わんころりん☆にゃんころりん

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2023年11月11日
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カテゴリ: いのち
14歳で介護が必要になった愛猫に寄り添う飼い主 
猫の意思と尊厳を守りながら「一緒に暮らせて幸せだった」日々に涙

ねとらぼ  11/11(土) 21:30配信




近年、飼い主の「ペットは家族の一員である」という意識が高まり、ペットに対しても健康で長生きできるように、生態や習性に合わせた適切な飼養管理が行われるようになってきました。
生活環境や栄養状態の改善、ワクチンや駆虫薬の普及、獣医療の進歩などさまざまな要因で、ペットの平均寿命が延びています。

 「一般社団法人ペットフード協会」による「令和2年(2020年)全国犬猫飼育実態調査」では、犬の平均寿命は14.48歳、猫の平均寿命は15.45歳。10年間で犬は0.58歳、猫は1.05歳寿命が延びています。成犬・成猫は1年で人間の4歳分の年齢を重ねるといわれており、大きく寿命が延びていることが分かります。

 寿命が延び、愛するペットとともに長く暮らしていけることはとても幸せなことですが、長寿化ゆえに新たな課題も発生しています。それは加齢により生じる体の不調です。

 ペットも人間と同じで、歳を重ねるにつれ体力や免疫力が落ち病気にかかりやすくなったり、足腰が弱ってきたりします。
それだけでなく、認知症や寝たきりになって、人と同様に介護が必要になるケースも。
もちろん加齢だけでなく、病気やケガなどが原因で介護が必要になることもあるでしょう。

 そこで、ねとらぼ生物部ではペットを介護した経験のある読者にアンケートを実施。寄せられた数々のエピソードと写真を紹介するとともに、介護の現実や厳しさだけでなく、その経験から生まれるペットへの深い愛情や命の尊さを伝えていきます。

第8回 アビニシアンの「殿」くんと飼い主のハートさん
―― 介護が始まったときのペットの年齢と、きっかけを教えてください

 殿は幼いときから健康上の問題が絶えず何かしらありました。本格的に介護状態になったのは、かなり晩年になってから、14歳くらいだったと思います。そして16歳と数カ月で虹の橋を渡りました。

 一緒に生活をしていたもう1匹がアグレッシブであったため、精神的な問題が多く影響していたと思います。最初は足に痒みのパッチができてかきむしり、下痢が続くようになり、いわゆるIBD (Inflammatory Bowel Disease=炎症性腸疾患)と診断され長く患いました。
その後、2匹とも慢性腎不全を発症し、だんだんと悪化していきました。

―― どのような介護をしていたのでしょうか

 介護は主に私が担当していました。殿は歩けない状態になっても、定期的にトイレに連れて行ってあげればそこでちゃんと用を足せたので、そそうは腎不全の悪化に伴い血圧が急上昇して発作が起こった日の1回だけでした。

 いつもソファの上で寝ていたので、その周りは落ちても大丈夫なようにマットレスやクッションでカバーしていました。階段に近寄らないようにガードをつけました。それでも見ていないと上の階の私たち家族の寝室まで上がってこようとするので、最後の数カ月は、ソファの下でマットレスで一緒に寝ていました。

―― 介護する中で一番大変だと感じていたことを教えてください

 殿にとっては動物病院に行くことがかなりのストレスだったので、獣医師さんに診てもらうことと、自宅で静養させることと、どちらのメリットが大きいか考えることもありました(獣医師さんのアドバイスに頼りました)。
言葉を喋れない動物の意志を読み取るのは困難ですが、限りなくそこに寄り添おうと努力しました。
治療で完治できない状態に陥ってしまった後は、苦しみをあたえない、苦しみを排除してあげることを考えました。

―― 介護生活のなかでの学びや気付いたことがあれば教えてください

 獣医師さんとの良い関係がとても重要だと思います。獣医師さんが動物の個々の性格なども考慮してくださって、柔軟に対処してくだされば、それが一番の助けになります。できれば往診をしてくださる獣医師さんが良いと思います。

―― 介護生活の中で心掛けていたことがあれば教えてください

 殿の意志、尊厳を重視しようと心掛けました。どこまで本人が頑張りたいのか、それで良いのか……その結論が正解だったのか、そうでないのか、知る由もないのですが……。

―― 介護していたペットへの思いを教えてください

 どんな猫ちゃんより、ワンちゃんより、殿が一番愛らしかった。殿のおかげで、いろいろなことを学んで、いっぱいの愛をもらった。一緒に暮らせて幸せだった。

―― 介護中の方へのアドバイスがあれば教えてください

 末期の介護に入ると、とかく感情が先行しがちになって過度な治療を続けたり、それによって家庭内がぎくしゃくしてしまうことになったりもします。ペットとの距離が近ければ近いほど、ペットは家の中の雰囲気、飼い主の感情などを読み取っていると思います。できるだけ穏やかに、ストレスをかけないようにケアをしてあげられれば良いのではないのでしょうか。

(了)

 少しでも健康で長生きしてほしいからこそ、介護に全力を尽くし、自身の生活や心身に大きな負担を掛けてしまう飼い主さんも少なくありません。状況によってはペット介護サービスを利用する、同じく介護をしている人たちと情報を共有するなど、1人で抱え込まない環境づくりも大きな助けになるでしょう。

 これからペットを迎えようと考えている人や、現在介護の必要がない飼い主さんは、健康寿命を伸ばす対策をする、介護の知識を取り入れるなど、少しずつ準備を始めておくと良いかもしれません。介護も含めて大切なペットとの一生です。その時間も愛せるようにペットと寄り添い続けていきたいですね。

ねとらぼ


【転載ここまで】






とにかく早期発見 早期治療が犬猫にも飼い主にも 心の準備や介護計画を立てるのに余裕が持てる
その為には定期的に健康診断をする手間を惜しまないことが寛容
採血などはその都度しなくてはならないので犬猫には迷惑かもしれないが 獣医師やスタッフとは何となく顔見知りになり『安心感』のような物も生まれる
多くの犬猫を看取って来たのも個々に差異はあるがよい経験を積ませて貰ったと思う
腎不全などは進行を遅らせるケアであり改善することはない継続治療になる
自宅で補液ができれば猫のストレスはかなり違うし 人間にとっても通院治療を受ける時間的なものも節約できる

介護は送る方も送られる方も 受け入れて納得できる『死』を迎えるための大切な時間だといつも思う

事故などで緊急救済した犬猫も含めれば40体近くを送りだしたが 慣れる事はなくても受け入れる事は上手になったと思う

介護は共に暮らした犬猫からの 最後の贈り物だと思う
介護させてもらえただけでも幸せであると感じるのである





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最終更新日  2023年11月11日 23時42分13秒
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