元代表の穴

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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2023/07/18

牧瀬里穂ちゃんが浜辺美波ちゃんのお母さんてのがすごいな
相生座ロキシー
ダリオ・アルジェント監督「ダークグラス」(2021)公開を待ちかねていた作品。いやあ、これはとても良かった。
85分というコンパクトな尺でテンポ良く進むが、全体の印象はなぜかゆったりまったりに感じる。盲目になったコールガールと親を失った中国人の少年の交流が優しい手つきで描かれる（彼女は、少年の親が死んだ原因は自分だとゆー罪の意識を抱えている）。少年は彼女が保護する子供という以上に、介助者として、そして最高のバディとして一緒に行動するようになる。
コールガールの常連客のデブのおっさんは、不自由になって困っているコールガールの連絡に、すぐさますっ飛んできて彼女を買う。ただ単に金銭を援助するのではなく、盲目になっても前と同じようにちゃんと彼女を買う（彼女に仕事させるのだ）。「おれは醜いから見えない方がいい」、とか言って超優しいのだ（このシーンはホントに感動的）。
目が見えないことはもちろん、こうした子供やおっさんとのあれこれや、子供への罪の意識の存在などなどは背後に非常に強い宗教性を感じる。冒頭の日蝕の描写もきっとそうだよね。彼女がコールガールであることも。
そういえばサスペリアもまたすごく宗教性が強かった。