幸薄い女

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2004年04月26日

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明日から生理休暇で、連休予定なので、今日こそ働くぞ！と
意気込んで出勤したのに、超暇である。
収入の予定も立てられない。

肩をがっくり落とし、ダラダラ気分の帰り道、やたらとこちらを見る
22～3歳といった感じの男二人連れがいた。
二人揃ってチビだった。
一人はデブで、一人は特徴が無い。

信号にひっかかり、その男達と横並びになる。
彼らまでわずか1メートル位。

普通男｢あれは？｣アゴであたちを指す気配がする。
デブ男｢一人じゃんか。二人連れにしようぜ。｣
普通男｢結構いい線いってるよ。｣

デブ男がそらぞらしくあたちを的確に見回した。
｢俺無理！俺、年上はダメなんだ。｣

もしかしてあたちをナンパしようとしてるのか？

普通男｢え～でも、結構いいよ。俺タイプ。おっぱいでかそうだぜ。｣
デブ男｢・・・なんかさ・・・ 幸薄そうなんだもん ｣
普通男｢ん・・・それは言える・・・くくくっ、それは言えるかも（爆）｣

信号が青に変ったのを見計らって、走って逃げた。

デブに幸薄そうとか言われたかない。
せっかくだから話しかけられて、｢あら～私48なのよ？それでもいいの？｣
位言ってやればよかったな・・・
ぐやちい。客でもない男に馬鹿にされた。

で、家に帰ってきてひざを抱えてなみだ目で日記を書く。

家の近所にね、｢薄井幸子｣って表札が出てるお宅があるの。
密かに面白いとおもっていたの。ううん、ちょっと笑っていたわ。

でも、もう笑えない。いや・・・笑っちゃいけない。
私が正真正銘の｢薄井幸子｣なのだから。

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