西新オレンジ通り日記

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検査の受け方②「婦人科の場合」


最近、生理痛がひどくて、会社で倒れてしまったのだそうだ。
4時間ぐらい動けなかったと聞いて
「そりゃ~いかんね~!すぐ病院へ行かないと!」
と言ったあとで、お節介な私は
「ついて行こうか?」と余計なひとこと。
「あのね~!大人なんだから一人で行けますよ~!」とやんわり断られた。
そりゃそうだ~!
娘が生理痛で、病院に付き添って行ったときも
「娘さんに聞きますから、お母さんは外で待っててくださいね!」と
診察室を追い出されたもんね~。

しかし、たかが生理痛だとバカにしてはいけない!
若い子の場合は、まだ子宮が未発達なため、
痛みを感じることが多いらしいのだけれど
生理痛がひどい、経血が増えた、だらだらある・・
などの「月経困難症」の中には「子宮内膜症」など、
放っておくと不妊になったりする怖い病気もある。
未婚の女性は特に、婦人科には行きにくいだろうけど
恥ずかしがらずに、早めに診察を受けたほうが安心です。

「子宮内膜症」かどうかは、血液検査で簡単にわかります。
外来で行くと、まず超音波で調べられますが、
初期から中期の小さなものは写りにくいので
念のため血液検査を受けることを、病院では勧められます。
採血するだけなので、受けておいた方が安心ですよね。
一週間以内に結果は出ます。

チョコレート嚢状に大きくなったものは、手術で取ることになりますが
初期から中期の小さなものは
卵巣や腹膜など、子宮以外のところにできた
子宮内膜(毎月剥がれ落ちる部分)を枯らすため
子宮内膜を作らせないようにする薬(生理を止める注射)を
一ヶ月に1回打つだけです。
3回ほど打って、効果が出始めると副作用で、
更年期障害のような症状(ほてりや頭痛など)が出る人もいますし、
健康保険をつかっても1万円ぐらいする、けっこう高価な注射だけれど
入院して手術を受けることを思えば、ずっといいですよね。
やっぱり早期発見早期治療が大切です。

生理痛も子宮の収縮力が強いために、陣痛のような痛みを伴う
という人も中にはいるので、決して病的なものばかりでもないけれど
なんにしても、できればいい状態で妊娠を迎えたい臓器ですから
おざなりにしないで、気になったら診察を受けてみましょう。
あなただけの体じゃない!という時が女性にはきますからね。

検査の受け方で言えば、もちろん「ブライダルチェック」なんかで行くよりは
外来で診察を受けた方が、保険がきいて安いのは間違いありません。


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