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2004年11月10日
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 早いものでこの前高校に入学したと思っていた末娘が来年二年生になる。ついては今後の進路を決めないといけない。
 娘の高校には国立私立に文系理系と美術コースの選択肢がある。幸い娘はいずれのコースにも進むことが可能らしい。
 日ごろ、親の仕事をみているせいか、法学部に進む気になっているようであったが、美術の先生が、
「素質があるから美術コースに進まないか?」とやたら勧誘しているらしいのだ。
 娘は小さい頃から絵を描くことが好きだった。学校を代表し、絵画展に出品されたことが何度もある。絵そのもののうまさというよりは、一番大事な構図やモチーフの面白さというか発想の面白さがあるように思う。技量は練習で補えるが、構図の取り方や発想は感性天性のもの。こればかりはいくら頭では判っていてもなかなか身にはつかない。
「そんなわけで迷っているねん」と、娘から相談を持ちかけられた。
「美術やりたいんか?」
 と聞くとブルブル首を横に振る。
 美術は趣味としてこれからいくらでもできる。しかし学業は趣味ではできないし、それによって将来の進路が変わってきたりもするから大事であることを説いた。

 と答えたが、その後自分自身のことを思い出した。
 そういえば、俺も進路で迷ったものだ。高校生のころ、突如クラブを退部、ランボーを読み、シリトーにあこがれ、サルトルとヘーゲルで頭の軸がおかしくなっていた。
 ついには作家でめしを食っていくと宣言、両親、特に母親をたいそう心配させた。
 しばらく学校を休み、一日中、何かに憑かれたように本を読んでいた。寝ている時でも読んだ本の内容が頭の中で攪拌し、身体が想像力と探求心とで痙攣を起こしていた。
 そんなわけだから、大学進学というよりは無事高校を卒業することができるかどうかというのが当面の問題であった。
 母が生きていたらきっとこんなことを言うに違いないはずだ。
「おまえと一緒で芸術が優れているようだ。しかし孫はおまえと違って親に心配はかけない。冷静に自分自身をしっかり見据えている。おまえの馬鹿が遺伝しないでほんとによかった」と。
 芸術で飯が食えるようなら薦めもするが、現実はなかなかそうもいかない。芸術に比べれば、食っていくだけなら、法学系のほうがはるかに容易いはずだ。
 アンドレ・ジッドが宣うた「広き門より狭き門から入れ」は人生論としては正論だと思うが、処世論としては明らかに誤っている。
 人は本質的に弱い。弱いからこそ支えとしての神が存在するのだし、御仏の慈悲に帰依し、人はその恵みにすがろうとするのだ。





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最終更新日  2004年11月10日 07時47分59秒
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