つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2024年12月22日
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カテゴリ: アート


京都の星野画廊コレクションから明治から現代までの女性を
描いた作品の展覧会です。
一案の目的は、チラシでいちばん目を引いた岡本神草の「拳
の舞妓」を見ることでした。岡本神草や甲斐荘楠音らの大正
期の退廃的な女性像には怪しい魅力があり、グッとしてしま
います。とにかくこの舞妓の絵の常人のものとは思えない怪
しい手振りには鬼気迫るものがあります。左右完全対象の表
情も不気味でした。もう一人のお気に入りの甲斐荘楠音の
「畜生塚の女」は色紙サイズで、東京ステーションギャラ
リーでの展覧会で見た大きな作品に比べると平凡に感じまし
た。「サイダーを飲む女」は楠音の絵とは思えないくらい洗
練された美しい絵でした。
明治の笠木次郎吉の水彩画の少女たちは皆、気品にあふれて
いて素晴らしかったし、初めて名前を知る画家の作品も見応
えのある素敵なものばかりでした。
現代作家では幸田暁冶の日本画「双子」に惹かれました。赤
い服を着た少女が二人まっすぐにこちらを見据えています。
彼女らは何を訴えようとしているのかとずっと考えていました。
洋画家の中村善種の「街路樹の中の女」も良かったで
す。まさ
に昭和という感じの絵です。ルビーの指輪の曲を思
い起こしま
した。
後期の展示替えも楽しみです。(12/17)





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最終更新日  2024年12月22日 19時13分09秒
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