花屋な日々

花屋な日々

2025.11.16
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愛ちゃんはあれから
ずっと調子がいまいち。
というか、症状が悪化してるように見える。

麻痺がすすんでいるのか、動きが明らかにおかしい。

子猫時代の動画を見ると まるで別ネコみたいだ。

今はちっとも楽しそうじゃない。

ご飯はかろうじてもりもり食べているものの

ご飯を見つけるまでが大変になった。

目の前に出しても 全く見つけられずに焦ってしまうので



最近はずっと食事介助をしている。

愛ちゃんの体が動いたり 倒れたりしないように支えながら
お皿を鼻先まで出して食べさせる。

お皿の1ヵ所だけに集中してしまうのでお皿を回しながら
愛ちゃんの口元にご飯があたるように工夫しながら。

ご飯が見つかればガツガツ食べるが

頭や体が勝手に動いてしまうので
なかなかうまくは食べられない。

ついこの前まで、
ご飯を出せば 自分で見つけてちゃんと食べていたのに。


うまく食べられないけど、愛ちゃんに強制給餌は現実的ではなく

スプーンで食べさせるにも頭が動きすぎて全部こぼれるだろう。

愛ちゃん自身、自分でご飯を見つけて
自分のペースで
邪魔されずに食べたいはずだ。

食べ方を観察しながら、発作の前兆がないか見極める。



愛ちゃんにとって、
起きる、食べる、排泄する、という生きるための行為が
イコール興奮につながり、
発作の引き金になることがある。


愛ちゃんはいつも、ご飯のあとは自分でトイレに行って
おしっこやらうんちやらをちゃんとする。
その規則正しさはとても重要で
食後にそれらをしないでベッドに戻ると
発作が起きやすいことも気づいた。

なので、食後、ベッドに戻ろうとしたら、
あえてトイレにいれてあげることにした。

そうすると愛ちゃんは 激しく砂をかきだしながらも
おしっこしたりうんちしたりする。

それでようやくホッとして
ベッドに戻って眠る体勢に入るみたいだ。

しかし今夜の愛ちゃんは
トイレに入ったものの
砂をかきだす手がうまく動かない…

いつもなら、もうやめてー!という勢いで
元気に砂をほじくり返すのに
今夜は 弱々しく砂を叩くような仕草。

手が、うまく動かないみたいだ。

力が入らない。

うんちをする体勢になったので、前のめりにでんぐり返ししないように尻尾を掴んであげる。

尻尾を掴むと身体もゆらゆらせず
なんとか踏ん張れる。

でも今日は踏ん張ってもなかなかうんちがでなくて
勢い余って 前転しながらトイレから転がり出てきてしまった。

焦る愛ちゃん。
じたばた暴れる。

見ると、床にうんちが1粒だけ転がっていた。
前転した勢いでうんちが出たみたいだ。
愛ちゃんが不必要に力まなくてもスルリとうんちを出せるように、ご飯にはいつもサイリウムを混ぜている。

愛ちゃん、うんち出たよー、よかった、1個しか出てないけどダイジョブ?
と、声をかけ、
もう一度トイレに入れてあげると
今度はちゃんとおしっこした。


それからベッドに戻すと
しばらくもぞもぞしていたけど、眠りについた。

愛ちゃんが眠ると
私は心底ホッとする。


最近の愛ちゃんは
ものすごい歯軋りをする。
ぎゅうっ、ぎゅうっ、とすごい音が響く。

その勢いで自分のことも噛んでしまったりするから
そりゃオオゴトになるわけで
なので愛ちゃんのベッドには 噛めるようのふわふわタオルが必需品だし
イライラしたときにガリガリサークルの縁をかじって
ペッペッとするのも大事なのだ。

本当に、どうしちゃったんだろう、というほど
この頃はご機嫌ナナメだし
体はどんどん不自由になるし

これが、気圧などの影響で一時的なものなのか、
麻痺が急速に進行しているのかは、わからない。

だけど、思い返せば
去年の今頃もこんな感じで目が離せなかった。

時期的なものなのだろうか、、、

去年の不調や発作の頻発は
全身麻酔のあとだったので
私は 麻酔の影響でそうなったんだと思っていた。

違ったのかもしれない、、、





愛ちゃんが眠るとホッとする…
私は 愛ちゃんが眠ることばかり願っている…

それでいいのか?と自問自答する、、


愛ちゃんが美味しくご飯を食べて
楽しそうに過ごしてくれればそれがいちばんだけど

ケージから出てきても ほとんど動かないで 床におでこをつけて唸ったりしてる。
顔もあげないし とにかく怒っている。
ベッドに戻すとやっと安心したように もぞもぞと動き回って眠る体勢に入る。


小さい時は 陽気な子だった。
目が見えないけど ひとりで妄想の中の何かと戯れて遊んでいた。
サムにちょっかいだしてふざけたりもしてた。
なっちゃんとは仲良しで よく一緒に遊んでた。
食いしん坊で ご飯を見つけると夢中で食べていた。
他の子達が残したご飯もみんな平らげてた。

寝ていても 夢の中で 何か美味しいものを食べてる夢見て口を動かして幸せそうだった。

いつからこんな不機嫌になったのか、思い返せばやはり
目を怪我した頃からか、、、

悪気はなく、他の子の爪が目に刺さってしまった。

角膜が破れてしまい
左目は眼球が飛び出すほどの怪我で
急遽 眼球摘出の手術をしたほどだ。(同時に避妊手術もした)
愛ちゃんが、1歳を超えた頃で
不運にも もう片方の目は 角膜が破れたまま 経過観察中だ、、

目の不快感は、今はなさそうで本人も気にする様子はない。
どうにもできないので 右目はそのままだが

もし今後万が一また
全身麻酔をかけるようなことがあれば
その右目も摘出した方がよいだろうと獣医師は言う。


なぜか、目ばかりを怪我する愛ちゃん。

愛ちゃんは小さいので、なっちゃんやわかめちゃんが
ちょいちょい、と触ろうとすると、
ちょうど手が 目のあたりにぶつかるのだと思う。

それ以降、他の子達と遊ばせるのも怖くなった。
私がずっとそばで見ているとき以外は、愛ちゃんをケージから出すわけにはいかない。

だけどもその頃から
愛ちゃん自身も ケージから出てくることを拒むようになった。
たまに機嫌がいいとのしのし出てくるが
あるいはひっくり返ってケージから転げ出る以外はなくなり、
愛ちゃんの安全地帯は ケージの中のベット、になった。


愛ちゃんが眠ると私は心底ホッとする…
でもそれって
愛ちゃんにずーっと眠っててほしい、みたいななんだか身勝手な発想だし、それってどうなの?とも自問自答する。

基本、愛ちゃんは1日中寝ているのだ。
起きるのは ご飯のときくらい。
その貴重な起きてる時間に、私は眠ってほしいと願うなんて
自己嫌悪に陥った…

いや、発作が起きたり、ひどい癇癪が起きないなら
全然いいんだけど

ゴキゲンな愛ちゃんなら 大歓迎なのだけど

起きてる時間が愛ちゃんにとって、楽しい時間なら問題ないのにね、、、


この前動物病院でも
愛ちゃんの様子を先生に見てもらったけど

先生は
「思ったより全然動けてる」と言った。

もっと、動きが鈍くなって麻痺が進行してるのかと思ってたみたいだ。

愛ちゃんは、動きが予測できなくて
診察台の高さは危険なので
診察は、愛ちゃんを床に下ろして
先生は床に這いつくばって診てくれる。

眼振は起きてなかったし、なぜこんなに不調なのか原因はわからずじまい。

愛ちゃんも、病院では興奮してくるくる回って動き回るけど
家では床におでこをつけたままじっとして唸ってるんだよ、と伝えた。

でもあの様子を見ると、動けないわけではなさそうだし

なんなんだろうね、、、



体重2キロのあの小さな体に
眠らせるための点鼻薬を何本もするのは本当に心配だし

だけどもこの先もやはり
ひどい発作や興奮状態のときには
点鼻薬を入れて眠らせる以外の方法はないんだろう、、、

それが、からだにどんな悪影響があったとしても、
それ以外の選択肢がない、というのもジレンマだ。



愛ちゃんは今も コンコンと眠っている。

深夜2時の投薬まで、ぐっすり眠れるといいな、、

その間に私は
2階の子達のお世話に走り回る。


じぁ、愛ちゃん、またあとでね。





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Last updated  2025.11.16 23:11:44


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