「やっぱりここのお店は箱がデカイっすよ。母の日にいろいろ配達したけど、この店の箱がとにかく一番デカかった・・。花って重ねて乗せられないし、慎重にしなきゃいけないから、ホント、まいりましたよ、母の日は。」
クロネコの宅急便のお兄ちゃんの言葉です。
そうなのよねぇ、うちってなんだか大きいのよねぇ。箱がデカくてびっくりした、って声をよく聞くのよねぇ、、、
でももちろん、大きな箱の中に小さなお花がちょこんと入っているわけではなく、花もボリューム満点です。だから必然的に箱が大きくなるのです。
「こんな大きな箱、配達しませんでしたよ この店の以外。みんなもっと小さな箱でしたよ」
「あ、そう?なんでかしら」
「この箱だって、結構高いんじゃないですか?花用に頑丈にできてるし。経費かかりますねぇ」
「そうなのよ、経費かかるのよ。うち、送料箱代で1000円しかもらってないんだけど、実はこの箱、いちばん安いのでも350円くらいはするのよね」
「ですよねぇ。ネクタイとかワイシャツを箱に入れてもらっても100円とか300円しますもんね、こんなデカイ頑丈な箱、かなりすると思いますよ。 なのに、大盤振る舞いでデカイ箱使うんですね」
「・・・・・」
いや、別に大盤振る舞いしてるわけではない。大きな箱の場合はもちろん相当料金をいただきます。(箱代一律300円でやってるわけではないです)
実際、市場の資材屋さんで箱を買った場合、大小いろいろあるけれど 大体300円から1500円くらいします。経費、もったいないです確かに。
箱代をきっちりいただくとしても、高い大きな箱を在庫として持っておくには、なかなか場所もとるし大変なので、小さめの箱でなんとか済ませたいのが商売人の人情。
でも、箱が小さいために それに合わせて小さく花をまとめるのもどうかと思うのです。
うちの箱は確かに大きなものばかり。たまに小さいのもストックしておくけど、あんまり使う機会がないです。
でも宅急便のお兄さんの言葉を聞いて、少し考え方を変えようかと思いました。
なんたってデカすぎるのだ。宅急便屋さんも迷惑なのだ。
母の日は、26個の宅配の花が出たけれど、クロネコさんのトラックをもってしても、3往復するはめになったのだ。気の毒に。
っていうのは建前で、うちもよそを見習って、少し、経費削減を真剣に考えようではないかと。
化粧箱は高いけど、花を仕入れた際に入ってくるダンボールの箱も、私は時々活用します。知り合いや実家に送るときはほとんどそちらを使います。
だって、もったいないじゃない。カスミソウやアルストロメリアなどを仕入れたときの箱は、しっかりしていて水受けまであって、本当に便利なのです。これなら箱代はタダ。リサイクルにもなるし。
それにしても、よその花屋さんはどんな箱で送っているのでしょうか。
送られたことがないからわからないけど・・・
花の予算にもよるけど、花そのものが小さめにまとめてあるのかなぁ。
なにはともあれ、宅配が1日に26個も出る日は年に一度なのだから ま、いっか。
今度は、花をコンパクトにまとめる特訓でもしてみよう。
昨日に引き続きゲキ暇なお花屋。お花が売れない季節は、いろいろとお勉強でもいたしましょう。
あ~。。それにしてもお客さん、ちっとも来ないのね。
最近は、昼間暑いから人通りが少なくて、夕方涼しくなってからのお客さんが多いみたいです。
で、なかなかお店が閉められないという結果に。
でも、20時まで営業しようとは思わない怠惰な私。
今日は いや今日もですが だらだらと睡魔と闘いながら営業しています。