E★C★E ♪アメリカ幼児教育とゆかいな子供たち♪

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頼りになるおばさんたち



とくに私が短大(コミュニティー・カレッジ)にいたころ、ある幼児教育のクラスを取っていた時、クラスの大半がいわゆるおばさん世代の人たちばかりでした。
彼女たちの中には、実際に保育園やデイケアで働いている人たちもいて、もうその幼児教育に関する知識や経験は私のような新米とは比べ物にならないほどでした。

しかし彼女たちのほとんどは、一度家庭を築いてからやはりもう一度ちゃんと勉強して学位を取得したいと言う人たちで、みんなとても張り切ってました。

短大は4年制大学よりは学生の年齢層も高く、授業料も安く、実にいろいろな人たちが勉強しに来る場所です。
たくさんの生徒たちが今フルタイムで働いていたり家庭を持った人たちでした。
なので、この幼児教育クラスもそう言った人たちに合わせてか、夜の7時から10時まで(長い!!)と言った時間振りでした。

とにかく、このクラスも実にグループワークが多く、毎回毎回グループやペアに分けられ意見を交換させられたりしました。
私ももう毎回必死にひとつのグループに属し、1回は自分の意見を述べるようにしていました。

グループ内ではもちろんいつも私が一番若く、しかも日本からの留学生で英語もあまりつたないと言うことでか、おばさんたちはいつもよくしてくれました。

ある時、プレゼンテーションのグループで一緒になったおばさんたちは実に頼もしく、私はほとんど何もしなくてもいいくらいの状況でした。
もちろん与えられたテーマについて調べてパワーポイントを作ったりはしましたが。
学校外で集まるときも一人のおばさんの家にみんなで集まり話し合ったりして楽しい時も過ごしました。
プレゼンテーション当日になっても難しいことは全部彼女たちが発表してくれ、なおかつちゃんと私の分も残しておいてくれたりしました。
手柄を独り占めしようとしないところも素敵なおばさんたちです。
そして私のパートの発表が終わると、「よかったわよ!」と言ってくれたりしました。
おかげでプレゼンテーションは大成功を収めAを取ることができました。

それからと言うもの、ここ生き残るための手段として、クラスにおばさんがいたらまずその近くに座ったり、同じグループになってみたりして、賢く生きる日々が始まりました。

そのおばさんたちも本当にやさしく頼りになる人たちばかりで、今まで何人のそう言った親切な人たちに助けられたか分かりません。
もちろんおばさんばかりでなく、とてもやさしいおじさんたちに出会ったりもしました。おじさんたちはおばさんたちよりも更に優しかったりします。

彼らは人生経験が豊富なので、そこら辺の若い18歳~20歳のキャピキャピアメリカ人に比べるとやっぱり留学生に対する理解が違います。(もちろん若い子達の中にも本当にいい子たちもいますけれど。)
なので私も初めから若者たちには目もくれず、自分より年上の人たちに頼ることを
念頭において学校生活を送ってきました。

今まで出会ってきたおばさん、おじさんたち、本当にありがとうございました!!


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