Noelの花見川・幕張日記

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2026.03.07
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テーマ: 風景写真(988)
カテゴリ: 千葉

改札を抜けると、冬の空気が頬を打った。

二月の千葉は、どこか遠慮がちに寒い。東京のように刺すような鋭さはなく、かといって温かくもなく、ただひっそりと、人の体温を奪っていく。歩道に出れば、ペリエのガラス張りの外壁が、鈍い午後の光をやわらかく反射していた。

人の流れに乗って歩く。


サラリーマンが、学生が、買い物帰りの老婦人が、それぞれの速度で同じ歩道を分け合っている。誰も彼も、どこかへ急いでいるようでいて、実はただ惰性に運ばれているだけのようにも見えた。自分もその一人だと気づいたとき、少しだけおかしくなった。


ショーウィンドウの中では、春物の服がすでに並んでいる。桜色のブラウス、萌黄色のコート——季節は商業施設の中で、一足先に走っていく。外では梅もまだ固い蕾のはずなのに。

足を止めて、ふと見上げた。

駅舎の向こうに、狭い空がある。ビルとビルの間に切り取られた、長方形の灰青色。雲が低く、緩やかに動いていた。どこへ行くのだろう、と思う。雲のことを考えているのか、それとも自分のことを考えているのか、わからなかった。

また歩き出す。

ペリエのドアが開くたびに、暖かい空気と軽い音楽が漏れ出してくる。それはまるで、建物がため息をついているようだった。どうぞ、お入りなさい、と。けれど今日は、その誘いを断って、歩道をまっすぐ行くことにした。

理由は特にない。

ただ、もう少しだけ、この二月の空気の中にいたかった。

(文:Claudeによる)


JR千葉駅ペリエ(PeRIe)の前(写真1+fotor)


JR千葉駅ペリエ(PeRIe)の前(写真1+Artguru)


JR千葉駅ペリエ(PeRIe)の前(写真1)


JR千葉駅ペリエ(PeRIe)の前(写真2+Artguru)


JR千葉駅ペリエ(PeRIe)の前(写真2)







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Last updated  2026.03.07 18:41:48
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