コエンザイムQの抗酸化作用に関連して、 ウサギに長期間投与してプラセボ(偽薬)と比較したところ、 エンザイムQでは 血管の動脈硬化の進展を表すいろいろな指標が、プラセボよりも低かったという報告(3)があります。
(2)Lass,A.ほか:Free-Radic-Biol-Med., 26:1375,1999
(3)Singh,R.B.,ほか:Atherosclerosis,148:275,2000
(ウサギでの無作為二重盲検比較対照試験)
うっ血性心不全の患者に3ヶ月投与しても、患者の左心室の収縮機能や生活の質の向上に対する効果はプラセボと変わらなかったという否定的な報告(5)もあります。
アドリアマイシン(6)、やアントラサイクリン(7)という抗がん剤の心臓毒性作用を抑制する効果が心電図の上で認められたという日本の研究者達の報告があります。
(5)Conte,A.,ほか:Int.J.Tissue.React.,12:197,1990
(無作為二重盲検交叉試験)
(6)Okuma,K.ほか:癌と化学療法、11:502,1984
(7)Tsubaki,K.ほか:癌と化学療法、11:1420,1984
(9)Folkers,K.,ほか:B.B.R.C,193:88,1993
(10)Folkers,K,ほか:B.B.R.C,176:786,1991


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