へんしゅうちょの楽天日記

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2004.10.28

それを言ったらおしまいだよ！

(12)

テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(544923)

カテゴリ：哀愁のオワライター

昨日の片瀬萩乃さんの日記で。

究極の選択チックな問いかけがあって…。

思わず昔のできごとを思い出してしまった…。

今でもほろ苦い思い出です…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ほんのちょっとだけ昔。へんしゅうちょが大学生のころ…

ひとり暮らしをしてる彼女がいた。

で。当然のごとく…。

彼女の手作りの料理をいただく約束になって…。

もちろん。

彼女の手作りの料理なんだから、どんなものを出されても、最大限の

賞賛と、愛情あふれる言葉をふりそそごう、って固く決意しての訪問だった

のです…。

以下、若き日のへんしゅうちょと、当時の彼女との会話…

若へん　 「うわー(*^^*)楽しみだなぁ～！今日は何を作ってくれるの？」

当カノ　 「う～んとね～。今日は湯豆腐♪…でも私、料理自信ないから…」

若へん　「○○ちゃんが作ってくれるんだったら、インスタントラーメンでも
　　　　　　豪華ディナーだよぉ～(*^^*)」

当カノ　 「うれしぃ～♪」

…

ま、この辺まではつかみとしてはまぁまぁでした…。ワタシなりに…。

ちょっとばかり雲行きが怪しくなってきたんです…。

その『湯豆腐』って…。

土鍋の中にお湯が入っていて。（ダシじゃありません。お湯です。）

その中に豆腐が浮かんでいたんです…。

~~ある意味、インスタントラーメンの方が加工工程複雑だよ…~~

…

「あ、あのさ…。おダシは取ったの？」

当カノ　 「ううん。だって『湯豆腐』だもん♪」

若へん　 「…そっか～♪ （←まあ、いい。と思った。）

…で。ポン酢とかは？」

当カノ　 「え～。そんなのないよ。♪」

若へん　 「…。そうなんだぁ～♪ （おいおい…(-_-;)）

　　　　　　…んじゃ、しょうゆ…とかは？」

当カノ　 「…。ごめんね～。引っ越してきたばかりだから…。」

…

『湯豆腐』というより…

…

…

…

━━━━━━━━━━━━━━━━━

温やっこ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━

薬味もなければタレもない。

お湯に浮かんだ豆腐をいただきながら、

彼女に賞賛の言葉を贈らなければならない…。

非常に難しい選択を迫られてしまったわけです…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

当へん　 「…じ、じゃぁ…いただきます～…」

はむっ。。。もぐもぐ…。

もぐもぐ…。

もぐ…。

もぐ…。

…

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

とても温かい豆腐。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こ、これ以外の感想が…。＼(*T▽T*)／

そのあと…。

絶対に来るであろう、し、しかし、絶対に聞かれたくない、

世にもおそろしい『質問』がへんしゅうちょを襲ったのであった…。

当カノ　 「…どう？おいしい？」

ひー！！＼(*T▽T*)／

…ここまで読まれたあなた。

あなたなら、どう答えますか？

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

実はこのあと。

へんしゅうちょ、とんでもないひと言を言って、彼女を泣かせてしまった

のです…。

ウチの家庭では、味が薄かったりしたときに、普通の会話として使って

いた言葉を、注意深く、慈しみを込めて発してみたのです。

でもその言葉は、世間一般から見れば、とんでもないNGワードだった

のですね…。

当カノ　 「…どう？おいしい？」

若へん　「う～ん…。ち、ちょっとだけ…

『みずくさい』 …かな～…って。」

「みずくさい」

…このひとことで。

彼女を泣かせてしまいました。

引っ越したばかりで、なにもない状況。

それを承知で遊びに行ったへんしゅうちょ。

インスタントラーメンを食べさせるのもどうかと思い、

彼女なりに考えて、もっとも材料を使わずに出せる料理を作って

くれたのでしょう。

料理が出る前に。…ってか、作り始める以前に。

彼女の状況を知り、フォローできるように考え、必要とあれば買出しに

行ったり、一緒に買い物をしたりすればよかったのに…。

大学生、って言っても、高校を卒業したばかり、一人暮らしを始めた

ばかりの女の子を…。

泣かせてしまいました…。

「みずくさい」って言葉。

悪気があったわけではないんです。

我が家では当時、当たり前のように使われていた言葉で。。。

どの家庭でも使ってると思っていて…。

傷つけるような要素があるなんてこれっぽっちも…。

（あとで、当時の親友に相談したら、「そういうときは「ちょっと【うす味】だね」って言うべきだったね」

って、諭されてしまいました…。反省。）

あのできごと以来…。

「みずくさい」という言葉は、ワタシのなかで封印されました…。

そのあと食べた豆腐の味が…。

さっきよりもちょっとだけすっぱい感じがしたのは…。

へんしゅうちょの気のせいだったのかな…。

…

…煮すぎて『酢』が出たのでは？（←んなこと言わなくてもよろしい。）

その彼女とは、そのあと、そんなに長くは続かなかったです…。

青春の１ページ。へんしゅうちょにとって、湯豆腐はちょっと

ほろにがい

思い出なのです。（←豆腐の『にがり』とかは関係ないです。多分。）

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あなたにはありませんか？

究極の選択 と

できれば言い直したい言葉 …。

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