EMILIVE(feel relaxed)

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渋温泉の旅 2004/11/6


イルカの旅仲間のチョッパー氏が企画してくれて
わたしは、くっついて連れてっていただきました。

今回のメンバーは、のべ12名。
イルカ組から、チョッパー氏、アタマ刑事、ベッキー、ミッキー、エイミー(わたし)。
初対面の方が、くりなみー、ごうさん&たかみー夫妻、yosさん&げっちさん夫妻(草津のみ合流)、
いとせさん&(一度お蕎麦屋さんでご一緒しました)ヒロ姉カップル(初日の夜から合流)。

車四台で、ぶんぶん高速飛ばして走りました(←すごく大雑把な話だが)。
四台にドライバー男性一人ずつで、そこに女子がシャッフルされて乗り換える。
シャッフルはイルカ組にはおなじみ、トランプで振り分け。
そういうのさぁ、わたし、学生時代にもしたことなかったから、とても新鮮で面白かったです。
なんか青春ぽいぞう。

+++

浅間山の噴火を眺めつつ、まずは草津へ寄り道。
草津よいとこ、とは言いますが、初めて行ったよ。
よいところだぁ…。
お昼は、舞茸蕎麦を食べました。
湯畑というものも、初めて見ました。湯気がほわんほわん立ち上っていました。

そして、一つ目の温泉へ。西の河原露天風呂。
男女の露天風呂を合わせると約150坪の大きさなんだって!(今調べた。)
体を洗うところも何もなく、ただ露天風呂がど~ん。
「熱い!熱い!」と言って入りました。
が、この時、わたしたちはまだ、この熱さが序の口であることは知る由もなかった…。(ミステリー風)

少ししか入っていないのに、さっそくのぼせました。
目の前が白くなって、しばらくふらふらしてました。

しかし、あれよね。
数時間前に会った方々と、いきなりお風呂に入るっていうのは強いよね。
だって「会ってすぐ裸」って、隠せなくなるじゃない。もう何もかもさ。
それ以降、わたしの人見知りは治っていったような気がします。

帰り、駐車場まで登る山道から、なんと男風呂が覗けました。あは。
喜んでいたわけではありませんが、一応飛び跳ねて見ておきました。
だって、あんなに男風呂が丸見えってどうなの??
もっとチラリズム的なものなら見たことあるけど、あれは男性もつらいよねぇ。
が、この時、わたしたちはまだ、さらに丸見えな男風呂があることは知る由もなかった…。(苦笑)

+++

白根山のハイウェイ(?)を通って、山道をくねくね走ります。
ちょっと山道に酔った。ごめんなさい…。
海にも山にも酔ってしまうわたくし。

白根山の上って、スターウォーズみたいだった。別世界。
右向いた時と、左向いた時と、全然景色が違う。
あっちには砂と岩の山、こっちには砂漠のサボテンみたいな木々、そっちにはカルデラの水。

高台から、山に沈みゆく夕陽を眺める。
チョッパー氏の車に乗っていた時に、ちょうど夕暮れで、車にRIP SLYMEの新曲が流れていた。
できすぎだよぉ~!! 演出ばっちりよ。
ipod賢すぎ。ランダム再生のはずなのに、わたしのために選曲してるとしか思えない。
というか、ipodにRIPを入れててくれたチョッパー氏に感謝。あなた表彰します。

♪さあ Sunset から Sunrise Ah Ah Ah
このまま感じなSound 感じ合う Surround
夜が明けるまで

を口ずさみながら、山際に夕陽がにじんで沈むのを
澄んだ冷たい空気の中で見つめるのです。
空が淡いブルーから黄色、そして赤く燃えるのをじっと三人(チョッパー&たかみー、と)で眺めました。
飛行機雲が二つ、すっと出来上がりました。
もう、恍惚です(笑)

+++

泊まる宿「小石屋」に到着する頃には、すっかり辺りは暗くなっています。
渋温泉というだけあって、「渋~い!」を連発してしまいましたが
「いやまだ早い」と何度もチョッパー氏に諭される。
だって、しぶいっす。

古い木造で、壁も砂壁だし、部屋の天井も朽ち果てそうで
階段も急だし、トイレも和式で、ふすまの唐紙もレトロな柄で、タイムスリップよ。
でも、清潔感があって(虫もいなくて)安心。
女将さんも若女将さんも明るく、とっても素敵な笑顔でした。

夕飯は広間で社員旅行風に並んでお腹いっぱい食べました。
浴衣に着替えて温泉へ。
外湯が九つもあるんですって! 

ピンクの浴衣に緑の羽織に下駄はいて、からんころん石畳。
こういうの憧れだったのだ。また夢が一つ叶っちゃったよう。
ご機嫌エイミーは、からんころん。
男の人たちの下駄はもっと、からんころん。いいねぇ。

途中、「千と千尋の神隠し」の「湯屋」のモデルになった建物がありました。
「金具屋」という老舗旅館。ほんとに同じだった。
ハクが白い龍になってぶつかる場面ですね。あの建物。

こうして、温泉九つ入浴リレーが始まりました。
もうみんな、のぼせるのが怖いので、一風呂につき60秒数えることになっていました。
子供かよ! 

一番湯から九番湯まで、入った順番は忘れちゃったけど
どれも二・三畳くらいの小さいお風呂で、どのお湯も泉質が違うのね。
透明だったり、湯の花が浮いていたり、白かったり、茶色く濁っていたり。
熱いのね。熱いの。ほんとに熱いの。女子5人きゃぁきゃぁ言っておりました。うふ
とにかくわたしは、水の蛇口のそばを陣取るのだ。

お風呂からお風呂へと歩くと、外は涼しくてからんころんで、またお風呂。
三つ目のお風呂くらいから、脱いだり着たり面倒だなぁ~、と思ってさ。
浴衣の下は裸でいいんじゃないの、と言い放ったのは確かにわたしです(自白)。
まぁ……。そんなわけで、以下略。

九つも入ったら、芯からぽかぽかで、お肌もよい感じにつるすべです。
はぁ。しあわせ~。

宿に戻ってまた内風呂。髪を洗う。
一日で11個の温泉に入ったのは、生まれて初めてだ。
贅沢だわ。

+++

夜は宴会&ウィンクキラー大会。
わたしは飲めないので、強いお酒をくちびるにつけて
口の中をビリビリさせて遊んでいました。
フルーツてんこもりのケーキに、細いろうそくを何十本も立てて
チョッパー氏とアタマ刑事とわたしの誕生日と、ごうさん&たかみーの結婚記念日とを
まとめてお祝いしてもらったり。
みんなでフーして、一気に明かりが消えた時はちょっとぐっときた。

輪っかになって夜明け近くまで続く。
「SunsetからSunriseまで 感じ合うSurround 夜が明けるまで」
ですよ。
しあわせったらないですよ。
人と人がつながってて輪っかになって。

眠~いけど楽しかったなぁ。


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