ミラノ~ベネツィア

9/28
ミラノ~ベネツィア
リゾットでゲロゲロ
 飛行機でけっこう寝ていたにも関らず昨夜は随分と早く寝てしまったようだ。10:30分くらいから記憶が無い。今日は、7:00分起床予定だったが6:30分には目が覚めた。
 イタリアでの朝食は質素だ。コンチネンタルと言うのだろうか? 固いパンとコーヒーだけ。でもわりとこういうのも嫌いじゃない。とっとと食べるとフロントに清算しに行くことにした。
 昨夜は喉が渇いたが店が何処も閉まっていたのでホテルのミニバーを利用していた。俺は水を飲み、妻は濃厚な洋ナシジュースを飲んだので今朝はフロントでその分の料金を清算した。
 外に出ると随分と寒く感じた。息が白い。大阪に居たときと同じ格好なのはまずかったかなとちょっと不安になった。後で気温が12度ぐらいと知った。寒い筈だ。
 イタリアは最近ツアー旅行客のルールが変わったらしく、ガイドはローカルガイド(現地ガイド)が担当しなければならなくなったらしい。ところがローカルガイドがみんな日本語をしゃべられるということは無く、下手をすると英語で話を聞かなければならないらしい。馬鹿げた話だ。失業対策という話だが、旅行者の利便性を無視したこんなルールを試行するなんて何を考えているのか解らない。不況のあおりが旅行者に及ぶなんて余計気まずいことにならなければ良いのだがと思ってしまう。
 ところで初日のローカルガイドは遅れてやってきた。それでツアーの出発が遅れてしまった。なんでも前日のサッカーの試合で道が混雑していたらしい。しかし、取り敢えず日本人のガイドで良かった。
 今日の予定は、ミラノ観光に続いてベローナ観光、そしてベネツィア(ベニス)への移動だ。まさしく強行軍。ちょっと恐ろしい。
 ところで遅れてやってきたローカルガイドにはとても気になる口癖があった。「~ですけども」という言葉だ。とにかく何か話をした後には必ず「ですけども」が付く。例えば、

「今日はミラノ観光ですけども。・・・幸い晴れてよかったですけども。」

 「ですけども」の次にだからどうだというような話は続かない。「ですけども」で話は完結してしまうのだ。なんだかガクガクしてしまう。最もすぐに慣れてしまったのだが。
 そして実は添乗員さんにも口癖がある。
 彼女は何かを言う前に必ず「そうしまして」と言う。何が「そうしまして」なのか解らない時がほとんどだ。笑ったのがスフォルツェスコ城を観光した時の話だ。スフォルツェスコ城に入る前に幾らかの説明をして頂いた(バスの中でちょっと説明することは許されているようだ)、その後、今度はローカルガイドの話を聞きながらスフォルツェスコ城やセンピオーネ公園を30分くらいうろついた後バスに戻って彼女が開口一番言ったのが「そうしまして」だ。30分前の話の続きなんだろうか?(笑)
 センピオーネ公園を出てツアーバスに乗り、今度はスカラ公園に到着。スカラ座は有名だという話だが俺はそれが何故有名なのか知らない。何も知らない者にとってこれといって目立たないスカラ座は実につまらないものだ。とっとと興味を失う。周りを見渡しても誰も興味を持っていないようだった。
 スカラ公園からヴィットリオ・エマヌエレ2世アーケードへ。ヴィットリオ・エマヌエレ2世アーケードは奇麗だった。芸術のアーケードだ。建物の壁の彫刻が奇麗だ。天井もすごい。個人的には女性の彫刻の開けた胸がなんとも気になった。とえも奇麗だった。
 ヴィットリオ・エマヌエレ2世アーケードを抜けるとそこには巨大なドゥオモが・・・。サン・ピエトロ大寺院に続く巨大な建物。ガレアッツォ・ヴィスコンティの命によって工事が始まり500年かけて完成したイタリアのゴシック建築の代表作。ん~凄すぎる。でも、正直な話昔見たフィレンツェのドゥオモの方が奇麗だと思った。でもまあ、ようやくイタリアらしくなってきたので安堵の息を漏らした。嫁さんは気に入ってくれるだろうか?
 しばらくドゥオモ前の広場で自由行動をしたがこれだけ人が居るのにジプシーの姿が一向に見えないのが不思議に思えた。イタリアの治安が良くなったという噂は来いていたが、噂は本当だったのだろうか? それとも場所柄だろうか?
 妻はジプシーに会うのを楽しみ(実際に会っても楽しめるかどうかは疑問だが)にしているが、どうやら会えそうに無さそうだ。ドゥオモの中ではデカイ柱が印象に残っている。ステンドグラスが古い程奇麗なのが意外な感じだった(後で修復されたステンドグラスがあったので、その対比での感想だ)。
 ドゥオモ観光を終えるとようやく昼食にありつけた。さて、後に「恐怖のリゾット」呼ぶことになたリゾット登場。米料理だという触れ込みで登場したそれは、確かに米ではあるが・・・。ああ、なんてことだ、濃厚な卵とチーズの組み合わせの歯ごたえのある固めの米料理は、食べてすぐに胸のむかつきを誘いはじめた。最初は美味しいがすぐに辛くなる。そういう料理はよくあるが、これは飛びっきりキツイ。それでも我慢して食べたが、おかげで本命のミラノ風カツレツは半分も喉を通らなかった。もうリゾットはこりごりだ。ところでここでのテーブルワインは、とても美味しく感じた。
 まあ、ミラノも悪くは無い。
 午後からローカルガイドが変わった。どうやら場所毎にローカルガイドが決まっているようだ。
 今度のローカルガイドも日本人だった。このローカルガイドにも口癖が・・・。
 「~ですが」なのだが、その後が続かない。「が」で止まって、別な話題に変わるのだ。「が」の続きが気になって仕方無い。
 バスの最終目的地はベネツィアだが、途中ベーローナに立ち寄り、ベローナ観光となった。ベローナは「ロミオとジュリエット」ゆかりの地だ。
 目的地はもちろんジュリエットの家。向かう路地は狭く、街は込み入っているように感じた。名も無い建物も古い面影があり、俺は一々足を止めて、それに見入った。
 さて、たどり着いたジュリエットの家の中庭は随分狭い印象を受けた。「オー、ロミオ あなたはどうしてロミオなの」で有名なジュリエットのテラスを仰ぎ見る。とても小さいテラスだった。ところでこの中庭にはジュリエットの銅像がある。近くに寄って見てみると右胸がつるつると輝いていた。実は「ジュリエットの右胸に触ると、幸せな結婚ができる」と言われているそうで、俺も別にやましい気持ち無く、なでなでしてあげた。とても冷たかった。
 ベローナには他にも見所があるのだが、観光はこれで終わり。またバスに閉じ込められていざベネツィアへ。これまたとても長い道のり。ホテルに着いた頃にはすっかりバス酔いしていた。ホテルは、ベネツィア郊外にある FORTE AGIP 。これまた本当に4つ星?と疑問を感じるホテル。そして周囲には何も無し・・・。水の都を海の向こう側だ。
 すっかりバス酔いしていたので、夕食に出されたスパゲッティも魚のフライもパス。夜の1時位に寝た。
今日の万歩計は、11,900歩。



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: