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透明人間の会話 パンゲア(超大陸)
かつて陸地は一つの巨大大陸だった!
A 南北アメリカ大陸の東の海岸線 と、 アフリカ大陸の西の海岸線 は、
みればみるほど、よく 似ている 。とくに、南米のでっぱりとアフリカ
側のくぼみは、 合わせればぴったりくっついてしまいそうな 気がする。
そう思って地図をながめると、似たような場所がいくつもある。
オーストラリア北岸のくぼみ と ニューギニア島の南のでっぱり 。
ヨーロッパならドーバー海峡に隔てられた イギリス と フランス の海岸線。
どこも、よくにている。 ジグソーパズル のようにはめこんでいけば、
地球上の陸地が全部ひとまとまりになってしまうにちがいない 。
B そう、 3億年 くらい前は、アメリカもアフリカも南極も、 陸地は一つの
まとまった大陸だったという 。それが、すこしずつ動いて分かれはじ
め、 さらに分裂の時に小さな島などもできて、今日のような配置になったわけ。
最初にこの説を唱えた ドイツ人のウェゲナー は、
巨大大陸を「パンゲア」 (超大陸)と名づけた
C 大陸移動には、「 プレート 」が一つのまとまりになって移動するとされる。
大陸にしろ島にしろ、陸地はいかにもしっかりと地殻に根を張っているよう
にみえる。が、地球全体をみれば、「 マントル 」という海に浮かぶ、 木の葉
のような存在だ。プレートは、そうした陸地をのせる巨大なお盆であり、
マントルの流れにあわせて西へ東へと動いていく。
南北アメリカ大陸を乗せる アメリカプレート は 西 へ、 オーストラリア
プレー ト は 北 へと、すこしずつ移動している。
大陸移動はもちろん過去形ではなく、
現在進行形 で起こっている 出来事で ある。
そうきくと、 地球は生きている ということも実感できるような気がしてくる。
世界地図の楽しい読み方より 続く