他人の家の前まで掃除したり、大勢で何かするのは違うんじゃないか
と思っていた。ボランティアが社会貢献なら、サラリーマンの俺が
働いて税金納めているのも、社会貢献してると考えていたんだ。
後は自分の好きな事をしていりゃいいと思っていた。
今、消防団に入っている俺だけど、最初は断ったんだ。
誘われたんだけど、大変そうだし、煩わしかったんだ。
ただでさえ、忙しいのに、この上、消防で時間をとられたら、
自分の好きな事が出来なくなるって思ったんだ。
ところが、しばらくして俺の近所で連続火災が起こったんだ。
空き家ばかり狙った放火だったよ。
大きなサイレンが鳴り、家から飛んで出た俺の目の前に火柱が
立ち上っていた。俺や近所の人たちが、どうする事も出来ないまま
立ちすくんでいる中、サイレンを鳴らして、やってきたのは
先輩たちだった。
先輩は、地元で建設会社をしている。
商工会や自治会の役員もしている。
「あんなに忙しい人なのに・・・」 俺はあっけにとられたよ。
俺の生き方の価値観がガラガラと崩れるような、
頭を強く殴られたような気がした。
俺にとって、「生きるとは何だろう?」「楽しい人生とは何だろう?」
深く考えさせられた出来事だった。
俺は、忙しいから自分のやりたい事が出来ないって思っていた。
時間が足りないって。若い頃は、時間はあったけど、金が無いから
やりたい事が出来ないと思っていた。
いつも、自分に都合のいい理由をつけては何もしていなかったよ・・・。
消防団に入ってみようと思ったんだ、俺。
ボランティアは、特別なことをする事ではないし、
ましてや自己犠牲でもない。
義務や義理でやるもんじゃない。
俺の場合は、たまたま消防団だったけど
無理をしなくても、出来る範囲でいいんじゃないかな。
それに大きなごほうびがあるんだ、ボランティアには。
人と繋がり合える喜びや感動が・・・。
ダレヤメ焼酎★独り言★大会前につき 2005年04月08日 コメント(19)
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