つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

全て | 徒然 読書 | アート |
2006年09月25日
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カテゴリ: 読書
魂萌え!


怖い物見たさ(読みたさ)でどうしても読んでしまう。

この本もそんな類の作品かなと思ったら、今までの路線と一転
して読みやすい。新聞連載小説だったせいだろう。還暦を迎え
ようとする主婦、敏子が夫を亡くすところから、話が始まる。

夫には実は10年来の付き合いの愛人がいたり、息子が遺産想
像句を露骨に迫ったり、プチ家出したカプセルホテルで出会っ
た老婆とのかかわりなど、目まぐるしく話が展開していくが、
それぞれの登場人物がきっちりと描かれていて、飽きることが


ただ主人公の心情や行動には、共感できない。世代や性が違う
せいだろうか。あるいは専業主婦と職業人との違いなのだろう
か。読んでいて何てとろいのだろうとイライラしてくる。

かといって、自分勝手な息子のキャラも好きではない。ただ、
私の親も自分のこと、こういう風に感じているのではないかと
ふと心配に思う。

高齢者の生き方など考えさせられると感じてしまうのは、あと
十数年後には自分の問題になってしまうという恐怖があるから
だろうか。

この作品、NHKで来月ドラマ化、敏子役は高畑淳子。映画化
もされ、風吹ジュンが主人公を演じるそうだ。





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最終更新日  2006年09月25日 22時49分37秒
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