月浮かぶそら、輝くひかり。 -静かな夜空の小さなトモシビ。

〔第十五章〕ラストミッション


隼人と魔物は光に包まれ外側からは何も見えなくなった。
「いったいどうなったんだ?」
蓮火は言った。
「わからない・・・隼人が心配だわ」
だんだん光が消えてきて中の様子がうっすらと見えた。
「か・・・勝った・・・」
そこに魔物の姿はなく、隼人の姿だけしかなかった。
隼人はなんとか魔物に勝ったようだ。
「かなりあぶなかった。もうすこしでやられていたぞ・・・」
「お前・・・一人で突っ込んでいくな・・・俺たちがいるだろうが・・・」
「あんたらに手伝ってもらってもしあんたらが怪我したらどうするんだ?」
隼人は蓮火たちに怪我をさせないために一人で行ったようだ。
「バカかお前は!!魔物と戦って怪我をしないほうがおかしいだろうが!!だいたいお前一人で行ったらお前が危ないだろうが!!」
「俺はいいんだよ!!俺一人でいったら怪我をするのは俺だけですむんだ!!俺一人ですむんなら俺はそっちを選ぶに決まってる!!」
隼人と蓮火は言い争い始めた。
「お前は・・・俺達仲間を信じていないのか!!」
「そんなことない!!そんなことないけど・・・俺は人が自分の目の前で死んでしまうのがいやなんだ!!」
「ならお前は死んでもいいのか!!」
「ああ!!仲間のためなら死ねるさ!!仲間が死なないためなら俺は死んだっていい!!」
「お前が死んだら悲しむ奴もいるんだぞ!!」
「はいはい・・・そこまで~」
いきなり零がはいりこんできて争いを止めた。
「魔物は倒したんだし少し休みましょう」
「そうだな」
隼人たちはそこで一夜を過ごすことにした。

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最終章だと思ったらちがった~~まぁいいか~今きづいたが隼人って・・・雷はいってね~じゃん!!まぁいいか・・・

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