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それから二人は、毎日の楽しいメールが、日課になった。ときどきは、ネット情報を頼りに、おしゃれなダイニングカフェで、二人きりのデートを楽しんだな。でも、盛り上がると、必ず彼女の罪悪感も追いかけてきた。彼女は、いつも心のブレーキから足を離すことは、無かった。俺も、自分の立場が判っていたから、若い時みたいな無茶は、出来なかったし、何より、彼女とのいい関係を、壊したくなっかった。20年振りの恋愛で、度胸も感もすっかり失っていたよ。大胆な彼女だったけど、怪しい雰囲気になりそうになったら、いや、なる前に、するりと、上手にかわされてたおかげで、かっこ悪い中年親父をさらす事は、勘弁してもらっていた。悶々となりながらも、2004年の秋も過ぎていった。プラトニックな関係のまま、4ヶ月、夜な夜な家を抜け出しては、車の中で話してた。きっと、この人は大丈夫。無茶な行動には出ない!間違いなく、そう思われていた。でも、こんな男でも、一様男。ついに、力わざで、行動に出た。車の中でいきなり、抱きしめ、彼女のとっても薄い唇にキスをした。想像以上に最後まで、唇を噛み締めて抵抗されたけど、とまらなかったよ。結局その夜は、ちっとも良い雰囲気にはならなかったけど、不思議と気まずい空気も流れなかった記憶がある。後日、彼女からその時の気持ちを聞いたら、「もうキスまでは、しかたないかもしれないけど、Hだけは、絶対旦那に悪いからしない。」そう、心に堅く誓っていたみたい。それからも、夜な夜な逢っては、話しして、最後に無理やりキスをして別れていた。へんてこなデートが、不思議と続いた。そんなある日、帰り際にキスをしたら、彼女が俺を受け入れ、積極的に舌を絡ませてきたけど、それ以上は無かった。ガキみたいに、生まれて初めてキスした時みたいに(とっくに、忘れているけど)嬉しかったなー!でも、盛り上がった後は、必ずと言っていいほど、彼女から「こんなことは、間違っている。止めましょう。」と別れ話になったよ。彼女の苦しみが痛いほど判っていたけど、我侭な自分を抑えることは、出来なかった。ついに、俺はプライドも何もかも捨て、彼女にすがっていた。別れ話の語気は、どんどん増していったけど、あらゆる言葉、手段で、どうしてもお前が必要なんだ!と説得していた。この繰り返しが、無意味のようで、二人の結びつきを、確実に強めていったと、最近は二人で、話してる。ある日、あんまり楽しかったから、調子に乗って強引にLHに入ったけど、力いっぱい拒否られて、なにもしないで帰ったこともあったな。「今日で、最初で最後でも良いなら、好きにしていいよ!」と、言われて。でも、ここで情けない男になりながらも、グッとしたい気持ちを抑えたことが、彼女を大事にしていると、信頼感情を得たことも後で知ったよ。いつの間にか、季節は冬になり、2004年のクリスマスは、もう目の前まで来ていた。やっぱ、クリスマスは恋人たちの特別な最大のイベント!二人が結ばれるのは、クリスマスと照準を定め、着々と予約を入れ、準備だけは、進んで行ったよ。能天気な俺は、彼女の「クリスマスに一回だけ抱かれて、別れよう」と言う気持ちも知らないで。
2006.01.27
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飲み会の宴もたけなわの頃、彼女に「迎えに来て!」とメールした。彼女から、「メール送る相手間違えてる?」「奥さんに、頼んだら?」と返事。いつもなら、ここで挫けるけど、何故か強気で電話に切り替えて、「来てくれ、」と頼むと、ちょっぴり悩んでOK!もう、その場の飲み会は、どうでもよくなった!お迎えの時間が待ちきれなくて、早めに抜け出した。しばらくして、彼女からメール、「今ついた」とこれほどまでに、携帯のありがたみを感じたことは、なかったな。ちょっと離れた小路を曲がると、少しはにかんだ笑顔の彼女が車から降りて立っていた。日記をさぼり過ぎて、あまりよく覚えてないけど、彼女の、「映画でも、見に行かない?」一言で、次の行動、決定!近くの、大型スーパーの映画館に入った。後日談、彼女からあの時は、男と女と言う状況を避ける為、 人がたくさんいて、健全な場所(映画館)を、考えながら 迎えに来たらしい。有頂天の俺は、ただただハッピーで、脳天気にはしゃいでた!映画館を出ても、まっすぐに帰りたくなくて、会話に夢中にならながらも、しっかり、海岸線をひた走って、二人の家から離れて行った。今となっては、記憶も曖昧だけど、彼女の「男の人を迎えに行ったのも、二人きりで合ったのも初めて」「勘違いしないで」「あなたを信じてるから、襲ったりしないよね」「あなたが女なら親友になれて、良かったのにねー!」と、ほとんど、絶望的なセリフばかり記憶に残ってる。そうして、朝方まで、あちこち彷徨った所で、現実に引き戻される、嫁からの電話で、帰路に着いた。これほどまでに、携帯を呪ったことは、無かった!
2006.01.19
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