忘れていそうで忘れていない日記

4日目


サロマ湖畔YH~知床峠・道の駅らうす~中標津市内・すしロード~屈斜路原野YH

昨日夕陽にこだわらなかった理由はひとつ。朝日が見られる予感がしたからです。
しかも, 部屋から見える という贅沢なコース。
3時半に目覚ましをかけていたのですが,3時25分, 朝日と小鳥のさえずりで目が覚めました
なんて自然派健康派なのだ私,と感動しつつ,布団を窓の近くに引っ張りよせ,ぬくぬくで朝日を眺めます。
いやー見事,すばらしい。写真なんかじゃなく,ぜひ自分の目で見てください。

いちおし! サロマ湖の朝日
サロマ湖の朝日

さて出発です。サロマ湖を横目に見ながら238号を通り,能取(のとろ)湖を横目で見て,
網走湖も横目で見て,藻琴(もこと)湖も見て,濤沸(とうふつ)湖も見て,
このへんとにかく湖満載だからとても嬉しかったです。
斜里をとおり,いよいよ知床に向かいます。
昨夜,エストレヤおじさまが「知床は本当に寒かった」と仰るのをきいて,ちょいっと萎えていたのですが,
ここまできて知床,行かないわけにいかないでしょう。
そして,ホクレンでの初給油です! だからどうしたってわけじゃないけど,でも北海道きたならここへ行かなきゃ,でしょう。
旗はもらってないけどね。
あ,そういえば,セイコーマートもホクレンでやってるのですよね,と屈斜路原野のYHで宣言したのですが,大嘘ですよね,ごめんなさい。
さてさて,当然オシンコシンの滝でも観光バス集団に遭遇し,
「あらー,一人なのー,練馬からきたのー,すごいわねーー」って,もう慣れました。
練馬ナンバーだけど私埼玉なのよ,という余計な情報まで提供しちゃうくらい,ごきげんです。
なぜならそこに滝があるから。私,湖フェチである以上に,滝スーパーフェチなのです。
人が多かろうが何しようが,おかまいなしです。ぼーっとずーっと眺めてました。
そういや私,伊豆の七滝に行ったときもずーっとぼーっと眺めてました。大好きです,滝。
ここで秋田の両親にハガキを投函し,知床峠に向かいます。で,途中,キタキツネを発見。
ちょうど道路を渡り終わって,頭隠して尻隠さず状態のところに私が出現したような感じで,プリティでした。
知床峠では,少し雲がかかっていたものの,写真で見るのと同じ景色がそこにあって,またまたずーっとぼーっと見てしまいました。

迫力オシンコシンの滝
オシンコシンの滝

バリ@知床峠
バリオス@知床峠


さて,そこで羅臼に入ると,なんと道路脇には雪が!! 道路が凍結してるんじゃないかとひやひやで(さすがにそれはなかった),
急坂急カーブ,ゆっくり安全運転で進みます。
ようやく平地にたどり着いたものの,そこはもう極寒の世界です。停車しているときはそうでもないけど,うー,よく冷える。
羅臼に着いたら,とりあえずマッカウス洞窟でヒカリゴケ,と考えていたのですが,もーそれどころじゃありません。
とりあえず 道の駅知床・らうす であったかいコーヒーを摂取です。
と思ったら,釧路ナンバーのZX-12RとZZRのでかいの(リッター以上は区別つきません)の2人がご登場です。
私のバリの隣に2台がとまり,バリオスは「なんくるないさー」のCMの宮里藍ちゃんのよう(?)。
おにーさん「これからどこ行くの?」
私「うーん,海沿い通って屈斜路湖まで行こうかと思ってるんだけど」
おにーさん「いやーこっちなまら寒いよー,俺らいま釧路からきたけど,マジやめといた方がいいよ」
って,私今日屈斜路原野YH予約しちゃってるんですよー,内陸に戻って美幌峠通ってもいいけど,でも野付半島見たいんです,
もーがんばります,もし帰りに凍ってたら骨でも拾ってやってくださいな,という会話をして,おにーさんたちが先に出発です。
ちなみに,このとき「ナマなまら」(現地の人がいうなまら)初めてききました。
おにーさんのアドバイスを胸に,野付半島に向かいます,が,もうほんとに寒い! 野付までたどり着けません。
あきらめて途中でR272に入り,中標津の街を通ります。
もうお昼も過ぎていたし,いい加減お腹も空いていたので,「すしロード」へ。
ここはライダー無料サービスがあり,時々によって違うらしいのですが,今回はとろサーモン,脂がのっててとても美味しかったです。
ほかのものも美味しかった。時間も時間だったし,ある程度お客さんも落ち着いており,
帰り際,板前さんも,どこに行くの,気をつけてね,と声をかけてくれました。

さて,目指すは開陽台です。でも,この時点で私,既に冷え切っていてプチしかばね状態,走るだけ状態と化していました,ああもったいない。
でも天気が良くなかったからまぁいいか。
一度中標津市街に戻り,給油して再出発です。272から243号に入り,あとはまっすぐいくだけ。
阿寒湖やペンケトウ・パンケトウも行きたかったけど,だんだん薄暗くなってきていて,ユースの位置にも自信がなかったので,
もうユースに向かいます。またまたリベンジ箱,入りましたー。
屈斜路原野YH は,243に出ている看板を見落としさえしなければ,あっさりたどり着けます。
「ユースゲストハウス」をうたっているだけあって,とてもきれいで,大きなガレージもあり(イメージは一昔前のアメリカ西部映画)ご飯も板前さんが作ってくれる,ペンションみたいなところです。
泊まっている人も,今回の旅の宿の中ではいちばん数が多く,バラエティに富んでいました。
相変わらずライダーは少なく,BMWのおじさまと,ZRXくん,私の3人でしたが,皆さん和気藹々,BMWのおじさまにワインまでご馳走していただいて,
その上ユースのツアーでコタンの湯に行けて,その上ユースのお風呂も源泉かけ流しで(結構直前に工事したらしい),最高です。
バイクも車庫の中におかせてもらえるしね。すっごい情報いっぱいのお母様もいらして,すごく楽しい夜でした。


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