鍋のなか

鍋のなか

06.08.23 長瀞

長瀞天然かき氷 2006.8.23



今年の夏はダンナは仕事が忙しく、私は休暇が残り少ないため、盆休みはなし。
ただ、今日だけは職場の関係で1日休みになり、せっかくの平日なのでひとっ走り行ってきました。

前回は目的もなく走りに行き、暑さでばてて中途半端なツーリングになってしまった。
今回はふとパソコンで見つけたカキ氷を食べに行く事にしました。

家から下道で行ける距離ですが、またバテては困るので行きに高速を使い、帰りに下道でゆっくり帰る予定にしました。
大泉ICから関越道に乗ります。
大泉までは通常1時間近くかかりますが、平日のせい?時間帯がよかったせいか、渋滞せずにスムーズに行けました。

本線に乗ると外環方面からサイレンを鳴らした救急車が。
3車線のうちの一番右側を走って行ったので、私は邪魔をしないように離れて真ん中の車線を車の流れについてのんびり行きました。

しかし、いつまで経っても救急車は高速から降りないし、本線上で事故があるわけでもなし。
車体を見たら春日部の病院名が。
これは病院移動の患者搬送だな、渋滞すると困るからサイレン鳴らしてるのかな、という事で、さっさとパスしちゃいました。

早めの休憩を取るのに、高坂SAへ。
SA内の駐車場はわんさか車が停まっていて、人もすごい。
日陰が少ないので異様に暑かったし・・・バイク駐輪場は私のほかに1台居ただけでした。
トイレに行ってぬるいスポーツドリンクを買って半分飲み、残りはウエストバッグにしまってさっさと出発。

走っている方が涼しい。
先月新しく買った ヘルメット がこれまた快適です。
頬パッドの形状が今までと変わってメガネがかけやすいし、走行風が耳の後ろまで流れているのが分かり、ヘルメットを被っている圧迫感がありません。

そういえば、いつの間にか嵐山小川ICというのができていました。
調べると2年前にできたようだ・・・。
それくらい関越道は使わないってことで。

花園ICで下りてR140を秩父方面に走ります。
何となくのんびりした風景に遠く山々が見えてワクワクします。
途中にシェルのセルフGSがあったので早めの給油に寄ると、高校生のバイトが吹っ飛んできました。

暑さで動きがだるいのを、セルフ方式がわからないように見えたのか?
いやいや、モンスターを見にきたらしい。給油しながらしばし会話。
給油を終える頃、ノズルからガソリンがタンクにたれないようにウエスを差し出してくれて嬉しかった。
それにしてもハイオク144円とはさすが埼玉だな。

道も休日なら混雑するだろうけど、さすがに平日はガラガラ。
空気がうまいのでシールド全開でのんびり走る。前も後ろも車がいない。
こんなにいいところだったのか・・・。
今度は観光目的でこよう。

とりあえず長瀞駅前まで行ってみた。

長瀞駅前

ちょっとウロウロしたかったけど、駐車場は有料だし、そのへんに停めるわけにいかなかったので1枚写真を撮っただけです。
ここからお目当てのカキ氷屋さんは近いはず。

ネットで調べた時に国道沿いにあっても看板が目立たないと書いてあったのですが、お店の前に駐車待ちの車がたくさん停まっていたのですぐにわかりました。
駐車場の警備員にバイクだと言うと駐車場のわずかなスペースに停めさせてくれます。
車だと順番待ちになりますが、こういう時もバイクは楽です。

ここはいつも行列のようです。テレビでもやってるし、旅行ガイドにも載ってるからなぁ。
食べ終わって帰る前の写真ですが、こんな感じです。今日の行列はまだ少ないらしいですが。

行列

待ってる間も日差しが容赦なく照りつけて汗がどんどん流れます。
この方が氷を食べる楽しみが増しますね。
並んでいるとおばあちゃんがメニューを持って注文を聞きにきます。
おおよそオーソドックスなメニューでしたが、ここのウリは天然氷。
なるべくシンプルに食べたかったので、「天然氷糖みつ」を注文。
いわゆる「氷すい」です。

20分くらい並んだかな?席に座ってからさらに10分くらい待ったと思う。
てんこ盛りのカキ氷が運ばれてきました。

天然氷糖みつ(氷すい)

携帯のカメラでなく、ちゃんとデジカメを持っていけばよかった。
まずはスプーンですくわずに直接かぶりついた。
氷はシャキシャキしてるんでなく、雪食ってるようにフワッとしている。ザラザラ感がなくてふっと口の中で溶ける。

うまい!

てんこ盛りで全部食べきれるだろうかと心配したけど、あっという間に食べてしまった。
練乳もついていて、好きなだけかけられるんですが、氷すいの場合、かけない方がうまかったです。
口の中がかじかんで舌がうまく動かないけど誰と話すわけでなし。

阿佐美冷蔵

すっかり涼しくなってお店を後にしました。
しかし、日なたにバイクを停めていたので、タンクやシートが異様に暑くなって、尻や太ももが熱い。


R140を秩父まで下って、予定ではR299から名栗を抜けて青梅に出て帰るつもりでしたが、このまま帰宅するのにはちょっと時間が早かったので、先日リタイヤしたR299山越えに再トライする事にしました。

先日寄った みどりの村 を通過し、志賀坂峠へ。
やはりトラック、ダンプが多い。
見通しのよいところでパスすると前も後ろも誰もいなくなった。
好きなペースでコーナーを抜ける。楽しい~
だんだんと山の中に入っていく・・・雲ゆきも怪しくなってくるが、雨は降りそうもない。
どんどん涼しくなっていく。
埼玉県小鹿野町から群馬県神流町へ。
国道沿いに 恐竜王国 なるものがありますが、時間の都合で今回はパス。
後で調べたら化石発掘体験があるらしい・・・うううやってみたい!
ダンナ連れて行かなきゃ!

次に休憩したのは道の駅上野。

道の駅上野

山々の間に村がある感じなので道の駅もこじんまりしてます。
というか、隣にJAやGSがあるので観光の道の駅というよりも実用的な位置づけに感じます。

ここで16時まわってます。
日暮れをちょっと意識する頃です。
この山の中で日が暮れたら泣けます。
軽く何か食べたかったけれどトイレ休憩だけして出発。

ここ上野村は日航機が墜落した御巣鷹の尾根があります。あちこちに慰霊の園などの案内板がありました。
ここまで来るのに一苦労なのに、事故現場はもっと山奥なんですよね・・・。

R141に出るのにこのままR299で行くか県道124号の武道峠を行くか迷いましたが、中央道で帰宅するつもりだったのと、ツーリングマップルにはR299側には「通行止めになることも」とあり、武道峠側には「県境越えのルートで一番まとも」と書いてあったのを鵜呑みにして武道峠を行く事にしました。

武道峠入り口は広かったけど、すぐに道が狭くなり、木々に囲まれていく。
民家はなかったような気がする。道の横は沢が流れていて、水量も結構あるし、何より寒いくらいの冷気。
途中の沢沿いのちょっとしたスペースに1台の車を停めて横にテントを設営してる男性がいた。
こんな寂しいところでよく泊まる気がするな、と思ってしまった。

道はすれ違いができるかどうかってくらいの幅で、道の真ん中に砂がういていたりゲンコツ大の石がゴロゴロしていた。
崖が壁っぽく落石注意の標識がある。薄暗いのでライトをつけて2速でゆっくり走行。
空気は森々としてうまいのでシールドは全開のままだが、道は峠越えルートで一番まともなのかどうかは怪しい。
R299の十石峠はどうなんだろうか?

途中で分岐点にさしかかる(中ノ沢林道?)。
左は工事中で一般車通行禁止。ゲートが閉まってるわけでないけどダートだから行く気もなし。
第一そんな時間もないしそんなバイクでもなし。

だんだんと勾配があがり、雲のすぐ近くまであがった。
道はジャリジャリしてるし、湧き水?であちこちに川ができていた。
時々視界が開けてすばらしい景色を見ることができた。つくづくデジカメを持参しなかったのを後悔。

峠の頂上にぶどう峠の看板があった。ちょうど群馬県と長野県の県境でもある。
バイクを寄せてちょっと停まったけど、すぐに出発した。
バイクの写真が一枚もないんだよなぁ・・・迷った時は何でも撮影しておくべきですね。
なかなかいけない場所だけに。

長野県に入ると下り坂になるわけですが、とたんに道が群馬県側と比べ物にならないくらいにきれいで、その差にびっくりした。
コーナーもきつくない。ぶどう岳のの西側に出て夕日を浴びるかたちになるから不安な気持ちも消えた。
少し下ったら前からダンプが4台ほど黒鉛を吐きつつ息切れしてるように登ってきた。
こんなに大きい10トンダンプが今私が登ってきた群馬側の細っこい道を下っていくのか!?
中ノ沢林道の工事現場まで行くのだろうけど、工事現場の人は本当に大変だな。

北相木村の真ん中を走る県道124号はカーブも少ないのでついついペースが速くなる。
おばあちゃんが畑仕事をしてる情景がまたいい。
相木川をぼんやり眺めるおばちゃんもいい感じだった。

ほどなくしてR141に当たった。小海あたりか。
上信越道に出るか中央道に出るかちょっと迷った。
佐久ICの方が若干近いと思われたが、大泉ICから自宅まで渋滞の中1時間近くかけて帰宅するよりは中央道の須玉ICまでちょっと長い距離を走った方が気分的にいいと思ったので須玉ICに向かう。

こちらはさすがに車が多い。
秩父からずっと車がほとんどいない道を走ってきたから自分のペースで走れない事にストレスがたまる。

途中、清里のセルフで給油したら155円だった。寄居のセルフが異常だったのか?
この辺りに霧が発生してたのか、路面は濡れてるし体もしっとりと濡れるし、シールドも一面水滴だらけになった。
道路の気温表示は20度。標高が高いからだろうか。

どんどん須玉ICに向かって標高がさがる。
道沿いのいたるところに野菜やら果物を売っている店が目に入る。
今年はとうもろこしが高くてまだ食べていないのだ。このへんで1本だけ買って帰るのもいいかなと思いつつ、なかなかバイクを停めるきっかけもないまま須玉ICに到着。

何か見た事のある景色だ・・・そういえば先月オオムラサキを見にここまで来たっけ。

中央道に乗って目についた渋滞情報は小仏トンネルを先頭に12キロの渋滞。
平日なのになんで渋滞するんだよ!とつい口に出てしまった。

このまま一気に帰宅してもよかったんだけど、渋滞のすり抜けをするにはちょっと疲れがたまっているので釈迦堂PAにて休憩。ここまでくれば帰ってきたも同然である。
ウェストバッグに入れてたスポーツドリンクを飲み干し、ダンナに今ココメール。
お腹が減ったけど(結局カキ氷とスポーツドリンクのみ)ここで食事するわけにいかない。
ヘルメットのシールドとライトの虫を濡らしたティッシュで落として顔を洗って出発。

さすがにあたりが暗くなってきた。
一休みしてる間に渋滞が解消されたようだ。
途中の路肩にトラックのレッカーが停まっていて、上にフロントがつぶれた乗用車が載ってたけど、事故渋滞だったのかなぁ?

覆面がいるとまずいので車の流れ+αで流して帰りました。
上野原ICを過ぎたあたりから小仏トンネルまでが少しだけ神奈川県なんですね。
この区間はオマケということで。

19時頃無事帰宅、この日は0時頃には寝てしまいました。
翌日も眠かったです。ちょっと無茶なコースだったのかな?

今回は1都5県をぐるりと走ってきただけですが、途中で寄ってみたいところがいくつかあったので、次回はそれらを目的に行ってみたいと思います。
向こうで1泊かな?




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