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今では宮部みゆきと言えば超能力ものが得意な作家と言うイメージがあるが、本作が初の超能力ものの作品で、且つ日本推理作家協会賞受賞作品でもある。
超能力を自認する少年の稲村慎司、その慎司とは違う能力を持つもう一人の超能力者の織田直也。二人の超能力者をたまたま嵐の夜に慎司と出会った雑誌記者の高坂昭吾が超能力を身に付けた二人の苦悩と運命を語り手として物語は進んでいく。
語り手を務める高坂昭吾も心に傷を抱えていて、だからこそ悲しき超能力者を理解してやれたのだろうと思うし、慎司と直也もそれに報いたのではないだろうか。
最後の直也の死と慎司の決意が読者に訴えかけて本作は幕を閉じるが、私には超能力はやっぱり理解出来ないというのが本音です。
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