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親の離婚を経験した幸子さん(56歳)からのメールをご紹介いたします。「たいへんおもしろいページをみつけましたので、もしかしたら、どなたかのお役にたつのではないかと思い、わたしの経験を書かせていただきます。わたしの両親は、わたしが中学生のときに離婚しました。父がいまでいうDVで、母に再々暴力を振るっていました。離婚は母の安全のためにやむをえないこと、母の判断は正しかったと信じて、離婚後は母と妹の3人で暮らしました。いまでもそう思っています。幸い、母の実家が経済的に余裕があった上に、母は営業成績トップという働き者でしたので、経済的にも、精神的にも安定した生活の中で育つことができました。その後わたしは結婚して、2人の子どもも無事に育て上げました。離婚家庭でも、平凡ですが幸せな生活はできるという自信をもつことができました。わたしのことはたいへんかわいがってくれていた父でしたが、母の立場を考えると、父には絶対会ってはいけないと決心していたのです。母からは、会ってもいいのよと言われましたが、会わないことが、子どもなりの母への忠誠のような気がしていたのです。以来父には全く会ったことがありません。ところがです。5年前に、母から驚くべきことを聞かされたのです。父は独身を通したまま、6年前に死んでいたというのです。生涯会わなくてもよいと心に決めて生きてきたはずでしたのに、父は1年も前に亡くなっていた、しかも、母は生前の父に会っていた、そんな事実に直面したとき、わたしの中で何かが崩れていくのがわかりました。医師からうつ状態との診断を受け、ほぼもとの元気を取り戻すのに3年かかりました。苦い苦い経験でした。離婚後に、別れて暮らす親に会いたいかどうかなど、どうぞ子どもには聞かないでください。中学生にもなれば、子どもは周囲の状況を判断して、自分の意見はきちんと言います。会ってもいいと 言われようともです。けれども、それは、長い人生の先までを展望するまでに成熟している人間の意見ではありません。親子は離婚には関係なく、親子の絆をもち続けることが当然という社会になっていればと、つくづく思う昨今です。」
2006/01/13
ヒロさんへメールを読んでヒロさんがとっても辛い思いをしながら、頑張っていたのだなあと思いました。誰にも言わず一人で耐えるのはさぞ苦しかったことでしょう。ほんとうは子どもは親に守ってもらって、安心して暮らせなければいけないのに、ヒロさんのお父さんもお母さんも子どもの面倒を見るどころか、子どもに面倒を見てもらわなければならないほど、心が病気だったのですね。親に子どもを守る力がないと、子どもは大変苦労することになります。でも、とても感心したのは、ヒロさんが自分の心を成長させようと努力していることです。イライラするのは当然ですが、それでも心を切り替えて、学校では楽しく過ごそうとしたり、自分だけが苦しいのではないと考えたり、何とか自分を立て直そうと心がけていることがとってもすばらしいと思いました。子どもは親を選べないから、今は家族の状況をどうすることもできないでしょう。でも、あなたの人生はあなたが作っていくものなのです。辛い状況でヤケになって悪い子になることもできますが、自分を大切にして誰に対しても恥ずかしくない立派な大人に成長することもできるのです。私はカウンセラーをしていて、たくさんの人に会いますが、私が素敵だなと思うのは、ちょうどヒロさんのようにとっても困った親に育てられて、苦労しながら自分の心を大切に育て、立派に成長した人に会うときです。そのような人は皆同じようなことを言います。『あの時は辛いと思っていましたが、今は苦労したことを感謝しています。だって、苦しんでいる人の気持ちを優しく思いやる心が持てたのですから。』ヒロさんが言うとおり、あなただけが苦しんでいるのではありません。誰かあなたの苦しみを打ち明けることができる人がいると良いですね。先生とか、学校カウンセラーとか。もし誰もいなかったら、自分で日記に書いてみるのも良いかもしれません。そして、何よりも自分に優しい言葉をかけてあげてください。今まで良く頑張ったね、泣きたいときは泣いて良いんだよ、いっぱい楽しんでも良いんだよってね、だってヒロさんは本当に良くやってきたすばらしい子なのですから。一人で頑張って無理に強くなろうとしなくて良いのですよ。お母さんにはヒロさんやお姉ちゃんがどんなにお母さんのことを心配しているか、お母さんを大切に思っているかを怒らずに伝えられると良いですね。どうぞ今年もヒロさんが元気に過ごされますように。カウンセラー桜
2006/01/05
ぼくは、小学4年生です。別れたお父さんにときどき会っています。野球見に行ったり、サッカー見に行ったりしてとても楽しいです。でも、お父さんにやめてほしいことがあります。別れるとき、お母さんに400万円もとられたから、お父さんはびんぼうになったということをいつまでも言わないでほしいんです。幼稚園のころは、一人ぼっちになった上にびんぼうになったお父さんがかわいそうだと思っていました。でも、このごろ、少しちがうんじゃあないかと思いはじめたんです。お母さんは、お父さんからもらったお金があるからくらしていけるといっています。お父さんは、ぼくのためにお母さんが使ってくれるお金なのに、とられてくやしいみたいで、ぼくは、そんなお父さんはきらいです。そのほかのお父さんは好きです。えみ子お姉さんからお返事さしあげます。その前に、新年おねでとうございます。冬休みにお父さんに会う前に返事がほしかったのかもしれませんね。遅くなってごめんなさい。会ったときに、お金の話をするお父さんは、けっこういるらしいですよ。気にしないで聞き流せればそれが一番だけど、いままでそうしてきて、少しうんざりしてるんでしょ。お父さんは、今はもう、りこんしたときほどお金がない状態ではないと思いますよ。それにもかかわらず、いつまでもお金を取られたなんて言ってるのは、りこんすることがとてもつらかった、淋しくてしかたがなかったということから、いまだに卒業できずにいるからなんですね。かわいそうであることにはちがいありませんが、大人なんだからもう少ししっかりしてもらいたいですよね。それには、きみも少し勇気を出して、お父さんに思っていることを言葉に出して伝えることです。小学校4年生で、メールが書けるし、「子どものひろば」を訪ねてくれた勇気のあるきみなら、きっとできると思いますよ。「お金は取られたんじゃなくて、ぼくを育てるためにお父さんが出してくれたんだよってお母さんから聞いているけど、ぼくのためじゃなかったの」とか、「お金の話はやめてくれない?お父さんに会うのがだんだん楽しくなくなっちゃうよ」なんてね。それでは、がんばって!
2006/01/03
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