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2007年08月06日
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カテゴリ: 記事
8月12日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ


 ■自販機も入れ立ての味 UCCなど教室盛況

 コーヒーの味にうるさい人が増えている。スターバックスなどのシアトル系コーヒーチェーンが全国に店舗を広げ、直前にコーヒー豆から抽出して飲むレギュラーコーヒーにこだわる本格派が台頭。コーヒー教室が人気のほか、バリスタと呼ばれるコーヒー職人が注目されてきた。カップコーヒー自販機も本物志向に対応し始めている。(松田潤子)

 今月2日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催されたコーヒー抽出技術の世界大会「ワールドバリスタチャンピオンシップ2007」。決勝まで勝ち抜いた6人の中に日本代表の宮前みゆきさん(26)の姿があった。宮前さんは、UCC上島珈琲の直営店で神戸にある「カフェラ大丸神戸店」で働く女性バリスタだ。

 この大会は、少量の濃いコーヒーで、深煎りした豆を細かくひいて、圧力をかけて抽出するエスプレッソや、これに泡立てたミルクを加えたカプチーノなどを入れる技を、各国代表の名人が競い合う。

 結果は見事4位。世界で最もおいしいカプチーノを提供するバリスタとして「ベストカプチーノ賞」にも選ばれた。

 これまで欧州勢が上位を占めてきた同大会で、05年準優勝の門脇洋之さんに続く日本人、しかも若手の上位入賞は、日本に世界レベルの技術者をはぐくむ土壌があることを示した。

 「おいしいコーヒーを家庭で楽しむ」ことを目的にしたレギュラーコーヒーの入れ方教室も活況だ。

 UCC上島珈琲がコーヒーに関する知識と技術を学べる教育機関として4月に開講した「UCCコーヒーアカデミー」は、喫茶店経営者や主婦など幅広い層が参加。開講当初からいずれのコースも満席という人気ぶりで、11月スタートのコースまで埋まっている。




 同社インストラクターの金井育子さんは、「ペーパーフィルター式の正しい入れ方を知らない、という人は意外に多い。抽出時間などを豆の種類に応じて加減できるペーパーフィルターは、豆のおいしさを十分に引き出せるもっとも手軽な飲み方」と指摘する。

 コーヒー通に向けた自販機メーカーの新機種も登場。業務用コーヒーマシンはイタリアなどの海外メーカー製品が主流だが、自販機システムなどを手がけるサンデンが今秋参入する。

 まずは、レギュラーコーヒーやエスプレッソを抽出できる自社開発のコーヒーマシンと、イタリア製エスプレッソマシンの2種類を販売する。

 自社製マシンは、ペーパーフィルター用とエスプレッソ用それぞれのミルと抽出機を搭載した一体型。ワンタッチ操作で1杯ごとに豆をひいて抽出する。

 「幅60×高さ81・5センチのコンパクトな本体で、省スペース化が図れる」(広報グループの白鳥文絵さん)のが売り物。価格は147万円で、飲食店や社員食堂などに売り込む。

 一方、自販機最大手の富士電機リテイルシステムズは、1杯ずつ豆からミルひきしてドリップする「カフェキュートFM200」を5月に発売した。レギュラーコーヒー中心のメニューに絞ることで小型化した。

 常に入れ立ての味を提供できることをアピールし、ホットコーヒー需要が高まる秋から攻勢をかける。初年度1000台の販売を目指す。

 日本は、米国、ドイツに次ぐコーヒー豆輸入国。需要の伸びは今年に入って著しく、この4~6月期は、総務省の家計調査によると、持ち帰りを含むコーヒー・ココアの1世帯当たり1カ月の消費量が、前年同期に比べて実質7%伸びている。

 “こだわり派”が増えれば、おいしいコーヒーが飲める機会も多くなる。愛飲家にとってはうれしい限りだ。

                   ◇

【用語解説】バリスタ




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最終更新:8月12日8時32分





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最終更新日  2007年08月12日 11時23分51秒
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