PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
改札を抜けると、冬の空気が頬を打った。
二月の千葉は、どこか遠慮がちに寒い。東京のように刺すような鋭さはなく、かといって温かくもなく、ただひっそりと、人の体温を奪っていく。歩道に出れば、ペリエのガラス張りの外壁が、鈍い午後の光をやわらかく反射していた。
人の流れに乗って歩く。
サラリーマンが、学生が、買い物帰りの老婦人が、それぞれの速度で同じ歩道を分け合っている。誰も彼も、どこかへ急いでいるようでいて、実はただ惰性に運ばれているだけのようにも見えた。自分もその一人だと気づいたとき、少しだけおかしくなった。
ショーウィンドウの中では、春物の服がすでに並んでいる。桜色のブラウス、萌黄色のコート——季節は商業施設の中で、一足先に走っていく。外では梅もまだ固い蕾のはずなのに。
足を止めて、ふと見上げた。
駅舎の向こうに、狭い空がある。ビルとビルの間に切り取られた、長方形の灰青色。雲が低く、緩やかに動いていた。どこへ行くのだろう、と思う。雲のことを考えているのか、それとも自分のことを考えているのか、わからなかった。
また歩き出す。
ペリエのドアが開くたびに、暖かい空気と軽い音楽が漏れ出してくる。それはまるで、建物がため息をついているようだった。どうぞ、お入りなさい、と。けれど今日は、その誘いを断って、歩道をまっすぐ行くことにした。
理由は特にない。
ただ、もう少しだけ、この二月の空気の中にいたかった。
(文:Claudeによる)
JR千葉駅ペリエ(PeRIe)の前(写真1+fotor)
JR千葉駅ペリエ(PeRIe)の前(写真1+Artguru)
JR千葉駅ペリエ(PeRIe)の前(写真1)
JR千葉駅ペリエ(PeRIe)の前(写真2+Artguru)
JR千葉駅ペリエ(PeRIe)の前(写真2)
千葉市役所前の国道357号が地下化されて生… 2026.07.14
千葉市役所のお隣さん、ちばぎん本店ビル。 2026.07.14
はじめての千葉市役所 新庁舎。 2026.07.13