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かとう あきら

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2017/08/25
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カテゴリ: 日記


身体、いまいち。
堆積した疲れが抜けていかない。

高村正彦/三浦瑠麗「国家の矛盾」読み始め。
国家の矛盾 (新潮新書) [ 高村 正彦 ]

週末のスコア見る。浜松用。


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権堂ヨーカドー5Fシネマポイント。
アンジェイワイダ「 残像 」(2016)観た。

感銘を受けた。鮮やかな色彩に満ち溢れた息苦しい映画。
おれはワイダ監督の良き観客ではなかった
例えばワイダ組のイエジー・ラジヴィオヴィッチといえば「 大理石の男 」や「 鉄の男 」よりも
まずゴダールの「 パッション 」を連想しちゃうドイヒーな観客。
だいたいワイダ監督の作品は学生時代に
「灰とダイヤモンド」「鉄の男」「 ダントン 」を観た程度。
ワイダ監督80年代に流行って立て続けに公開されてたのだ。
ちょうどポーランドの民主化運動がものすごく盛り上がって「連帯」の活動が世界的にも注目されていた時期。
「ダントン」はもちろんフランス革命の映画。重厚で凄まじいフランス語による作品。おれはこの作品をドパルデューやパトリス・シェロー出演のフランス映画のように記憶していて、
本当にもう失礼極まりないのだが...
そういえばダントンってワイダ監督の作品だったっけ...
のような認識しか持っていなかった。
ワイダ作品だから当然そこにはポーランドの「連帯」のあれこれだとか
ポーランドのことが色濃く反映されていたんだろうけれど、
フランス革命やポーランド史の知識皆無で、
「連帯」のニュースを何となく聞き流していた程度だった当時のおれは、
本当にもう、バカみたいにぼんやりワイダ監督の作品を観ていたのだ。
大バカ者です。
ゴダールのパッションだって、よく考えると非常に政治的な作品で、
当時のポーランドの「連帯」の動きや戒厳令と密接に関係があるのだ。
そもそもゴダールだって相当に政治的な映画を撮る監督。
でも、おれはそーゆー方向から「パッション」を考えなかった。
ワイダ監督本当にごめんなさい。合掌
ゴダール監督もすまん。
知識がある今観ると、
ワイダ監督の諸作品は全然違うんだろうなあ。
「パッション」も全然違うだろう。
実際今回「残像」観たら全然違った。
少しずつ観直してみよう。

この「残像」は大戦後の1948年から1953年、
ソ連の強い影響下に置かれてスターリニズムが吹き荒れた時代、
共産主義による迫害に不屈の精神で立ち向かった
実在の前衛画家ストゥシェミンスキ(1893―1952)の生涯を描いた
伝記ドラマ。
当時のポーランドの息苦しさがリアルに迫ってくる。
舞台はポーランド第二の都市ウッチ。
ストゥシェミンスキは
マレーヴィチ、シャガールなどとも関係の深い画家。
前衛画家は当然スターリニズムの敵だから、
「社会主義リアリズム」を当局から強要される。
音楽でいえば
ショスタコーヴィチやプロコフィエフなどと同様の辛酸をなめていたのだ。

しかもストゥシェミンスキは第一次世界大戦で片手片脚を失った障害者。
障害者ゆえの過酷さも不自由さもリアルに自然にさりげなく描かれる。
当時はバリアフリーなどとは無縁の社会。
考え方も、街も、バリアだらけの時代。

理念的にも物理的にもバリアフリーの概念などなきに等しい。
そうした中でストゥシェミンスキは前衛画家として成功し、
教育者としても、多くの学生たちから慕われる存在になっていた。

ストゥシェミンスキの講義の場面
(ゴッホの作品の分析)や、
彼が語る絵画論は圧巻。
興味深い。

ストゥシェミンスキの作品と同様に
画面からも鮮やかな色彩が満ち溢れる。
「色」そのものが重要なテーマのひとつ。
ワイダ監督はこの作品を撮った時にもう90歳だが、
驚くほど若々しく瑞々しい感覚で
斬新に「色」を撮ってゆく。
パレードのために
スターリンの大きな赤の旗がかけられるアパート。
窓から入る赤い光で部屋は赤く染まり、カンヴァスも赤く染まる。
あまりにもわかりやすいダイレクトな暗喩だが、
凄まじいインパクトがある。
終盤、雪の積もった墓に供えられる青い花。感動的だ。

ワイダ監督とゆーと「長い映画」って反射的に思っちゃうが、
これは99分。非常にコンパクトだ。
おれはそこに監督の「老い」は感じなかった。
むしろ無駄のなさ、強い凝縮力を感じた。
隅々まで緊張感の漲る美しい作品。
終盤のショウウィンドウの場面、すごい。
ワイダ監督、安らかに。合掌。

ヒロインのハンナ(ゾフィア・ビフラチュ)がとんでもなく美しい。
ポーランドは美人が多いってゆーけど、確かにそうかも。

ストゥシェミンスキを演じたボグスワフ・リンダは圧巻の名演技。
この人もワイダ組で「ダントン」にも出てたようだ。
全然気がつかなかった。すみません。


午後は 青春ショパン05 の準備など。

ぜひご来場下さい。
残席僅かです!
気になる方は急いでご予約を!

夕食
沖縄の地ビール ゴーヤーDRYを飲んでみた。


夕食、沖縄の地ビールを味見。
おもろい。
ほのかにゴーヤの風味が残る。
おれは嫌いじゃないです。
爽やかでいいんじゃないかな。
苦味は気にならない。
そもそもビールだって苦いんだし。


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投げ売りのお惣菜のとんかつで煮カツ。


ツルヤブランドの蕎麦。
美味しくてびっくり。







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Last updated  2018/04/22 08:24:54 PM


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