花屋な日々

花屋な日々

2025.05.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
GWと母の日前でバタバタしてるのに
毎年のことながら ひとりシフトのこの連休。

昨日はさすがにちょっともー無理!と
ひろりんにSOSを。
「今から!?」
「今すぐ!」みたいな。
ちょうどお出かけしようとしていたところらしいが
飛んできてくれて助かった。

持つべきものは友



仕事終わりは
前から行きたかった 近所に出来た農家イタリアンへ。

いやさすがに、私が緊急SOSを出すなんて滅多にないからね。


農家イタリアンは、わかりづらい場所に隠れ家的にポツンとあって

隠れ家的というか、隠れ家だろ!?ってくらいわかりづらかった。

まだオープンして一年もたってない、若いお兄さんが始めたお店で。
前からひろりんと行きたいねーって話してたのでちょうどよかった。

ひとりで切り盛りしてるから大変そう。(私も人のこと言えない)
もうちょっとメニューが増えたらもっといいね。
夜はお酒がメインなのかな?
お酒を飲まない我々には、お酒メニューは全く響かなかったので





そんなこんなで
ひとりゼェゼェはぁはぁしてるGW。
今朝は、出掛けに家のカギが見当たらなくて
焦りまくってかなり慌てた。

市場に行くためにせっかく早めに起きたのに


もうこれ絶対 開店時間間に合わない!と

考えたすえ
店の裏に住む奥さんにラインで
「開店10時半って紙に書いてシャッターに貼ってほしい!」と頼んだ。

快く引き受けてくれたのだが

店に着くと、メモ用紙みたいな小さな紙に「開店10時半」って書いてシャッターにポツンと貼ってあった。
思わずウケた。おもしろすぎる。
だれも気づかないよこれ。
でもちゃんと書いてあるのだ、想像を超えているが。(私のイメージではA4サイズの用紙に大きく書いてくれるかと)

それから 今日はたくさん仕入れた花たちを
車からせっせとおろして、
もうそこでへろへろで息があがるほど疲れてしまって
多分朝から焦ったので気持ちが疲れてしまって

慌ただしい朝の仕事や接客、水揚げをひとりでこなし
ひとしきり落ち着いたらもう 横になりたいくらい疲れてた。
というか具合悪くなった。








私は虫の観察が好きで。
特にアシナガバチは、昔から私の観察対象で。

今年もまた、お店の裏に巣作りを始めたアシナガバチ。
毎日頻繁に観察していたのだ。

はじめはたったひとりぼっちで巣作りを始めるお母さん蜂。

本当に精巧な美しい巣を作り上げていくんだよね。
ひとりでせっせと巣作りしてる姿に感動すら覚える。
ひとつひとつの穴にたまごを生み付けて、徐々に巣も拡大していきながら、
ひとりで巣とたまごと、幼虫を守っている。
ホントにすごいの、感動的な姿なのよ。

ようやく巣が、蜂の体と同じくらいの大きさになった今日

何度見ても
お母さん蜂が帰ってこない。

嫌な予感がした。

去年もね、作りかけの巣と幼虫を残して、
お母さん蜂が死んでしまったのだ。

去年、地面に落ちてたアシナガバチが、そのお母さん蜂だったらしく

悲しかった。
巣のそばに埋めてあげた。

自然は残酷で、
お母さん蜂が戻ってこなくなった巣に、
数日後アリの大群が押し寄せて、穴の中のたまごや幼虫を食いつくしていった。
お母さん蜂が守ってた子供たち。
無念だったろうね。

何で死んでしまったのかはわからないけど、
地面に落ちてた様子からすると、
人に叩き落とされたのかな、って。

そして今回の蜂は、忽然と姿を消してしまったから
不慮の事故 あるいは 鳥に食べられたとか

わからないけど

いつも必ず 夕方には巣にしがみついて休んでいたのに、
夜になっても戻らなかったから
どこかで死んでしまったんだと思うと
残念で仕方ない。
お母さん蜂がいなくなれば、残された子供たちはあまりにも無防備だ。

自然は残酷。
私は毎日見守っていたのに
どうしてあげることもできない。


一方で
蜂の巣の隣にはレモンの木があって、
そこには毎年アゲハがたまごを生み付けて、
私は毎年アオムシの成長も見守っている。
アシナガバチの巣も大きくなると、食欲旺盛になるので、
アオムシたちが軒並み食べられて犠牲になるのも
これまたいかに、、、と思うのだけど


補食するものと、されるもの。
とても残酷なんだけど

虫たちの生命の営みは神秘的で、神々しくて、
私はどちらも大切にしていて。



お母さん蜂を失ったあの蜂の巣が、アリの大群に食いつくされたらまた、きっと別のアシナガバチがやってきて また巣を作るんだろう。


生き物が活発に動き出す季節は
私も観察が忙しくて 仕事もままならない。



虫って 神秘だよね。
あの小さな体で
裸一貫でたくましく生きてる。
時には武器を携えて、あるいは丸腰で。
すごいなーって思う。

やはり、生物の中でいちばん弱いのは人類か。

弱い人類が 生き抜くために作り上げたのが「社会性」らしい。
強い人も弱い人も 一緒くたでささえあって生きることで
人類は発展したのだとか。





アシナガバチのお母さんが、一体どこに忽然と姿を消してしまったのか
巣のこどもたちの元へどれほど帰りたかったか
その無念を想うと
なんだか今日は 疲労感と悲しさで
余計にくたくた、、、


今日もお疲れちゃん。





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Last updated  2025.05.05 23:08:32


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