしているんだから。きちんと主婦の仕事を、心をこめて、日々こなしている人たちに申し訳ないもん。酪農家は、私にとって肩書きではなく、生活しているうえでの、比重の大きさ。自営業なのだから、ほんとは朝からのスケジュールを自分で考えて、仕事をこなしたい気持ちもある。だが、ほとんどそうはいかない。忙しいなと思うわりに、何もできずに一日終わったな、と思う日も多い。その辺をうまく組んで動けたら、と思う。毎年、まいにち、試行錯誤。
June 8, 2016
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2日前の日曜日は、もりだくさんの日だった。まず、朝起きたら子牛が生まれて、すでに歩いていた彼(雄でしたので)の母親は、今回で8回目のお産のベテランかあさん。母子ともに元気。さわぐわけでもなく、するっと産んでくれた(んじゃないかと思う。知らずに寝てただけでは、という声も聞こえそうだが)もりだくさんな日のため、朝にひとつ懸念事項が解消されて、非常にありがたかった。朝の仕事を終わらせて、ごはんを食べ、身支度をして県立博物館へ。午前中11:30までは古文書講座を受講。そのあと、県民会館へ移動。12:00ちょっと前から、華道展を見てまわった。この華道展、4日間やっていて、前期と後期で展示している作品が入れ替わる。土日の古文書の帰りに観れば、どちらも鑑賞できるので、思い切って2日間いってみた。今はまったくだが、若い頃ちょっとだけ勉強していた華道。各流派の作品を一度に見られるのはうれしい。私がならっていたころとは花材の選び方も斬新、個性的。たとえば、パンジーとかアツモリソウとか。「植えてる、はえてる」イメージのものも、切り花として使われている。でも、これは使ってはいけない、というものはないのかもしれない。会場にただよう花の香、凛とした風情。自然にそこにある草花も好きだけど、こういうたたずまいもまたいい。また学びなおしたい気持ちになった。それから、盛岡市民文化ホールに移動。盛岡の合唱祭を鑑賞するためである友人のMさんが出演するとのことで、楽しみにしていた。キッズの合唱団からスタート。海賊、インディアン、妖精などの衣装に身を包み、ミュージカルさながらの歌唱で魅せた。年齢も幅広く、男声、女声、混声と、構成もさまざま。10名足らずのところから、数十名の大所帯まで、29組の出演があった。童謡、民謡、歌謡曲といった耳馴染みのある曲から、メッセージ性の強い曲。金子みすゞや石川啄木の詩歌に曲をつけたものなど、どれも聴きごたえのあるものばかりだった。歌うことで支えられ、いろんなことを乗り越えているひとも多いだろう。聴く側もまた、癒され、元気づけられる。ぜひまた、うたにどっぷりつかれる時間を過ごしたい
May 24, 2016
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少し涼しくなった風にふかれて、「今日も暑かったねえ」と言い合っている(かどうかはわからんけど)縄文のヴィーナスと、踊るはにわ。県立博物館のミュージアムショップから連れてきました。(がちゃがちゃだけどね)縄文時代、こんな感じが美女だったとしたら、生まれる時代を間違ったかな。他人とは思えない、肉付き具合今月は土日の午前中、県博に通っています。「古文書入門講座」に行っているのです。もっとも入門、基礎の基礎なので、くずし字の読み方からスタートで、毎回一字ずつ、根気強く判じていく感じ。小学一年生になった気分。いや、あのころのほうがまだ、さくさく覚えられたかも。それを習ったからと言って、明日からバリバリ実生活に役立つ、というわけでもない。ただなんとなく、覚えとくといいかも、という勘に背中を押されて。テキストに使うのが、昔の寺子屋、学問所の教科書だ、というところも魅力だった。少しでも、当時の「人材が育っていく」空気を感じとれればいいな、と思って。博物館はけっこう小高い位置にあり、今はしたたるような若い緑のなか。駐車場からは100段の階段を上って、ようやく入口に到着する。岩手県100周年かなにかにちなんで作ったそうで、階段の中間あたりに「100段の階段がご不便をおかけいたしております」とメッセージが掲げてある。「ほんとだよ」とつぶやきながら、毎回のぼっている。それでも、息切れしながら館内に入って、長ーい首をゆったりと伸ばすマメンキザウルスの骨格標本を見ると、ほこほこと楽しい気持ちが沸き上がってくる。もういろんなことを知り尽くしている40代は素晴らしいけど、今から、知りたいことを学んでいく40代もいてもいいと思う。だって、面白いんだもの
May 20, 2016
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ひねもすのたり牧場の事務所の窓から見た風景。事務所兼、応接室兼、書斎の窓からは、パドックの牛たちの様子が見渡せます。パドックは道路に面しているため、通る車はたいがい減速し、車内の人らはニコニコし。誰に似たのか、物怖じしない牛たちは、近寄っていくしあと一週間もしたら、この子らは岩手山のふもとの市営牧野に夏合宿にいきます。そのとき、みんなについて歩けるように、青草ももりもり食べられるように。少々の雨、風にも負けないように、練習中です。この子らが出発したら、そのまた下の子らが駆け回ります。ここから牛を見てるのは、飽きないです
May 11, 2016
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ひねもすのたり牧場の山桜。毎年、子牛らに小突かれ、樹の皮をむかれながら、今年も花開いた。事務所のパソコン置いてるところの窓から見ると、こんな風景。なので、ぼおーっと見とれて仕事がはかどらないことも、しばしば4月29日、5月1日は、友人と会いました。29日は、朝から雨。ひねもすのたり牧場付近は、雪。非常に寒かったです。まさに温泉日和以前の職場で一緒だったMちゃんが企画してくれ、同じくその職場の先輩だったMさんと3人でプチ旅行。花巻の人気のお湯、優香苑に行ってきました。早めのランチを、中間地点の紫波のヴィラ・ロッソで。ピザ1枚を3人で分け、お好みのパスタとサラダとドリンク付きのランチ(って、よく食うな)紫波産の採れたて野菜、山菜をふんだんに使っていて、とても美味でした。優香苑は山間にちょっと入っていったところ。宮大工さんが建てただけあって、外見も風呂場の欄間も見事。お湯は、とろんっ、つるんっ、とした美肌系の源泉かけ流し。なかなか頻繁には来られないので、露天→内風呂をくりかえして、吸収できるだけ吸収してきました。だいぶ、潤った感じ女3人寄ればなんとか、とはよく言ったもので、車内でも、ランチでも、はたまた風呂のなかでもしゃべりっぱなし。なんだ、私もガールズトークできんじゃんと再認識したtoughgirlでした。二人と別れたあと、30分後には搾乳してましたが、いつもよりきびきびしてるぐらいのもんで。リフレッシュとはこういうことなのでしょう。1日は、雪こそ降らないが、またもや雨。そして寒い。同じく以前の職場で一緒だったSさんと、アロマと星読みのイベントに。自分でアロマオイルを作ったり、ハンドマッサージをしてもらったり、の会場はお子さん連れの女性を中心に大盛況。待ち時間の間に、ホロスコープを作ってもらいました。それによると、私は悠久の宇宙とか古代、歴史あるものへの興味が強い星のもとに生まれているとか。だから、何かつまづいたり、疲れたときはそこに立ち返るといいそうです。仕事終わりに星空を眺めたり、おっさんよばわりされても歴史が好きなのは、そういうことだったか。そして、うんと苦しかった時期を越えて、今は人や環境ややりたいこと、いろいろ世界が広がっていく時期で、もっと年とって婆さんになってくると、面白いものやその原石を見つけて応援、ないしは自分で何か始めるらしい。枯れていくかと思ったら、ちがうらしいな。そのあと、アロマのハンドクリームを使って、手をマッサージしてもらいました。「手荒れ、ハンパなくて」という私に、「ぜんぜん、気にしないで大丈夫ですよ」とアロマセラピストさん。痛くなく、でもしっかり手をすべらしてもらっていると、じんわりとあったまってくる。「toughgirlさんは、手がすっかりかわったんですよ。前は事務してる人の手だったけど」隣で見ていたSさんが言った。(そうか、なら大丈夫)牛の仕事をはじめてから、まず使い慣れてなかった部分にまめができ、つぶれて、皮が厚くなった。見た目も、ぷくぷくからごつごつにかわり、指のさきのほうまで太くなった。洗剤や土や草をいじるので、手袋をしていても、クリーム塗っても、荒れがひどい。今では装飾品の類はまったく似合わない手になった。けれどもそれは、逃げずに正面きって、不出来ななりにも牛に向き合ってきた証。手にそれが表れているならば、いままでの時間も無駄ではなかったのだ、誇りに思ってOK!!この二日間、いろんなことが発見できたし、自分の根っこを見つめ返す時間が持てた。友のみなさん、いい休日をありがとう。
May 2, 2016
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いくぶん年を重ねたご婦人用の、化粧品ではありません。最近聴いて、一番自分の心にしっくりくるなあ、と思ったアルバム。唄っているのは、怒髪天という北海道出身のバンドです。50代が歌う、へんに飾ったりひねくったりしない、ストレートな歌詞がとてもいい。がしっと、心をわしづかみにされる感じです。名前は知ってるけど、曲はポツポツしか知らなかったこの怒髪天。もう30年以上歌い続けてます。ちょっと前は、ラジオで「労働者のお悩み相談」みたいな番組もやっていて、職場での様々な問題に苦悩する人々にエールとアドバイスを送ってたりしてました。クラシックもジャズもいい。ブラスもオケも好き。だけど基本的に、「働く、その傍らにある音楽」が、好きなのだなと、このアルバム聴いて再認識しました。音楽に限らず、美術、文芸、舞台なども、「さあ、明日からもやるぜ」の素であってほしいとtoughgirlは思います。このアルバムがしっくりくるということは、もはや50なのかもしれない、そして、おばちゃんというよりおっさんに限りなく近いなtoughgirl
April 28, 2016
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年に一度の逢瀬を楽しみにしている、実家の最寄駅の桜並木。やはり美しいが、なんとなく違和感。枝を剪定したからか。仕事帰りに見上げながら歩いた桜。あのときの少し冷たい夜風の感触。今でも思い出す。花の匂いに誘われてきたのか。揺れる枝を行き来する鳥。あとの三枚は県立大学の桜並木。キャンパスへの道を歩きながら見上げると、こんな景色が(四枚目)空に吸い込まれて消え入りそうな岩手山と、今が盛りの桜。今年の桜に逢えるのは、今だけ。
April 25, 2016
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ひねもすのたり牧場の牧草地の上にのぼった月。星空年鑑によると、今宵はことし最小の月。月の軌道が、最も遠いからなのだそう。今日の仕事が終わった。畜舎の外で、しばしぼんやりする。風があったかい。すぐそばの木立で、ふくろうの声がする。啼きながら、きつねが通っていく。いろんな命の息遣いがする。近くの牧場の灯りが消えると、ほぼ真っ暗なこの場所。搾乳や器械の洗浄が終わると、静寂につつまれる。ここだから「創れる」なにかも、あるのかもしれない。夜空を見上げ、月や星をながめる。遠い昔、誰かが植えてくれた桜並木を楽しむ。日本の泥臭いロックを聴く。見たい雑誌や本を、ジャンル関係なく買って乱読。チケット取り損ねたお芝居の録画を鑑賞。ちょっとぬるめのお湯に、ゆーっくりつかったときのように、小さな「好き」と「心地よい」にひたっていくと、芯からじんわり、体温が上がるのを感じる。出逢いや発見、再認識が、どんどん押し寄せてくる。両手を広げて、こぼさぬように押し抱く。もう少しあったまったら、ここからが本当のスタート。
April 22, 2016
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今朝、搾乳していると、つややかなタキシードを着た客人が、畜舎の窓から入ってきた。ツバメ……例年だとGWあたりに来るのだが、今年は早い。蛍光灯のかさの上やら、天井の桟木やら、しきりに物色している模様。ツバメが来るのは吉兆、などといわれるせいか、毎年その姿を見るとうれしくなる。今年もベビーが見られるかな。飛ぶ練習とか、早くみたい七十二候でいうところの「玄鳥至」(そろそろツバメが来ますよ~♪)は、だいたい4月の5~9日あたり。いつも一か月近くずれがあるものが、誤差がちいさくなってくると、逆にちと不安になる。ちなみに「虹始見」(虹がきれいに見え始めるよ~★)は、4月15~19日あたり。つい先日の雨上がり、当牧場の牧草地のうえに、120°くらいの虹がきれいにかかっていた。今日は市営牧野に放牧する前の検査もあって、5月の中旬には放牧できそうだと、市役所の人。春のさまざまな準備が、いっせいにはじまった。五年前の春、福島から遠く離れた当牧場の牧草地にも放射能の見えない雨が降り、牧草の収穫ができなくなった。見えないだけで、風はどこまでも流れていくし、空はつながっているんだとつくづく思った。そんななかでも、5月にツバメがきてくれたときは、本当にうれしかった。除染作業、検査……長いトンネルのなかにいるような閉塞感も、弛め、ほどいてくれるような気がした。あの頃、支援物資がうまく届かず無駄になったり、被災地を見にいくだけの車で渋滞が起きたり、という話も聞いた。身体を動かせずにいる人たちが体調を崩したり、追い詰められて心を病む人もでた。今、九州でも同じようなことが起きているようだ。せめて以前に「うまくいかなかったこと」をもう一度思い出して、少しでもよい方向へと願っている。
April 19, 2016
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先日の吹雪、連日の霜注意報、となかなか取りかかれずにいたが、いよいよ準備開始である。子牛らを放牧させるパドックの、だ。(当牧場の畜舎に隣接している)なぜなら、こんな視線が痛いから 本日は、傾斜の下のほうまで六、七歩間隔で電牧柵の支柱を刺して歩き、さらにその外側に杭を打って両者を固定。小さなパドックの、それほどきつくもない傾斜だが、三周すると汗もでてくる。非常にいいウォーキングになる。半日ちょいかかって、完了。あとは電牧のテープを張り巡らせるだけだが、明日は風雨が強そうなので、それをやりすごしてから。まずは市営の牧野に夏季合宿にいく子らのウォーミングアップに使い、そのあとは、うちに残る子らや、今ミルクを飲んでる子らが離乳したら、遊ばせようと思っている。山桜が咲くころには、駆け回る姿が見られる予定杭を刺して歩きながら、ふと、どっかりとあたまを出してる岩手山を見た。いつ、どこが被災地になってもおかしくない。熊本では余震が続き、さらに本震と思われる大きな揺れも起きている。大地が早く、鎮まってほしいと願うばかりだ。
April 16, 2016
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年を重ねるにつれ、簡単に泣かなくなってきた。たとえば、ちょっとした言葉に心がささくれても、「けっ」とか思って、他のことをしているうちに忘れてしまう。昨年七回忌を迎えた母や、いままで心を支えてくれた犬、猫に、「自分がしっかりしてないばかりに、何もしてやれずじまいだったなあ」なんて思っても、「これからだからみててね」と、すぐ切り替えたり。泣かない。泣けない。なのに、朝一番ちょーっと冷たい風が目にしみると、つつーっと涙が流れる。どっちかというと笑える話をしてるときに限って、目に涙がたまって見えにくくなる。これが、老化なんだろうか。ドラマなど観ていても、そこ?ってところで感極まってしまう。たとえば、前回のNHKの木曜時代劇「ちかえもん」正統派で時代考証にうるさい人らは、あまり好まないであろうタイプの時代劇。ちかえもんこと、近松門左衛門の話だが、笑いの要素多め。たいてい毎回笑って観ていた私が、泣いたところ。それは、人形浄瑠璃のシーン。曽根崎心中で、いとしい女を手にかけたあとの「ふっ」と真に戻り、遠くを見やる男の人形の顔。竹本義太夫役の俳優さんが汗だくで、額に血管を浮かせて唸るストーリー、セリフ。そこから自分の感覚と想像力で、物語を咀嚼し、飲み込み、感じ入る人々。その「あいまったもの」に、泣けてしまった。同じく、前回放送の大河ドラマ「真田丸」真田昌幸の弟に「そそのかされ」徳川を裏切って豊臣についた石川数正が、信繁に愚痴り怒鳴り散らすところでの、信繁のセリフ。「けれども、最後は自分で選んだこと。責めは自分にあるのでは。しかし先がどうなるかなど、誰もわからない。だからだましたり裏切ったりすることもあるでしょう。それを善悪ばかりで判断はできない。ただ、この先に何があるかわからないから、人は誰でも必死に生きているのだ」以前の私なら、「いいや! だますのが悪い!!」と思っただろうが、今回は泣けたし、納得いった。そう、最後は誰でも自分で行く道を選んでいる。結果、「こんなはずじゃなかった」と思うこともある。それでも「はい、これが私が選んじゃった生き方」と、顔をあげてまっすぐ言えたら、それで上等。そう思ったら、なんか泣けてきた。「定休日なし、毎日牛の糞尿が顔だのヤッケだのに飛び散ってくっついてる、おしゃれくない人生さ。どうだ、マネできないだろうが」そう思ったら、笑えてきた。涙も笑いも、とんでもないときに出てくる。そんな47歳の春。(といっても、昨日は猛吹雪)
April 12, 2016
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ここ数日、「かぜのひき始め」みたいな体調が続いた。関節や背中が痛くなり、歯肉も腫れぼったくなって疼痛あり。寒気、眠気。そのため、仕事が終わると横になる……の毎日。体調がすぐれないためか、展開の速い、濃い夢を見る。おとといは、友人に旅行に誘われた夢。行先は、サウジアラビア。……なんで? と聞くと友は、「石油を買い付けにいくので、連れて行くから」と笑う。断っても、まったく聞いている風のない友。どうしようかと思案する私。今朝がた見た夢は、猛獣が出てくる夢。といっても、噛まれたり、おそいかかられたりしたわけではない。家のすぐ横を、雌ライオンが歩いている。朝日にあたって、美しい毛色がさらに温かげに光っている。チームだ。数頭が、同じ方向を向いて、ゆったりと歩を進めている。「え? 牛は無事か?」とちょっと思ったが、不思議とあまり恐ろしくはない。だが、そっからが忙しい夢だった。数人の武装した人物が入ってきて銃をつきつけ、「そのライオンに食われるか、だまってついてくるか、選べ」という。やむなく車に乗せられ、空き別荘みたいなところに連れて行かれる。隙をみて電話するも、どこにもつながらない。他にもたくさん、つれてこられたらしき人々がいる。そのうち、飲み物が出されたが、異臭がする。口をつけた人たちが、どんどん腹を下していく。さあ、お前も飲めと口元にカップを押し付けられる。ダーン!と、扉を蹴り開ける音がして、現れた男。「相棒」の伊丹刑事だった。そこから警官がなだれ込んで、犯人は一網打尽。「やっぱり頼りになるのは、伊丹さんだなあ」と思ったところで目が覚めた。朝からぐったり、しかもちょい寝坊夢でよかったそれにしても、こんなにはっきり動物の全体像を、しかもチームで、美しいと思ってみた夢は、記憶がない。気になったので調べてみると、メスライオンの夢は、「家族や友人、仕事のスタッフなどとの絆」を表す夢なのだそう。朝日を浴びて、同じ方向を向き、ゆっくりと歩む数頭のメスライオン。いろんな形での、「つながり」を思った。不調のおかげで、いつもよりかえって休めているし、回復してきた実感もある。また、歩きだせそうだ
April 7, 2016
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朝焼けに、ほんのり薄紅に染まった岩手山。今朝、当牧場のあたりは空気が冷えて澄みわたった。子牛の部屋に隣接しているミニパドックも、雪が解けてきた。うずうずしている彼女らのために戸をあけてやると、尻尾をあげてわれさきにと外へ出る。例年ならば、春が来るのは1か月くらい遅い当地だが、今年は早い。幾重にもめぐらした、あちこちの冬囲いを取り去り、パドックに杭を打ち、柵をめぐらし……。春のせわしさを、あらためて感じる。午後、天気は一転し、横なぐりの吹雪。しかし積もることもなく、雪は雫に変わって音をたてておちてくる。上着を一枚ぬいだ肩が軽い。
March 21, 2016
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本日、牧場主は午後からお出かけである。彼の同い年の友人の、娘さんの結婚式に招待されたのだ。彼女がまだ小学生の頃、当牧場にも遊びにきたことがある。折しも乾牧草の収穫時期。連れてきた弟は、畑のあちこちでせわしなく動き回る「ミニカーではないはたらくじどうしゃ」に夢中だ。その姿を追いかけて走る弟を必死に抱きかかえていた姿が、今も目に浮かぶ。それがもはや、花嫁である。レストランでのお式、披露宴。駐車スペースが限られるため、私が運転手を買ってでた。風は冷たいが、日差しは温い。「白いネクタイなんて、何年ぶりだ?」と、牧場主。親や親戚、近隣の人らを見送るのに、礼服には年に10回ほども袖を通してはいる。が、それは黒ネクタイでの参列だ。結婚式はどうやら彼の甥っ子以来のようで、十数年もたっている。親を送るのと同時に、友人の子らが家庭をもつような年になってきたのだと、車内で語り合った。会場につくと駐車場はすでにいっぱいで、礼装の人々がつぎつぎと車から降りてきていた。牧場主を降ろしたあと、ワーキング・ブーツ(平たく言うと、ゴム長)やら、本やら、のんびり買い物に回った。と、ケイタイにメールが入った。友人のAちゃんからである。彼女と、その娘さんのMちゃんと、ハーブの効能の勉強に行くことにしていて、その日程の調整をしていたのだ。私やAちゃんは、体調の曲がり角をふたつくらい通ってきている。疲れもとれにくい年齢にもなってきた。Mちゃんはまだまだこれからのひと。早いうちからちゃんといたわっていれば、私らくらいになったときも、少しは楽なのではなかと思うのだ。天然由来のもので、長くじっくりと体調をいい方向で維持できるようにしたいと思っての企画である。ハーブの先生は、以前エッセイサークルでご一緒していた方。気さくでハーブ以外にも、いろんなことに通じてらっしゃるので、楽しみである。本屋をでて、コンビニの駐車場に入ったときに、またメールが入った。友人のKちゃんである。彼女は、生まれ故郷の沿岸部に住んでいる。今日の新聞に彼女の子らと旦那さんが写っているという。さっそく店内に入り、新聞とカフェラテを買った。折しも昨日は3.11。県内各地で、鎮魂と復興にむけての行事が行われた。新聞には、その模様が写真とともに多数報じられていた。目を閉じ、じっと祈るひと。遠くを見つめるひと。たくさんのひとの、さまざまな表情が切り取られたなかに、その一枚はあった。夕闇に沈んだ広場に無数のグラスが並べられ、オレンジ色の暖かな炎が灯っている。そのなかに小さな女の子が座っていて、その光を指さしながら、隣にいる男性に笑顔で話しかけている。目元や笑った感じ、「〇〇に見せようと思って、持ってきたんだがあ」と、高校の教室で笑いかけてくれたKちゃんの面差しに重なる。そっくりだなあ思わずほおが緩んだ。私だけではないだろう。見たひとのきつく締めつけられた心をも、ふっと緩ませてくれるような、まっすぐな笑顔である。男性の前には、女の子よりもさらに小さな男の子がしゃがんで、じっと光の揺らぎをみている。故郷で、小さな子供をふたり育てながら毎日を生きている彼女を、思った。いろんな速度で、その人だけの時間軸によって、それぞれが生きている。それを奪ったり、傷めつけたりする権利は、誰にもない。たとえばそれが天災であっても、知恵を使って、視点を変えて、できうる対処をするのは、無理ではない。夕方、また会場へと向かった。あたりはもう、紫色に暮れかかってきている。牧場主の話によると、新婦は7月、ママになるという。ささやかでも、私にできることはきっとある。私でなければできないことも、ある。未来は、今日の小さなひとかけらが集まってできるのだ。
March 12, 2016
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本日、地元岩手の「アンサンブルこずかた」の定期演奏会こずかたLIVE2016~私のお気に入り、起・承・転・結~に行ってきました。こずかたライヴの声を聞くと、春に近づいてるんだなあとしみじみ。ここ数年、毎年楽しみにしています。結成22年の市民バンドによる、多様なジャンルの全18曲。数曲はヴォーカルもはいりますが、今年はそれプラス、社交ダンスのペアの方の踊りあり、が2曲。客席も一緒に唄う、四季の童謡のコーナーもあって、なんかこう、ふくらみのある立体的なステージでした。バンドでピアノを担当してらっしゃる方は、以前お世話になったエッセイ教室の先輩。とても多趣味な方で、いつも客席へのプレゼントを準備したり、演奏以外のところもばっちりサポートなさってまして。今回はえーっと、マカロンケースとかいうんだっけかな?マカロンの形した、ちょうど500円玉が3枚ほど入る小物入れを手作りして、3名様にプレゼントエッセイ教室でも作り方講習会があって、不格好ながら、私も自分で作ったのを持ってます。そしてしっかり、500円玉3枚を常備しています。おじさま主流のバンドならではの、「脂ののった演奏」による2時間。その中に、昨年から注目しているパーカッション&ドラムのお兄ちゃんがいて、これがまたよいのしっとりも激しくも、叩き分けて盛り上げマイクやスタンドの準備で、なーんか間があくとすったたん、すったたんと、MCのじゃまにもならず、ちょうどいい具合の音で、ステージのちいさな穴をうめる。パーカスならあたりまえ、かもしれないけど、そこを自然とできるか、できないかは大きいと思う。願わくば、このおばちゃんキリギリスのためにも、長くバンドにいてほしい人材ですな凍結路面で肩こっても、雪かきで筋肉痛になっても、こういう楽しみがあるから、春がくるって思うから、毎年、がんばれるんだよな
March 6, 2016
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昨年、ブログのお友達から送っていただいたアンサンブルの猫たち猫と音楽が好きな私にとっては、眺めているだけで癒されるものです。先日、お勤めしていたときの先輩から「よかったら聴きにきませんか」と誘われて、いわてフィルの定期演奏会に行ってきました。今回の目玉はなんといっても「第九」の合唱付きその先輩はコーラスで参加なさいました。合唱団とともに、ソプラノ、アルト、テノール、バスの岩手出身のソリストも迎えてのステージ。生で第九を聴くのは初めてでしたが、鳥肌がたちました。いわてフィルの演奏も素晴らしかったです。県民会館の座席に身を沈めて音のうねりやふくらみを堪能し、休み時間にふと一息ついたときに、最近まったく、自分から音を発することがなくなっていることに気づきました。歌うことも、楽器に触れることも、なくなっていた自分に。コンサートの後、その先輩と会う機会がありました。話し出した私の声を聞いて、「今日はなんだか声がかすれてるね。風邪?」と彼女。そう、歌うことが少なくなってから、声が低くなり、かすれてきたのです。使わないと、身体っていろんなところから衰えていくのだなあ、と実感しました。今は毎日少しずつ、歌ってのどを慣らしています。搾乳機械を洗うときに「銭形平次」とか野菜を刻みながら「不孝糖」のうたとか(木曜時代劇を観てるひとならわかるかな)パソコンをにらみつつ、「大地讃頌」とか(全パート網羅バージョン)うまい下手ぬきにしても、せっかく歌える声をもってるのに、錆びさせて、朽ちさせたらもったいないですもん。音に身をゆだねているときは、幸せです。
March 1, 2016
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このブログを読んでくださっている方々、大変ご無沙汰いたしました。ひじょーに遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします昨年、当ひねもすのたり牧場は空前の後継牛ラッシュ子らを健全に育てるスペースが必要になり、牛舎の内、外両方に工事をしました。潤沢な自己資金があれば、すべて業者さんにおまかせもできますが、うちは……半分は本職をお願いし、細かいところや小さいところは牧場主、私、牧場主の舅(あ、私の父でいいか)でDIY。この際だからと、傷みのすすんでいたところも修繕。毎日、ルーティンとそれの繰り返しでした。慣れない、なんなら進んでしたいと思っていなかった作業(材木を運ぶとか、セメント塗る前の洗浄、掃除とか)の連続で、日頃使ってないところの筋肉がきしきし。それでも、この自他ともに認める三日坊主の私が、あご出しながらもやれたのは、牛が嫌いじゃないからなんだな、と改めて認識しました。なんでもそうだと思いますけど、牛が気持ちよく過ごせる環境を整えれば、体調もよくなって、働くほうも仕事しやすいんですよね。今年にはいってからも続きましたが、ようやく落ち着きました。子らも、限られたスペースながら、比較的のびのび過ごしている模様です1月、toughgirlは47歳になりました。年が重なってくると、いい意味で神経も太くなりますが、順当にガタもでてきます。今までみたいな調子では、仕事も夢も追いつけないので、これまで以上にまず、メンテ!!何より体調、と心して、自分の身体とよくよく相談しながら、無理ない歩幅でいこうと思います。牛舎も机まわりもかなり整理し、片づけたので、頭も気持ちもすっきりしてきたし、ペースは遅いけど、前には進みやすい状態です。いい感じ。津軽弁でいうところの、あずましい、ですというわけですので、これからも、ゆるゆる、よろしくお願いいたします。
February 24, 2016
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昨日、岩手の沿岸北部、久慈に行ってきた。高校卒業までの15年ほどを過ごした土地である。今年は春先から親戚の不幸が続き、夏からは牛たちが体調を崩しと、何かとあわただしく過ぎた。牛の暑熱対策をしているうちに、いっきに涼しくなり、お産ラッシュがはじまり、ペン(ベビーベット)が足りなくなり。運動場やら居住スペースを作りながら、牧草の収穫、デントコーンの共同収穫作業。義父の一周忌。ようやく、なんとなく時間が空いたので、母方の祖父母、伯父の墓参りに行った。が、朝の仕事を終わらせて、ご飯も食べずに高速にとびのったので、遅い朝ごはん。いや、早めの昼ごはんか。浜のかあちゃん定食、1000円。蒸しうに丼に、海鮮ひっつみ、ほや酢、わかめの小鉢、漬物。夏場はこれが、生うに丼に替わるけど、ボリュームはこのまま。調子にのって、あわびの刺身もつけちゃった。1000円。安い、そして豪華、いうまでもなく美味い。「うにはにがい」なんて言っていた牧場主も、すっかり気に入っている。当牧場の秋じまいももうすぐ終わり。今日はついに、雪もちらついた。岩手山も雪曇りのなかである。大好物も食べたし、祖父母と伯父にも手をあわせた。ほんとの冬が来る前に、もうひとふんばり、である。
October 25, 2015
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本日、当地区の小中学校でミニライヴがあり、父兄ならびに地域住民の方もどうぞとお誘いがあったので、聴きにいった。小さな学校の体育館に来てくれたのは、カルテット・スピリタス。四人の若きイケメンサックス奏者である。舞台上ではなく、観客と同じステージの下で、パフォーマンスあり、コント(?)あり、トークありで楽しませてくれた。初めてサックスを目にする、という子もいたし、おもむろに取り囲まれて演奏されたりした子もいて、楽しい、素晴らしい、経験だったと思う。いろんな曲をいろんなアレンジで聴かせたり、ちょっとくずしてみせたりできるのは、基本がしっかりできているから。四つの澄んだ音が絡み合い、融けあって、重厚にも、軽快にも響く。久々に生で、間近で見た楽器の光、曲線。うつくしい音色をだすために計算しつくされた姿。充たされた一時間だった。最後は、メジャーな曲ではなく、当地区の小中学校の校歌を伴奏してくださって、児童、生徒、父兄で斉唱した。その心配りも一流のプレイヤーであればこそなんだよな。こういう機会があれば、またぜひ聴きたい。また来てくれないかな、カルテット・スピリタス。今度はチケットを買ってでも、聴きに行きたい。
September 7, 2015
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「舞台に立つまえに、食べときな」「うん、腹がへってはいくさにならないからね」本日は当地区の美女コンテストがあった。ひねもすのたり牧場からエントリーしたのは、彼女ら。向かってひだりの黒い子は、「ドコデモ ドアマン」右の色白美人は、「ロッテリア」名づけ親はお隣の牧場のお兄ちゃん(といっても、二人の子持ち)他の牧場の娘たちが、おすまししてモデルウォークを披露するなか、うちの子らは、無邪気にとことこはたまた微動だにしなくなったりひさびさの広ーいお外を満喫して、参加賞をごっそり持って帰ってきてくれました
August 29, 2015
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この季節になると、どうしても見に行きたくなる桜。今はない、実家への帰り道にある坂道の並木。春は出会いと別れの季節というが、私にとっては旅立ちを見送る月だった。三月の末から今月までに、牛の飼料の関係でお世話になっているところの社長さんが二人。地域のお年寄り、牧場主が集乳の仕事で一緒だった方のお父さん。そして、遠縁のおばも、一週間ほどまえに天国へと旅立っていった。ふたりの娘さんに手をとられ、次女の自宅で、静かに安らかに眠りについた。血のつながり自体は遠いけれど、おばにはとてもお世話になった。ふたいとこのおばと母は、本当の兄弟みたいに育った。私も高校を卒業したあと、下宿させてもらったこともある。おばは、べたべたと猫かわいがりする人ではなかったけれど、その言動の底にはいつも愛情を感じた。母のことも、本当の妹のように思ってくれて、ずっと心にかけていてくれた。火葬場、斎場、どこへ向かう道すがらも、あちらこちらに桜が咲いていた。白に近い桃色、濃い紅色、さまざまな桜が、風に揺れている。一人暮らしをしていたおばを呼び寄せ、10年一緒に暮らして、最後の一年は介護にあけくれた娘のKさんが言った。「病院で余命を告げられて、そのあとはなんだかいつも気忙しくて、桜が咲いてても、用足しのついでに見上げたりするくらいのものだった」そのKさんにも、葬儀に参列した人たちにも、そして、私にも。おばは、お花見させてくれた。早くにご主人を病気で亡くし、娘ふたりを育てあげ、まわりの人たちにも心をくだき、目を配っていたおば。傍目には、苦労のたえない人生だ。けれど、ぐっすりと眠っているかのようなおばの顔をみたとき、生き抜いて、終わってみなければ、その人生がどうだったかなんてわからないのだ、と思った。おばちゃん、うちの母も先に行ってるから、あっちでもまたよろしくお願いしますね。
April 26, 2015
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いや……はかれてる猫先日登場した猫どもの弟分。まだちっさいが、もうやんちゃざかり。あちこちよじ登り、入り込み、最悪、「でられませーん」となく今回は無事に脱出した模様。春はなにかと、総会があり、新たに係りがまわってくる。うちも今年は、地区の組長、PTAの理事になっている。当地区は圧倒的に子供の数が少ないために、子供がいる、いないにかかわらずPTAの役員もまわってくる。ちなみに、うちの地区5軒には、いまのところ学童はいない。あと何年かすれば2軒くらいは入学する予定。地区の活動、牛のこと、家のこと……。優先順位をつけてやっていくと、毎日、あっという間に終わってしまい、ブログは手つかず状態が続く。で、今日は思い切って、こんな時間に書いてみている。片づけ、野菜の保存のための処理、文章の修行。午前中にやったほうがいいことは、たくさんある。でも、今日は、これで。他のかたのブログを眺めたり、珈琲片手に、ちょっとのんびりできた。今日たらたらしていたので、久々に聞きたかった人の声に再会もできた。私はラジオのテレフォン人生相談が、正直苦手である。いつもなら、その放送の手前でCDに替えたりしちゃうところだが、写真のアップとかしてるうちに、そのタイミングを逸してしまった。すると、その人生相談のパーソナリティに、その人は出ていた。ドリアン助川さんである。ドリアンさんは若い頃、「叫ぶ詩人の会」なるバンドを結成していた。あ、そうそう、ラジオ番組ももっていた。正義のラジオ ジャンベルジャン!詩や小説、エッセイなど著作も幅広い。こんな風に書けたらな、と思わせる作家さんのひとりだ。今日の相談は、声優を目指している息子が、にきびのことで顔が気持ち悪いといわれ、以来、気力をなくし悩んでいる。というもの。専門の先生が親御さんにアドバイスしたあと、ドリアンさんは、その親御さんに言った。「声優は繊細な表現が求められる仕事です。今、にきびで悩むこいうことだって、決してわるいことではありません。そういう役がくることだってあるのですから。そういう気持ちが理解できるのは、いいことですよ」「さすが!!」私はラジオに向かって、叫んだ。もうっ、ドリアンさんが出るなら、これから聞いちゃおかな♪どんなつらい状況でも、無意味に過ぎているように思える時間も、無駄ではないのだなあ。数年前なら、泣いて悔しがったようなことも、今なら「おいしいネタ」にしか見えないような、図々しいおばちゃんになった私。表現と創作に、存分に使わせてもらお。
April 15, 2015
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ひねもすのたり牧場のまわりも、どんどん雪が融けまして……待ちきれない子らは、いっせいに外へ飛び出す人間どもは、「寒い」なんて縮こまっていたりするけど、ぜーんぜん。あったかいじゃーん遊べ、あそべ
April 10, 2015
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昨日、盛岡のアンサンブルこずかたのコンサートに行ってきた。こちらのバンドは、結成21年目。ざっと見た限り、人生の先輩がたが大半のいぶし銀。JAZZありポップスありの、耳馴染みのメロディー。演奏はパワフルで、アンコールまでの全22曲を駆け抜ける。しかも、若いだけでは出せない、艶と厚みを感じさせる音だ。オールディーズや懐かしどころももちろんよかったが、toughgirlが最も感動したのは、実はアナと雪の女王。この曲には、ヴォーカルも入った。力強くのびやかな歌声と、それを包むようなさらに後ろから押し上げるような張りと幅のある音のうねり。「いまどき」な曲も、これからもどんどん聴きたい、と思った。来年の春が、いまから楽しみである。ピアノを弾いてらっしゃるのは、文章教室のお仲間。とても多趣味で、いろんなことにきちんと手をかけて暮らしておられる、素敵な女性である。このかたのピアノを弾いている背中は、職人を感じさせる。淡々としてて、しかし、聴かせどころというか、曲が語っている言葉を的確にとらえて音にする。それと、このたびファンになったのは、パーカッションのおにいちゃんパーカッションをやるだけあって、なんかこう、センスのよさを感じる。若くてかわいいしねこんな息子がいたら、追っかけして、嫌がられてやるのに病気にならない、老けない、一番簡単な方法は、ビタミンCを摂ることだ、と何かで聞いたことがある。老けたり病になるのは、身体が錆びるからで、それの防止には抗酸化作用だって。ならば、私にとってのビタミンCは、コンサートだな。これから10年、20年たって、自分の手元にほとんど何もないような状況だったとしても、友からもらったブローチなど胸元にあしらい、ちょっとだけオシャレして、お芝居を観たり、音楽を聴いたりしに出かける。そんな気力と体力だけはなくさない、錆びないばあさんでいたいもんだ
March 16, 2015
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猫は長生きすると、妖怪化してねこまたになるとか。うちの祖母の祖母が飼っていた猫は、年取ったら両手を伸ばして、肉球をいろりの火であっためてた。襖や障子も手で開けて、後ろ手で閉めて歩いた、とか小さい頃に聞かされた。ふと、事務所の猫を見やると、むむむ……後ろ手で寝ているまだ、そこまで年じゃないけども、人のまねをするのかもしれない。うちのにゃあさんの寝姿は、私の寝格好とうり二つであるから小さい頃は、動物や神様が関係した不思議な話を、けっこういっぱい自然に祖母から聞いて育った。キツネに化かされた祖母の同級生が、山の洞窟で体操をしていた話とか。祖母はお稲荷さんを拝んでいたので、何か身に降りかかるときには、枕元に白狐が座るとか。忘れかけていたけれど、最近、遠野物語に触れたりして、いろいろ思い出した。遠野物語の原点は、佐々木喜善という遠野出身の作家が、地元の見聞きした話を、柳田国男に語ったこと。喜善の書いた『聴耳草子』は、お国ことばで書かれており、遠野物語よりさらにおどろおどろしくて、ディープだ。祖母の語った不思議話に、肌触りが似ている。これも祖母が残してくれた遺産なのだろうから、思い出したら書き留めて、ためておこうと思う。
March 14, 2015
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ん? あの河原のもにゃっとした物体は何?猫かあ。 すごいところに陣取ってんな、お前。ちょっと冷たいけど、心地いい風と、融けた雪ごと流れていく、川の音。気持ちよさようゆっくりと、だけど春は近づいているんだなあ。なんて思わせた、日曜日の遠野。あの猛吹雪を従えて、冬が取って返そうとは、夢にも思わなかった(いや、なんとなくは思ってた。経験上)この日の遠野はとてもあったかくて、お昼は、外のベンチに腰かけて食べたくらいだった。寒冷地仕様の服装でちょっと歩くと、汗ばむくらい『物語フェスティバル』を観に行った。二部構成で、一部は遠野の民話語りと伝統芸能。二部は、津軽三味線と語りで綴る遠野物語の世界。一部の中に、氷口御祝(すがぐちごいわい)というのがあった。エッセイのサークルでご一緒した遠野のKさんが、以前話してくれたのだが。古くからお祝いの席で唄い継がれてきたもので、男性は「謡曲」(高砂とか)、女性は「萬鶴亀(まがき)」という歌詞も旋律も異なる二つの唄を全員同時に唄い、同時に終わるというもの。その時は、へえ、すごいね くらいの気持ちで聞いていたが、本物を聴くと言葉も出ない。男性は紋付袴、女性は黒留袖の最上級の礼装で、正座して唄う。つられることもなく、独立したうたをそれぞれ唄って、締める。独特の和音を織りなし、祝いとも祈りとも思えるような響きに包まれる。実際に観る機会があってよかった、と思った。これは、こういうのはぜひとも続けていってほしいな、と思った。が、ざっと舞台の上を観ただけでも、かなりご年配の方ばかりだ。だいたい、続けてほしいなんていってる本人でさえ、正座とか、お念仏とか聞いただけで、「うっへえ」となる始末。私らの世代で、こういうものが絶滅するんじゃないか、といつも思う。ご詠歌とか、昔からの冠婚葬祭の作法とか。父方の実家は青森県の弘前だが、お悔みがあると、地域の女性はみなご詠歌を歌いながら、お墓まで歩く。とても自然に、まるで、唱歌でも歌っているかのように並んで、連れだって歩く。ああいう風景が失われていくのは、なんだか惜しい。習得までは難しいかもしれないが、せめて「知る」ことからはじめてみるのも大事かもしれない、と思った。
March 12, 2015
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夕方から雪がちらちらしてきて、仕事が終わるころには外は白い世界。うちのちびたち、ふわふわと舞っては地面に降りる雪を見て、首をかしげる。しろくて、もふもふしてるのが、落ちてきて、足元に降りると、黒くなる……。牛舎の外灯に照らされて落ちる雪は、着地するとき、影ができる。どうも、それが不思議でならないらしい。そして、それを追っかけてるうちに、地面にもう一匹「ねこ」がいるのに気付いた模様。あれ? なんかいる。つっかまえたっ!あ、あっちにも!!ちびども、「黒いなにか」を捕まえに、白い地面を走る、はしる。あしあとだらけの、牛舎のまえ。やんちゃのあとを隠すように、雪は落ちてくる。
February 26, 2015
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先日、月に一度のヘルパーさんの日があった。夕方のお仕事をお任せして、ちょっとぶらぶら買い物へ。「ねえ、これだけ。これだけ買いたいの」と、小さな手にこれまたちいちゃなおもちゃを握りしめて自己主張する幼子にまじって、100均で雑貨を見て歩く。と、なにやらビタミンカラーのボディーに黄色い車輪が浮いてるもの発見。ひとりぽつんと、佇んでいる。油の砂時計(……ん? あってんのか?)である。中の油が車の爪に引っかかって回り、落ちていく仕掛けのもの。所要時間 約1分。1分18秒だったり、1分32秒だったり。なにせ車にひっかかったり、ひっかかんなかったり。つまったりするもんでね「こらこら、何のための砂時計か」というご意見もあろうかと思うが、私は、別にいい。なんか、非常に和む。その、たどたどしく回ってる様を見ているのが、笑えて。本人に自覚はないのだろうが、「は? これでも一生懸命回ってますけど、何か?」とでもいいたげな、飄々とした姿が、なんともいえない。きりきり、きちきち、そればっかりでも大変じゃないの。息がつまってしまうさ。家に連れ帰ってからは、日に何度もひっくりかえしては笑っている時間は、測っていない
February 23, 2015
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一昔前(いや、もっと前?)一世を風靡したもじもじ君を彷彿とさせるポーズ。何て文字を作りたかったのか?なんで、このかっこうで落ち着いちゃったのか?なぞであるしかし、うらやましいくらいの身体のやわらかさ仕事と用足し以外は、ほぼ申告の準備になり、運動不足にもいよいよ拍車がかかる。今は、飽きたから、こんなことしてるのそこで、すっかり猫どもの遊び場と化していたエアロバイクを発掘し、申告準備部屋の空きスペースに設置。思い出したようにふらふらと立ち上がっては、こぎにいく。100キロカロリー分こぐのは、けっこうなもんだなウォーキングもいいのだが、今の時期だと車や除雪車の邪魔になったりするし、さりとて、街まで降りてって歩いていたんでは、申告が進まない。CDかけたり、録画した番組観たりしながら、こぐことにした。何もしないよりかは、いいのではないかと思う。足腰が弱ったら、コンサート会場までたどり着けないもん四十肩になっちゃったら、コンサートのとき、手拍子できないもん時間に制限があったとしても、自転車こぎとラジオ体操は続けるぞ!この努力は、楽しいことにつながっているのだもの春が来るのも、申告が終わるのも、もう少しよ、私。飽きるけど、もう、ぜーーーーんぶ投げ出した―――い!!って思うけど、ファイット!! 私。サクサクっと終わらせて、春からはガンガン、いろいろ楽しむぞー!!
February 19, 2015
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先日、エッセイサークルのお仲間だったHさんからお手紙をいただいた。そのなかには、写真が同封されていた。1月の町民劇場のときに、撮っていただいた写真である。実物はどうであれ、撮影者のHさんの腕がいいから、意外にもかわいく写っている。きれい……ではない。かわいい……というか、うーん、面白く、そう、見ると笑いたくなる感じに写っている。この感じ……どっかでみたことあるような……ああ、これ! これだわ!! ↓ (クリックして大きくして見てね)お多福である。白い顔(あ、ほんとは赤黒いけど、お化粧してもらったからね)たれた目、空気を含んでいないのにぷっくりふくれたほっぺた。どの写真もみな、完璧なかたちのお多福なのだ。雫石の広報にも写真が載ったけど、これもまたお多福。私は写真が嫌いで、極力さけているのだが、今回はいっぱい撮ってもらった。むろん、できたら撮りたくなかったし、カーテンコールにも出たくなかった。だって、ふとっちょのお多福だからさでも、この写真を見ているうちに、「こんなお多福みたいなのが、コメディを書いて笑かしている」という図式がなんとも可笑しくなってきた。一昨年、岩手に若冲の展示会がきたとき、雅煕の『百福図』というのを見た。お多福が百人いるというのだが、そのお多福がまあ、アクティブ!掃除してたり、洗濯、炊事、繕いもの。踊ってたり、歌ってたり……じっとしてないの。あの顔で、それにみあった体型で。見てると、思わずニヤけてしまう。お多福を見て、かわいいなと思ったのは、そのときがはじめてだ。ということは、バタバタいろんなことしてるtoughgirlもけっこうかわいい、ということではいや、面白いのは間違いないないっそ、o-tough-ku girl に改名してもいいかも。というわけで、一連の写真は気に入っている。現時点で、私に万が一のことが起こった場合は、この写真を使ってもらうことに、牧場主に頼んでおいた。
February 16, 2015
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ひねもすのたり牧場界隈は、本日もまた強風、吹雪ごおごおと吹いたかと思うと、からっと晴れて。しばらくすると、一転にわかに掻き曇り。前の道路もすぐ雪で盛り上がり、通行難。というわけで、昼間っから呑んでおりますまるで、えらい呑兵衛みたいなこと言ってますが、甘酒です。私の育った岩手県北沿岸地域では、どべっこっていってました。どぶろくのことをどべっこという地域もありますが。私は、子供のころから酒粕派。母の実家が父方、母方とも酒蔵の親戚がいるので、酒粕は常備してありました。冬は反射式ストーブのうえで、ゆっくりとろとろ。酒粕がとけて、どろんどろんになり、湯気があがる。甘くて、ちょっとお酒のにおいが立ち込める。あ~、たまらん幼いころの、幸せなにおいの記憶のひとつ思い出して、今でも冬には自分で作って飲みますが、なぜか、母のあのどべっこにはならない。砂糖が足らんのかなあ。酒粕が足らんのかなあ。毎年作ってれば、近づくかなそれにしても、ああ、うまっ
February 14, 2015
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ひねもすのたり牧場周辺は、朝から猛吹雪牛舎の外は、ホワイトアウト。風はぼおう、ぼおうと呻り、時折、ふぃいいいっと夜汽車のごとくに哭く。道は幅も高さも偽りの姿になりすまし、通るものの行く手を阻む。こんな日はもう、籠るほかない。風が強すぎると、テレビさえもまともに映ったり、映らなかったり。CDでもかけて、本を読んだり、書きものしたり。やりすごすしかないのである。山積みとはかくいう状態です、といいたげな机の上の書類にも、今日はちょっと目をつむり、充電の日にしようと目論んでいるうちのボーイズ アンド ガールズも、これ、このとおり今日は、のんびりするほか、いたしかたないよ。
February 13, 2015
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トラクターで除雪している牧場主に、かくれんぼを挑むうちのやんちゃぼうずども。うちの牛舎に住みついている猫は、9割が黒。雪のなかだと、どれもこれもこのとおり。どんな~に じょーずに かくれても~ ♪てな具合。このあと、見ぃつけた~と走ってきたトラクターに一目散にシャッターをくぐって入ってきた。昨夜の雪は、岩手颪にのってひねもすのたり牧場を包みこんだ。暦の上では春でも、まだ2月。当分は、雪かき、牛の仕事、申告の準備、家事、牛の仕事……みたいな毎日。光あふれるあたたかな春のために、半冬籠りは、もう少し続く。
February 9, 2015
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カレンダー上では、春になりはじめました。そのとたんに、当地ではマイナス二桁の朝が続いております。気持ちだけでも、あげようかなと……。お雛様を飾りました。奥に鎮座ましましている龍のおひなさまは、お勤めしている頃に自分で買い求めたもの。前のころんと丸い、土鈴のおひなさまは、おなじくお勤めしていたころ、同じ職場にいたおねえさまに、いただいたもの。その横のうささんのかわいいおひなさまは、一緒に仕事をしていた人からいただいたもの。我が家の寒々しい玄関も、華やいでいます。
February 5, 2015
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いつもながら、雑な写真ですみません。雪の舞うなか、行ってまいりました。奥州市民文士劇を鑑賞するのは、今回で2回目。昨年はやっぱり雪の日で、『忠臣蔵』という、まるで、討ち入りに行くような風情でした。今年は、『源義経』歴史や古典文学、時代劇が好きな人にはたまらない演題です。五条大橋、吉野山、安宅関……といった名場面を盛り込みつつ、舞台も会場全体を使っての迫力。衣装も絢爛豪華。BGMはバンド生演奏もありの、これぞエンターテイメント!たっぷり楽しんでまいりました脚本は、師匠(と勝手によんでいる)である道又 力先生。人を楽しませる脚本って、こういうものなんだなと、今回もしっかり勉強させていただきました。昨年同様、友人のAちゃんにチケットをとってもらい、二人で鑑賞しました。舞台も楽しみだけど、そのあと遅い昼食をとりながら、つかの間おしゃべりするのが楽しいです。彼女は奥州市に住んでいますが、先日の町民劇場も観に来てくれました。そのときの感想や、うちのこと、体調のこと……とにかくいろいろ話しました。人との距離って、不思議だと思います。Aちゃんは高校時代からの友人で、30年も前からのつきあいです。途中、年賀状や手紙のやりとりだけの時間もあったり、今でも年に1、2度会うくらいです。でも会って話すと、心が戻っていくのを感じます。いっぱい水分や夢を含んでいた、30年前に。一緒に話しながら、川沿いの道をだらだら歩いたころに。たとえ話題が、更年期の悩みであっても離れたところで、違う形で頑張っていても、心がお互いをちゃんと捉えていれば、その距離は縮まるものなのだなと。そういう存在に支えられて、私の心は立っているのだと思います。
February 1, 2015
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