給水タンク


小さな僕らは 小さな手で、空をつかもうとした

今となっちゃ汚れた街の隅のアパートの屋上で
街の灯を気にしながら 僕は給水タンクの上で
ずっとこない明日を待ってみたりして

通る人も車も皆すこし小さく見えて
僕は昔を思いながら静かに眠るのでした
儚い空や汚れた街も僕はこんなにすきだから
もう少し此処に この場所で静かに暮らしていこう

ブランコしかない小さな公園も くたびれた自動販売機も
電球の切れかけた街灯も何もかも僕は大好きだから
給水タンクの上からずっと見続けているのさ


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