E★C★E ♪アメリカ幼児教育とゆかいな子供たち♪

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Kindergarten(公立の小学校)


公立の小学校に併設された、とある幼稚園クラスである。

今まで何度も大学内の幼稚園は実習に行った事があるのだが、
学校外から出て一般のパブリックスクールに行くと言うのは
これが初めてだったので、始まる前は不安と緊張でいっぱいだった。

このクラスでは先生が1人、アシスタントが1人、そして教育実習生の私の計3人で計18人の子供を教えている。
私の担当の先生は教師歴35年の大ベテラン。
とても良い先生で、私のこともよく誉めてくれ、何でも私の好きなようにやらせてくれる。
そしてとても頼りになる頼もしい先生なのだ。

簡単な1日のスケジュールを紹介すると・・・
学校は全ての公立学校同様朝9時から始まり、午後3時に終わる。
9時からまず、ライティングのレッスンが始まる。
Model Writing Practice(模倣レッスン)といって、先生が黒板で見本を見せる。
私のクラスではまず、アルファベットA~Zを、日によって大文字または小文字共に練習する。
子供たちは罫線の引かれた紙の上に、なるべく線内に収まるようにアルファベットを書いてゆくようにと言われる。
そしてその後は数の書き方、0~30までを一緒に練習する。
最後に簡単な文章や言葉をいくつか練習してお終い。
これが大体20分ほど毎朝行われている。

その後はみんなで何曲か歌を歌い、カレンダーのレッスンに入る。
毎日のカレンダーは算数のレッスンの一部であるので、とても大切なのだ。
全ての日にちは裏返しになっていて、それぞれに絵が書いてあり一つのパターンになっている。
それを子供たちに「今日は何日か、パターンは何がくるのか」を質問してゆく。
子供たちは悩みながらも、「8の次は9だから・・・」、「靴下、靴下、靴、靴・・・」などと考えていくのだ。
そしてその後、天気を調べる。天気チャートにその日の天気のクリップをつけるのだ。これはサイエンスのレッスンの一部になる。

それと平行して、100 Days of Chartというのがある。
これは、学校に来ている日数を見てゆく物で、これもカレンダー同様
全ての番号が裏返しになっていて、違った色のパターンになっている。
この場合カレンダーと違うのは、番号がどんどん大きくなっていくと言う事だろう。

その後、メッセージ、と言って先生がその日1日の予定を2~3つの文章で書く。
これはリーディングとライティング、両方の練習になるので毎日欠かせない日課の一つなのだ。

その後は休み時間まで、その1日のテーマに沿ったアクティビティーを一つ行う。
たいていはクレヨン、はさみ、のりを使って何かを作るという事が多い。

ランチタイムに行くまでの約40分間はずっとリーディングの時間に当てている。
そしてランチの後、先生が本を2冊ほど読み、それに関するテーマで質問をし、
一人一人にマイクを回しながら、自分の考えを言う練習をする。

その後、もう一つアクティビティー(これも主に何かを製作するもの)をして休み時間となる。
その後30分ほど算数のレッスンをして、帰りの時間となる。

やる事が多いながらも、子供たちは毎日たくさんの事を確実に学んでいると思う。
そして私も、毎日忙しいながらも充実した実習体験を行っているところである。



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