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カテゴリ: CDか行
ブログのお友達が、感想を書いていらして・・・自分も書いていたな・・と思い出しました。

あぁ、そう言えば。
気に入った作品を、知っていただきたい場を作りたいために、ブログ始めたんだったな・・・。

なるべく、全サなどの時期を過ぎたら入手出来ない作品は、パスしていましたが(今から入手するのが困難になるので)。
お友達の感想を読んだら、やっぱり書きたい!となったわけで・・・

今日の感想は、サイバーフェイズの全員サービスCD

奇跡 ーイノセントブルーー

あらすじ・・・ 捜査一課の刑事・蔵本和真は、妻と子供を乗せたタクシーの事故現場で1人の青年に出逢った。
「早く行け!まだ、意識がある!」
人に見えないモノが見える青年・高槻唯人


キャスト・・・
松本保典(大嶺隆弘)


高木礼子(蔵本直)、前島貴志(貞観和尚)、亀井芳子(小野村草子)
内田大加宏(横田修一)、上田陽司(高槻浩一郎)、川崎恵理子(高槻加奈子)
世戸さおり(蔵本由紀)、渡辺智美(唯人(子供))
斉藤隆史(山瀬寛)、飯田浩志(運転手)

感想・・・ 2006年秋。ドラマCD3枚分の応募券と定額小為替が、このCDの応募条件でした。
正直、かなり「うーん・・」と悩みました。
先ずは、ドラマCDを3枚。一枚は即決まったのですが、あと2枚がなかなか決まらなかった事。
それに、オリジナルらしい・・・・と言う事しか分からない。
キャストに鈴村さんと三木さんらしいと言う情報しかありませんでした。内容(ドラマのお話)が分からない。サイバーさんの応募なんだから、BLだよねぇ・・・・くらいで思っていました。
そろそろ、ドラマCD(特に全員サービスCD)を手当たり次第求めるのは、どうしたものか?と思い始めた頃でしたので・・。あと2枚で悩むよりも、評判が確定している作品を別に2枚買った方が良いかもしれない・・などと、かなり迷ったのは事実です。
どれでもこれでも・・・ではなく、声で選ぶのなら。石田さんだけに焦点を絞るべきだよなぁ・・・みたいな事も考えていたのですが。


でも、サイバーさんの全員プレゼントなのに、BLではなかったのねぇ・・(苦笑)。
聞いた時に、あら?と一瞬思っていましたが。
一部には、BLではなかった事で、拍子抜けしてがっかりされた方もいらしたらしい・・と聴きました。
でも、私は。これが、応募だけの限定ドラマCDと言うのは勿体ない!!製品として、発売してもなんら問題はないぞぉ!!と思っているくらいです。
逆に、BLに囚われずに。良い作品をありがとう!サイバーフェイズさん!と感謝したい気持ちです。


そのために、評価が下がったらしい・・・と聴いたのですが。
BLメーカーが作った作品が、BLじゃないから。そういう行為がないから。期待と違った・・とがっかりするのって、ちょっとは分かる気はしますけど。

喘ぎ声がなくても、良いじゃない?
むしろ、絡みがなくても良いじゃない?
愛を描く点では、同じでしょ??
などと、これを聴いた時に改めて思っておりました。

人に見えないモノが見える。死んだ人と会話が出来る・・。子供だったから、その事を母親に話す。
超常のモノを受け入れられない人間は多い。でも、自分に見えるものだから、子供にとってはそれが異常であるとは思わない。ましてや、子供にとって一番身近な保護者であり存在である母親が、超常現象を受け入れられないとは思ってもいない。だから、話す。
しかし、彼の母親はその事を受け入れられずに精神を病んでしまう。その事で、母を愛していた父親までもが彼を受け入れられない。
親に拒絶されて生きてきた彼は、孤独のままに成長した・・・。奇跡でも起こらない限りは、受け入れてくれる人などは現れない・・・。
彼の「他の人には見えないモノが見える」目は、一体何をどう捕らえて生きてきたのでしょう・・。
それを思った時、彼の孤独は闇よりも深い絶望と共にあったように思います。
一部には、彼を大事に思ってくれる人が居たにしても。彼が心を閉ざしている限りは、それらの人々の姿は、きっと彼の目には映ってこないと思えるのです。

人と言う文字自体が、よりそって生きる二つの個体を現しているそうです。
であればこそ、一人だと思って生きている唯人くんは、生きていくことが出来ないのでは?
ドラマのクライマックスに近いシーンで、彼が自殺してしまうかもしれない!と言う所では。蔵本さんや大嶺さんが、どうぞ間に合ってくれますように!!と強く思ってしまいました。

今回、主人公は孤独を抱えて生きていた唯人くんと、家族を失ってしまった蔵本さんですが。
二人だけじゃないんですよね・・主人公と呼べるのは。登場人物の一人一人、全員がその人の人生を生きる主人公として描かれていたように思います。
息子を受け入れることが出来ずに、修羅の道を歩いてしまったお父さんも、きっと彼なりの厳しい人生の主人公だったでしょうし。引き取った施設の園長先生も、頼ってくれない子供に苦悩する人生の主人公・・。
本当に応募して、損のなかった一枚であった!と強く思いました。

直くんが、意識を取り戻すことが出来ない理由が、父親に言われた一言にあった事が分かるシーンに涙し。蔵本さんを見守る大嶺さんが、飲み屋でくだを巻くシーンでの慟哭などにも、目頭が熱くなってしまいました。
でも、一番「あぁ、聴いて良かった」と思えるのは、和尚様でした。地味だけど、本当に良い事を言ってくれるんですよ。
和尚様が出てくるシーンは、まるまるお薦めです。

キャスト的には、ちょっと内面的に弱さを持ったキャラを作った時、本当に上手いなぁ・・と思う鈴村さん。そして、父親役が本当に板に付いてきたなぁ・・お上手だな!と感動さえ覚えてしまう三木さん。
サイバーフェイズさんから出てはいますが。もっとこういう「人と人の絆」を描いた上質のドラマ作品が増えてくる事を祈ってしまいます。

原作を読まないと分からない。えーっと・・・どうしたものかなぁ・・と思ってしまうドラマCDが増えてきています。
また、原作者の人気におんぶに抱っこの「えーっと・・これをどうして、ドラマCDにまでしちゃいました?」と思うような作品。
そして、一番許せないのが。キャスト買いしている人をターゲットにしている作品・・・。

自分が、キャスト買いしているのは百も承知で。そういうメーカーさんに踊らされているのが分かるから、それを逆手にとって商売にされると、なんかむかつく(大笑)

いや・・そういう商法に引っかからなければ良いだけの話なんですが(^^;・・

まぁ、そういう作品を聴いた後で。こういうオリジナルの良質作品を聴くと、まだまだドラマCDを聞くのは辞められない!と思ってしまいます。

オリジナルのこの作品が、かなり上質な人間ドラマでもあった事から。
いきなり飛び込んで、ドラマCDだけを聴いても大丈夫!!と思わせてくれました。

逆に、オリジナルでもこれだけ濃密な素晴らしい作品が出来るんだ!と言う思いで、嬉しくなってしまいました。
ドラマのタイトルが、奇跡と言うタイトルでしたが。このCDに出会えたこと自体が、私にとっては奇跡の一つであったかもしれません。

そして・・ベタな締めくくりとなりますが。
ブログと言う場を得て、沢山のブログやサイトがある中で、こうして皆様と知り合えたこと。
それら全ての出会いも、1つの奇跡ではないかと思います。

それら全てに感謝を込めて・・・ハート





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最終更新日  2009年01月20日 22時56分13秒
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