鍋のなか

鍋のなか

07.4.14 岡谷・下諏訪

岡谷・下諏訪 鰻と温泉 2007.4.14


前日仕事の帰りにお出かけして終電にて帰宅。
翌日目が覚めたら快晴でした。ああ、布団も干したいし洗濯もせねば…と思ったけれど目は覚めても頭が起きず。
でもとても陽気がいいのでバイクでひと回りしてくることに。
いつも車でのんびりドライブしてたけど、車はストレスが溜まる。
やっぱりバイクでなくちゃダメだ!って事で近所のGSにて満タンにして中央道へ向かいました。

ETC本体

今更ですが、先月取り付けたETC機器の画像です。
4輪用と違って2輪では雨に濡れる可能性が高いのでパッキンのついた箱型になっております。

中はこんな感じカード挿入

受信機とインジケーターランプ

カードをきちんと入れてエンジン始動すると、インジケーターランプ(タコメーターの上にあるやつ)が緑に点灯します。
カード未挿入だと赤点灯です。バイクでは車と違って走行中にカード挿入できないので、走り出す前にセットしておく必要があります。
因みにタコメーターの右にある四角い部品が受信機です。



はじめは勝沼まで乗ってクリスタルラインを走ってこようと思っていました。
しかしこの日は風がとても強く、雲がほとんど飛ばされて一面青空。
ちょっと足を伸ばそうと走り続けると南アルプスも八ヶ岳、あと何山だかわからないけどとにかく周りの山がはっきり見えてとても綺麗。
これは山の上から景色を見てみたい・・・とビーナスライン行っちゃうか!?
富士山がすごく美しく、いつもより大きく見えたので、富士山周辺へ行くのも迷いながらもその先へ…。

韮崎を過ぎると勾配が特にキツクなります。でもバイクだとへっちゃら、かえって面白いくらい。
小淵沢ICで降りて下道を行こうか迷う。東京ではすっかり桜は終わったのに、こっちでは今まさに満開で、時間が戻ったような気になる。
出てきた時間が遅いので、ビーナスラインに行くなら行くだけさっさと行かねばと結局諏訪ICまで乗ってしまいました。
上川、諏訪湖湖畔とも桜並木は満開。今季にまた桜を見る事ができるとは・・・。

よくよく考えるとまだ4月の中旬。後で知ったんですが、ビーナスラインは暖冬のおかげ?翌週に全線開通するらしいですが…今日のこの空を美ヶ原で見たいと思っていただけに霧ヶ峰までしか行けないと思うと急にしらけてしまいました。
腹も減った事だし、せっかく一人で来ているので普段食べられない物を食べようと、携帯で鰻屋を検索。
まったくの行き当たりばったり、地図もツーリングマップルでは細かく載ってないし、携帯の地図サイトである程度の場所を確認するしかない。
比較的通り沿いの行きやすい店に決定。
それにしても夕方の下諏訪~岡谷周辺はどこも鰻のタレの香りがするのね。さすがに香りから店の場所をたどっては見つけられないけど、それだけ鰻屋が多いのね。


天竜川沿いの県道14号を辰野方面へ向かうとJR中央本線の川岸駅の先に店があります。
この川岸駅がまた何と言うかいい雰囲気で・・・無人駅なのかな?写真撮りたかったけど日暮れで微妙に光量が足りなさげなのでまたの機会に。
どうせここいらはよく来るのだ。

観光荘

駅から少し先に店はありました。
店名が怪しい・・・調べてみたらここから辰野の蛍の名所が近い事から蛍がらみの店名にしたようです。

色々メニューがある中で、やなまぶし丼を注文。
鰻は炭火で焼きあげるとの事で少々時間がかかります、とそれまでのつなぎ?で鰻の骨と小魚を揚げたのをいただきました。
お茶は座席にポットが置いてあり、湯飲みと茶葉の入った急須が出されるので好きなだけ勝手に茶が飲めるようになっています。

鰻の骨を揚げた物

ご飯は大盛りにします?なんて聞かれて、そりゃ腹は減っているけど大盛りまでは・・・と悩んでいたら「大丈夫ですよ(何を根拠に?)、大盛りは無料ですよ」と言われるが儘大盛りに。
出来上がるまでの間、店内の周辺観光パンフを漁る。
近く(ってほどでもないけど)に桜で全国的有名な高遠城址公園があるけど、あえてパス。人ごみは苦手なので、もし見に行くとしたら早朝に行きます。
もっとも、毎年地元の桜を見たら気がすんでしまうので、高遠の桜は見たことがありませんが。

上やなまぶし丼

15分くらいかな?運ばれてきたやなまぶし丼。鰻がたくさん!
汁物はきも吸か味噌汁が選べるのですが、ここはやはりきも吸でしょう!
きもの大きさが今まで東京で食べた店の2倍はありました。

ワサビとネギの細かいのを甘いタレで溶き乗せる

画像のワサビとみじん切りのネギを自家製の甘めのタレで和えてうなぎに乗せて食べます。
これがまた美味いのなんのって。
小鉢の野沢菜やきのこも美味しゅうございました。
野沢菜のオカワリが欲しくて1品物を注文しようとしたら、ひとりでは多いよ?と言われて同じ小鉢の野沢菜をサービスでいただきました。
こういうちょっとした事が嬉しい。

のんびり食べていたら次から次へとお客が来て店内いっぱいに。
ちょっと早めに来てよかった。
食べ終わる頃にさっきと違うお茶っ葉の入った急須と湯のみをいただいた。
玄米茶、好きなのよね。
最初は普通の緑茶で、後が玄米茶。口の中がコッテリして疲れたのを狙っての事なのかはわかりませんが、とにかくお茶を結構飲んだ。


店を出るとまだ辺りは明るさが少し残っていました。
6月の夏至に向けてどんどん日が長くなってきてますからね、ツーリングにはもってこいです。
ご飯の大盛りはやっぱりちょっと多かった。このまま帰るのはちょっと勿体無いし、走りっぱなしで体中凝ったので下諏訪まで戻り、昼間のうちにチェックしておいた共同浴場へ行きました。
チェックと言っても、通りに看板が出ていてすぐ気づいただけの事ですが。

下諏訪 矢木温泉

自動販売機と木が邪魔でよくわからない写真になってしまいました。
観光チックな温泉でなく、地元の人御用達の浴場って感じです。料金も220円と安い。銭湯と違って温泉のなせるわざか。
それだけに設備が実にシンプル。引き戸を開けて中に入り、料金箱にお金を入れます。番台の人はいません、時々料金箱の中身を回収にはきているようです。
ほとんどが地元の人で、入浴券で入っています。小銭で入ったのは私くらいか?

脱衣所もまたいい雰囲気。薄い木のテーブルに竹の色褪せたうちわが2つ、イスはパイプイスで洗面台に家庭用扇風機。
浴室はそこそこの広さはありました。石鹸もシャンプーも置いてないし、売ってもいない。私もいきなり温泉に入る予定もなかったのでタオルだけ販売機で買ってゆっくり温まるのみ。
今度からツーリングにはタオルとシャンプーに石鹸は持参だな。荷物は増えるが。
結構お湯は熱め。15分も浸かってのぼせぎみに。
まあ、薄着でバイクで帰るのだからのぼせるくらいの方がいいやって事でしたが、帰る頃の外の気温は8度。
Gパンだとちょっと寒かった。

家まで下道で帰るつもりが、勝沼まで来て飽きてしまい、勝沼から中央道に乗って帰りました。
それまでノンビリペースだったのに、高速に乗ったら流れが速いので他の車を気にしつつ(点数少ないので)、1時間ほどで帰宅。
早朝夜間割引きにより半額の1000円ですみました!ETC導入してよかった。2000円ならもう少し頑張って下道で帰るメリットはありますけどね。
23時に帰宅。


今回風が強かったのと久しぶりに乗った事、バイクからほとんど降りずに走りっぱなしだったのもあって、お尻と太ももが痛いです。
太ももは湿布貼って寝たけど、お尻と尾てい骨はしばらく痛いままですね。ちゃんと革履いて行けばよかったと後悔。
クラッチ操作で左腕のスジも少々・・・これは慣れですね、時々しか乗らないと体がなまってしまいますなぁ。
掌のゴツゴツ感がなくなったのは喜ぶべきなのか・・・?

観光地な雰囲気いっぱいの上諏訪温泉とは逆に渋いイメージの下諏訪温泉。
共同浴場の人の少なさと地元の人と交わす挨拶や会話が楽しい。こっちもお邪魔させてもらって湯に入る感じなので自然と挨拶が口に出る。
泊まりでゆっくりしたいところだが、まあ少しずつ楽しむことにします。



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: