MOOMIN KINGDOM 2

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Feb 13, 2008

論語に学ぶ４

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子貢政を問ふ。
子曰く、
　「食を足し、兵を足し、民は之を信にす」
と。

子貢曰く、
　「必ずやむを得ずして去らば、この三者に於いて何をか先にせん」
と。

曰く、
　「兵を去らん」

子貢曰く、
　「必ずやむを得ずして去らば、この二者に於いて何をか先にせん」
と。

曰く、
　「食を去らん。
　　古より、皆死有り。
　　民信無くんば、立たず」
と。

[訳]
　子貢が政治のあり方をたずねた。

　　「（国の）食料を十分にし、軍備を充実し、人民に信義の心を持たせることだ」
　と。

　（そこで）子貢は尋ねた。
　　「（国家の事情で）どうしてもやむを得ず（何かを）捨てなければならないとしたら、

　と。

　（先生は）言われた、
　　「軍備を捨てなさい。」
　と。

　子貢は（さらに重ねて）尋ねた、
　　「（それでもなお）やむをえず（何かを）捨てなければならないとしたら、
　　　　残りの二つのうちでどれを先に捨てたらよいでしょう。」
　と。

　（先生は）言われた、
　　「食料（の備蓄）を捨てなさい。
　　　昔から（人間は）皆、死を免れぬものだ。
　　　（だが）人民に信義の心がなかったら、（国家の安定は）成り立たないものだ
　　　（食料があっても人間として存在していくことはできない、
　　　　信こそ国家・民生安定の根本である）」
　と。

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