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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2017/02/17

風に濡れた女

テーマ：最近観た映画。(41060)

カテゴリ：日記

2017/02/15

相生座/ロキシーへ
昼食、映画館でコンビニおにぎり

塩田明彦「風に濡れた女」観る。
ロマンポルノ・リブート・プロジェクトの第２弾。
楽しみにしていた作品。
めっちゃおもしろかった。
観て良かったー。
素晴らしいショット満載で、興奮させられた。
けっこうお客さん入ってて嬉しかったな。
車椅子のおじいちゃんもいて超嬉しかった。
おじいちゃん！
その心意気なら絶対に長生きできる！
おじいちゃん、来週も来てくれたらいいなあ。

コメディ色の強いオフビートな独特な造りは、
往年のロマンポルノファンのおっちゃんたちには
おそらくつらかったでしょう。
おれはもう、何度も爆笑しました。
白シャツの劇団の男たちの「整列」にはやられた（笑）。
あまりにおかしくて耐えきれず
劇場内に響くような感じで爆笑しちゃったよ。
屋外で行われる演劇のエチュードの場面（おれはちょっと若松孝二のモノクロ時代の先鋭的なピンク作品を想起したりもしました）なんかは、
おっちゃんたちにはかなりしんどいと思う。
劇場内に飛び交う「？」の嵐（笑）。
エチュードの場面は心理的に超エキサイティングで、
面白いシーンなんだけどね...。
これをわけわからんと思うおっちゃんたちの気持ちもよくわかる。
その上、序盤は本格的な濡れ場が少ない。
しっとりとした情感溢れる濡れ場を求めて来たおっちゃんたちは、
前衛的でわけわからんし濡れ場無いし...って思っても仕方ない。
おそらくそんな理由で途中で出てっちゃう人もいた（違ったらすんません）。
終盤に絶対濃厚な濡れ場が来るのに...。
出て行くおっちゃんに
「おとうさん！絶対これからすごいの来ますよ！」
と声かけてあげたかった。

メシを貪り食いながら、水分摂りながら
中断することなくいつ果てるともなく続く激しい濡れ場。
つまりセックスを中断してメシ食うとか、
中断して水分補給とかないわけです。
食いながら飲みながら延々とヤリ続ける。
ここが映画のヤマです。

ラストに濃厚な濡れ場が来ることは、作品の流れではっきりわかる。
おれはいつ来るかいつ来るかと思って観てましたが、
予想を上回る濡れ場でした。
実によかった。
出てったおっちゃんにはもうちょい我慢して欲しかったなあ

間宮夕貴さん、良かったー。
とても魅力的。
おれもぜひロックオンされたい！

中谷仁美さん、すごく華奢で、
その華奢さを生かして（強調して）、とてつもなく魅力的にエロく撮られてる。
ヒロインの間宮さんに比べるとものすごく地味な感じで登場してくるのに、
出て来た瞬間から尋常じゃないエロさ。
やられました。
いい女優さんだー。

それにしても相生座でロマンポルノを観る不思議。
千石劇場なら違和感ゼロなんだけどな。

映画のあと、髪切った。