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September 8, 2007
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昨日,無事に発表も終わって気持ちに余裕があることもあり,今日は発表を聴くだけでなく,会場で結構まったりと過ごした。

学会には, 休憩室 を兼ねて,沢山の業者や書店のブースが設置される。

その中に,今年は 顕微鏡今昔展 というコーナーが設けられた。

多分,全国の研究者,技術者がお世話になっているんじゃないだろうか。
国内唯一 顕微鏡専門店 ,H野さんのプライヴェートコレクションの顕微鏡がずらり勢揃い。
圧巻である。


最も秀逸だと思ったのは,カメラのような形状の,ポータブル顕微鏡。
昭和40年代くらいの,Nikonの製品である。
両手に丁度収まるサイズの中に,プレパラートを挟むステージ,倍率・ピントを合わせる各ダイヤル,光源が見事に配置されている。
あぁ,写真を撮らせて貰えば良かった。
レトロな雰囲気と優れた機能に感動していると,
「これで感動しないでくださいよ,普段もっともっと性能のいい顕微鏡を使ってらっしゃるんですから」
と苦笑されてしまった。
なるほど,私達は幸せなことに,これらをすっ飛ばして,最先端の技術に日常的に触れている訳だ。
それでも日々,取り込み速度が遅いだの,光源の熱がサンプルを傷めるだの,もっとはっきりコントラストを付けたいだのと,限の無い要求を突きつけているのだから,何だか申し訳ない。

H野さんとしては,顕微鏡でモノを拡大して見ることが “遊び” だった頃,つまり顕微鏡が 玩具 だった時代が一番愉しいのだそうだ。

顕微鏡がツールになってしまってからは,すっかりそのデザインは “メカ” として洗練されて行き,研究者達の細かな要望を何とかして実現させた苦心の跡が見て取れる。
「プロジェクトX」や「プロフェッショナル 仕事の流儀」とかに出て来そうな雰囲気。
顕微鏡屋の辛く長い歴史,と言った感じである。

それでも,いい製品は数十年使用に耐えるのが,顕微鏡やカメラの良いところ。
実体顕微鏡 など,多分私が生まれる以前に製造されたものを愛用している。
今,生産されているラインのものより,ずっとコンパクトでレンズも高倍だから,大変使い勝手が良いのだ。

あと面白かったのが,形状の異なる 珪藻 を並べて,クリスマスツリーやエッフェル塔などを描いた デザインプレパラート
これらもやはり,顕微鏡を覗かせて他人を驚かすのが大人の遊びだった頃に,ヨーロッパで沢山作られたものらしい。
顕微鏡 を描いたプレパラートもある。
顕微鏡で“顕微鏡”を見る ,というお巫戯けだ。
こういうの,大学の説明会とかで見せたらウケると思うのだけど。

ところで,これだけのコレクションなのだから,12chの某・お宝鑑定番組に出したら凄いんじゃないですか,と詰まらない質問をしてしまったのだが,
「それがですね,実は出してみたんですよ」
と意外なお答え。

 それにこういうものを欲しがる人も居ないので,やはり値段が付かないんだそうです」

え,そうなんだ…
「でも,学術的な価値はあるんじゃないですか?」
「いえいえ,私が集められる位ですから,ちょっと探せば誰でも手に入るようなものばかりなんですよ,えぇ
いや,なかなか集められないと思うけれど…
メーカーの展示室とかにはちゃんと保管されているんだろうか。
いつか,日本に 顕微鏡博物館 みたいなのを作った方がいいと思うなぁ。

とにかく,H野さんの顕微鏡への が詰まった展示でした。


休憩室 には,セルフサービスのお茶(要するにインスタントコーヒーやらティーバッグやらとポット,あとはペットボトルなんか)と,大抵,大学の生協で買い揃えたようなお菓子が用意されている。
野田 というところは,皆さん 地元愛 が深いのか,休憩室には地元のメーカーさんが寄付して下さったお菓子やらたまり漬けやらが置いてあって,なかなか徹底していた。
中でも美味しかったのが, かりんとう
大花堂製菓 というメーカーの,細身のかりんとうである。

karinto.jpg

発表やディスカッションに夢中になって,意外に学会というものは小腹が空くのだが,大抵,会場付近には店が無く+夏休みで生協等も休みで,何も買えなかったりするので,こういうお茶菓子はちょっと有難い。

ところで, かりんとうの語源 って何なんだろう…?
擬音語?


懇親会 は,去年の熊本大会では,有難いことに色々な方に捕まってろくに料理を食べられなかったので,今年はスタートダッシュをかけて2年分取り戻して来た感じです(笑)
勿論,あちこちで話も弾みました。
研究 のことも, それ以外 のことも…

来年の開催地も発表になり, 高知大学 とのこと。
別の学会だが,M1のときに初めて口頭発表したのが高知の 県立牧野植物園 だったなぁ。
頼み込んでファイルの差し替えをして貰ったり(笑),春だったので,凄まじい量の スギ花粉 に悩まされたり(タクシーが真っ白!)で,あの時は大変だった…。
K氏(彼)の出身県なので,来年は高知大学だとメールをすると,
「あの辺は何も無い」
という,いやにきっぱりとした返信が。
温暖で シダ が沢山生えているから,時期的に 胞子 採れるかも,なんて考えて,私としてはポイント高いのだが,地元民にそう言われるとちょっと(苦笑)
取り敢えず,発表出来なければ意味が無いので,また1年コツコツ頑張らねば。





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Last updated  September 11, 2007 09:41:06 PM
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