60歳以上の日本人のうち8割が、胃の粘膜に感染しているとされる細菌、ピロリ菌。胃がんの原因は、このピロリ菌であることが、近年の研究でわかった。(読売新聞12月10日)
北海道大病院長の浅香正博さんは、ピロリ菌を治療でなくすと胃がんの発症を減らせるという研究をされている。世界的な医学雑誌「ランセット」に初の試験結果を発表されたのだ。
胃がんが気になる人への朗報だ。
同大病院の加藤元嗣ぐさんは、「ピロリ菌の感染がわかった人は、内視鏡検査を受けた方が良い。『萎縮性胃炎』があると診断された人は、胃がんになりやすいので、ピロリ菌治療を受けることをお奨めします。」と話している。
ただし、胃潰瘍か、十二指腸潰瘍があれば保険がきくが、胃がん予防のためなら、保険がきかないので検査や治療費として約2万円かかるとのこと。
読売新聞「医療ルネサンスNo4492」から
研究が進み、日々新しいことが解り、医療も進んでいる。このような情報を聞くたび、生きていることが嬉しい。このような研究に、日夜邁進して下さっている方々に感謝の気持ちです。
日本を代表するべき○○さんが「医者は常識がない人が多い・・・」とかなんとかいったそうだが、こういう感覚の人には、科学や医療の進歩も理解できないのかも知れないね。
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