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September 20, 2007
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昨日より,教授は他大の集中講義のため 新潟 へ。

本日より,後輩と非常勤助手のふたりが,サンプリングのため 鹿児島 へ。

私は寂しく 留守番 (勿論, 実験塗れ )。
その前に久々の 心療内科



T医師の診療は 予約制では無いし…
いつも少しずつ余分に貰っていたり,たまに飲み忘れたりしたために, 薬のストックはまだまだあるし…
何より実験も学会もあって忙しくて,遅くとも10時半くらいには研究室に来て,23時過ぎに重い腰を上げて帰途に着く,と言う生活を,ほぼ週7ペースで送るのが当たり前になってしまったために,そこにどうやって 「通院」 という予定を組み込めばいいのかすっかり分からなくなってしまったのだ。
そんなこんなで愚図愚図していたら,丸2ヶ月行っていないことに,漸く,ぼんやりとではあるが, マズイかな… と思うようになって,また 更に1週間
ここがまず 病気 だろう(苦笑)
来週から後期の授業(ゼミ)も始まるし,最近, 精神的な荒廃 がじわじわと進行している気がするので,それこそ重い腰を上げて 受診

でも,こういうところの医師は,予定通り来なかったことを責めたりはしない。

「寝付きはどうですか」
と訊かれたので,
「横になったらすぐ寝られますが,寝る態勢になるまでが時間がかかりますね,眠いのに。
 寝るのが面倒臭い。
 そもそも,家に帰るのが面倒臭いです」

と答えると,やや驚いた顔をされた。
「えっ…それはどういうことだろう?」
「研究室以外の場所に居ると罪悪感を感じてしまって。
 それが日常生活に必要なことでも,やっぱり落ち着かないんです。
 ひとつでも多く何かこなして,1分でも長く居ないと,不安で仕方無いというか
 別にそれは,明日やっても良いようなことなんですけど。
 でも持ち越してしまうことが恐い」
「それは,誰かに課せられたノルマがあるから?
 そうではなくて,自分で設定したノルマなのかな?」
「勿論,周りに言われてやることはありますけど,結局は自分の中の目標ですね」
「…。
 ちょっとお聴きしますけど,自宅の鍵をかけたかどうか気になることはあります?」

と言うので,
「それはもう,すぐに戻ります!」
と即答すると,えらく興味深そうな顔をしていた。
「次回の診察までに,今の鍵の例と同じようにね,何かが気になって,一度やりかけた次の行動を中断して確認する,という例が,他にもあったら教えてください」

強迫性障害 にカテゴライズしたいのだろうか。
多分,そんなことは腐るほどあって,レポートが1本かけるくらいの事例が見つかるんじゃないかと思う。
化粧水の瓶の蓋が緩んでいないか気になって何度も調べたり,瓶のラベルが正面を向いていないのが気になって直しに戻ったり,それをやらなかったら “何か良くないことが起きるんじゃないか” と本気で思う。
それがどんなに些細なことでも, 風が吹けば桶屋が儲かる じゃないけれど(ちょっと喩え可笑しいですが),巡り巡って何か想像も付かないような不幸な結果を招くんじゃないかと考えてしまう。
前からあったことだけれど,一人暮らしを始めて以来,少しずつ エスカレート しているかも知れない。

これが典型的な 強迫性障害 の症状のひとつであることは知っている。
でも,こういう 「性質」 が,一方では実験のときなんかに役立っていることも自分で分かっている。
微量分注器 で試薬を吸い上げる前に目盛を合わせるのは勿論だが,先端にチップを付けてまた目盛をチェックし,試薬を吸い終えたらまたチェックし,チューブに注ぐ前に更にダメ押しでチェックする。
そういうことがそもそも 感覚的に当たり前 だから,馬鹿みたいに確認する作業もあまり苦にならない。

少なくとも,自分に関しては, 「マイナス要因となるだけの性質」 なんて無い。
だから私は自分のもつ性質を 一切否定しない
自分を嫌いになんて なり得ない
寧ろ,自分は 一番好きな存在である

院生以上と教授,という シニア飲み (笑)の席などで,たまにこういう話題になるが,意外に 自己愛 に疎い人間は多いようで,ぎょっとされてしまうこともしばしば。
いや,こっちが驚いてしまうんですけど…
勿論,何を 基軸 に生を繋ごうが, そういう生き方もあるね それで幸福ならいいんじゃない ,で終わりだし,違う人間なんだから当たり前だと思うだけなのだが。
でも,「誰かに喜んで貰えるのが嬉しい」とか「誰かに尽くしたい」とか言う場合も,やっぱり何処かに 「誰かに尽くしてる自分が好き」 という気持ちがあるんじゃないかと思うけど。
自己愛 の全く無い人生って,あるのだろうか。

あぁ,血迷って哲学科や心理学科に進まないで良かった。
私はやはり 自然科学の言葉で語るのが一番楽 だ。

しかし,この「研究に関連しないことをする」ときに襲われる 罪悪感 は日に日に増幅する一方で,今の薬剤で抑え込めるかはちょっと怪しいところ。

疲れても休みたいと思わない。

大体,研究室に来ないとして,代わりに是非にやりたいと思うような,どんな楽しいことがこの世の中に存在する?

私は「研究に専念するため」,あまりに多くのものを捨て過ぎたのだろうか。

ねぇ「休み」って何だっけ?



椎名林檎『やっつけ仕事』






ねえ「好き」って何だっけ?
という問いも転がっていそうな問題かも。





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Last updated  September 20, 2007 10:49:19 PM
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