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粗忽のたかびー
ホスピス・緩和ケア医をしています。 仕事でホスピス・緩和ケア病棟で出会う方々の人生には、小説より奇なり、と言う言葉があてはまる物語がよくあります。一方、私生活では沢山の映画、ドラマをみて、小説も読んできました。自分では味わえないドラマをいつも見聞きしていることになります。 日々感じたことを発信しようと思います。
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2024.11.20
テーマ： 在宅介護(1612)
カテゴリ： 緩和ケア
痛みは2週間でコントロール出来て、さあ退院しようとした矢先、同居してくれていた一人娘の夫が脳梗塞で倒れてしまった。夫の病状が落ち着いていないのか、Kさんのもとには殆ど来なくなった。
拗ねてしまったKさん、昨日は診察に行くなり、「私はもう行きている価値がありません。今夜、旅立ちますから。先生、お世話になりました。」と。
今日はどんな顔して挨拶してくれるんでしょう？
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