フルート吹きの休日

フルート吹きの休日

ついに手術


本人は怖くもないし大丈夫だ、と言う。
予定通りお迎えが来て、手術室へ。バイバイ!と手を振る。

2時間半から3時間掛かる、という事で、この後実家へ行き、母を週に一度の買い物に連れて行き、母も伴って病院へ戻る。
病室で待っているが、2時間半経っても3時間経っても帰って来ない。
最初のうちは、母の日常的な話も待ち時間を過ごすのに有難く思うが、時間が経つごとにだんだん鬱陶しくなる。

どうしたんだろう・・・。

帰ってきた!
麻酔がもう覚めたのか、目が開いている。
表情はない。

執刀医・主治医の先生から家族に説明がある。
母と二人で聞く。
手術は問題なく成功。
術中、術後の写真を見せてもらう。
骨の間に人口の骨を入れた写真で、人口の骨はお筝の柱(じ)に似た形だった。
出血も少なかったそうだ。

病室では15分おきに色々な計測が有り、すごくバタバタする。
母は安心して、病室のバタバタにも気を使い帰って行った。
首が痛い、舌がしびれている、と訴えたが、それは時間しか解決できないようだった。

計測は30分おきになり、1時間おきとなる。
痛みは少し和らぎ、ウトウトしたりするようになる。

夕食時、「寒いよー、寒いよー・・・」 「おっかさ~ん、おっかさ~ん・・・」と、廊下で車椅子に乗ったおばあさんが大声を出す。
「あの人は毎日あの調子で色々な言葉を叫んで、夜まで続く。」
皆迷惑そうにしている。きっとボケてるね。

眠らないといけない家人の為に、近くのドラッグストアへ行き、耳栓を買ってくる。
バッチリ!!

夜20:30、家人の後、午後にも手術をなさった先生が見える。
明日の朝は食事が出来そうだ、と言われる。

21:00の消灯時に、痛み止めと睡眠効果のある注射をする、という事だったので、家人がもう帰ったら?と言われ、お言葉に甘えて帰る事に。

また、明日ねー。


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