西新オレンジ通り日記

西新オレンジ通り日記

貧血にご注意!


保健室に運ばれるのを横目で見ながら
「いいな~!」と思っていた、バチあたりなわたし。
「貧血」は若い女性には、それほどめずらしい病気でもないのですが
実は重大な病気の予兆や、症状であることもあり
続くようなら病院で診察を受けるなり、治療するなり
早めの手当てをおすすめします。

というのも、数年前友人が
「近ごろ貧血みたいっちゃん・・」というので
鉄分を補給するサプリメントのことや、
鉄分の多い料理の話をしていたのですが
ちゃんと食事はとっており、食生活が乱れている様子もない。

そのうちに、このごろ歩くのも辛くなってきたというので
「ちゃんとした鉄分補給をした方がいいんじゃないの?」
と、薬局の鉄剤などを勧めてみた。
それじゃあと薬局で鉄分補給剤について聞いてみると
「鉄分が足りなくて貧血起こしてるとは思えない顔色」といわれ
病院に行くようすすめられたのだという。

気にもなるし、体もきついし、思い切って病院にいってみると、なんと!
心臓に疾患が見つかり、即入院!速攻手術!
ペースメーカーを埋め込むことになってしまったのです!
「ただの貧血やなかったんやね~!」と驚くと同時に
「貧血ぐらい」と思っていた自分の無知を恥じることになった。

一ヶ月半ぐらいで退院し、今はすっかり元気だが
「一級障害やけん、医者にかかってもお金がかからんよ~!」
と、あっけらかんと言いながらも
「もう、保険にも入れんごとなった・・」と寂しそう。
また、話を聞いてみると、電磁波の多い都会生活は、
ペースメーカー使用者には、けっこう住みにくいようなのだ。

「やっぱり、携帯電話の電波って、ペースメーカーには悪いと?」と聞くと
「広い場所ならいいけどね、狭いエレベーターなんかで
使っている人がいると、はっ!と胸がする。」と言う。
やっぱりそうか~と思う。
福岡市営地下鉄でも、ペースメーカーなどに影響を及ぼすので
混雑時は電源を切るよう、アナウンスしているが
混雑時でも電源まで切る人はほとんどいない。
エレベーターの中で、メールをしている人も多い。
電子炊飯器で、ぺースメーカーの設定がリセットされた話もあった。
電磁波を出す機器とは、20センチ以上離れていればいいらしいが
医学とテクノロジーの進歩に、法律やマナーがついていっていない。

ペースメーカーを動かしているのは、電池なので
電池の交換も必要になってくる。
どの程度機械に頼っているかにもよるが
数年後には、電池交換の手術をすることになると言う。
普段は普通に生活しているが、重い障害である。

保険会社が理由のわからない貧血を重大視するのも
なんとなく納得できるようになった。
確かに「再生不良性貧血」など、おそろしい貧血もあるしね。

始めはただの「貧血」だと思っていた。
鉄分をちゃんと採れば、元気になるものと思っていた。
しかし、<鉄欠乏性貧血>だって、1・2回薬を飲んで治るものでもない。
月経困難症を伴っていて、重症で入院する人もいるだろう。
ご契約のしおりをみると<鉄欠乏性貧血>は
医療保険の中の【女性特定疾病】の対象になっている。
(保険会社によっても違うが)なるほど!と納得した。
貧血をあなどらず、病院に行くことをおすすめします。




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