『私の青空』



このNHKの連ドラにも、随分この夏ハマッたのですが、ここに出てくる人たちも全員スルメの要素をたくさん持っているキャラばかりでした。みんな精一杯生きていて、泣きたい時には泣いて、笑いたい時には笑って。それを受け止めてくれる仲間がいて。ドラマの最後には、なずなも健人も、意地はるのをやめてスッキリした顔しているのを見て、私も自分の中でくすぶっていたこだわりを捨てようと思いました。
 当たり前なのだけど、過ぎたことをいつまでも後生大事に抱えていてはダメだなと思います。それが失敗であれ、成功であれ。
 例えばものすごく楽しかったあの瞬間を、もう一度体験したくとも、その同じ瞬間はぜったいに戻らない。だからこそ、かけがえのない瞬間であるわけで。それにこだわっていて、新たな最高の瞬間を逃してしまったら、ものすごくもったいないですよね。そんな瞬間は、抱え込んでいくんじゃなくて、きっとほっておいても心のどっかで勝手に生きているのではないかと思います。
 私にも、抱え込んでいた瞬間がたくさんあって、いつもどこかでもう一度その瞬間をもてることを願っているようなところがあったんだけど、最近そうすることをやめたら世界が広がりました。いろんな価値観にふれて、新しい感動を知ることができた。
 この夏も、バイト抜け出して、3年ぶりにしらびそ峠にのぼって、一年生の頃とは全く違う感動を得ました。自分の成長を感じたり、一年生の頑張っている姿に勇気づけられたり。男子ファストランに出たことも、新潟までの300kmを走れたという達成感を得て、自分の限界ってまだまだなんだなと知ることができたけれど、それももう過去の話なんですよね。これからも次々と新しい挑戦の場が出てくるはずです。その時に、歯を食い縛って頑張っていたい。その時、どこかで300km走りきった時の瞬間や、しらびそ峠や白菜切りの瞬間が自分の中で力となって生きるのではないかなぁ、と思うのです。



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