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二月の朝、千葉駅のホームに降り立つ。冷えた空気が、コートの襟元をするりとすり抜けていった。吐く息はまだ白く、冬がこの街に残していった名残を静かに語っている。
駅と一体化するように建つペリエ千葉。ガラス張りの壁面が朝の光を受けて淡く輝き、その向こうには色とりどりのグッズや雑貨が幾重にも並んでいる。通り過ぎる人の流れは、川のように途切れることがない。急ぐ者、ふと足を止める者、肩を寄せて笑い合う者。それぞれが自分だけの時間の速さを携え、この場所を横切ってゆく。
二月という月は、どこか息を潜めている。春の気配はまだ遠く、けれど冬の鋭さも少しずつ丸みを帯びてきている。季節は、まだどちらにも決めかねたように宙に浮いている。その曖昧な時間のなかで、ペリエの灯りだけが変わらぬ温もりを湛え、人々を静かに迎えていた。
パン屋から漂う甘く香ばしい匂い。コーヒーの湯気が白く立ち上り、朝の空気にゆっくりと溶けていく。ガラスのウィンドウに映る自分の顔は、少しだけ疲れている。それでも、視線は自然と前を向いている。
千葉という街は、ときに「東京へ向かう途中」と言われる。けれど、このペリエの前に立つとき、そんな言葉はどこか遠くへ退いていく。ここには、確かにこの街の暮らしが息づいている。人々の足取り、湯気の匂い、灯りのぬくもり。そのすべてが重なり合い、静かに、しかし確かに、生活の中心を形づくっているのだ。

千葉駅とペリエ(PeRIe)で交差する人たち(写真1+fotor)
千葉駅とペリエ(PeRIe)で交差する人たち(写真1)
千葉駅とペリエ(PeRIe)で交差する人たち(写真2+Artguru)
千葉駅とペリエ(PeRIe)で交差する人たち(写真2)
千葉駅とペリエ(PeRIe)で交差する人たち(写真3+Artguru)
千葉駅とペリエ(PeRIe)で交差する人たち(写真3)
千葉駅とペリエ(PeRIe)で交差する人たち(写真4+Artguru)
千葉駅とペリエ(PeRIe)で交差する人たち(写真4)
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