KAJI House Crystal Bowl Healing Space & 田舎屋オーベルジュ

みなさん　2009の新年はどう迎えられたでしょうか？
今年は・・・牛のようにどっしりとかまえて、シッカリと大地に立って、
足元を固めて、そして、夢を実現させていく・・・
そんな一年にしたいものです。

巷では、地球全体で浄化作用が益々進み、
アメリカンドリームに象徴される、頭の上のアイスクリームを追っていた
夢物語のバベルの塔が音を立てて崩れ始めています。
お金がお金を生み出す大きな風船が割れたようですね。
これで日本人が忘れていた、美学、美意識、美の哲学に表されるような
すばらしい価値観の社会がまた復活、というか新しい文明が芽生えるのではないでしょうか。

千利休は禅宗を礎に、日本人固有の美学を茶の湯を通して構築しました。
それは、日常の「浄化」のプロセスにも繁栄しています。そしてさらに
ロハスにも通ずる日本人固有のメンタリティーでもあります。

地元の話になりますが、小諸という町、隣接して軽井沢、上田、佐久など
日本有数のリゾートや信州の米どころなどに囲まれた古い城下町です。
現在は長野新幹線の駅からも外れ、大型店舗も市内にはなく、
「シャッターの街」で、一見ダサくて、いいとこなしで、市民もつましく、
これといった目立つハイライトもなく、一昔前の繁栄時代から比べれば、
見るも無残な様相を呈しています。
しかし、よくよく見てみると、市民には昔ながらのロハス精神が染み付いていて、
知らないうちにロハス、エコ生活をしている人がとても多いのです。
そして、クリエイティブな審美眼をもつ仙人およびその予備軍がうじゃうじゃ。
本物はしたたかなのだなあと、つくづく思います。
決して威張らない、誇張しない、宣伝しない、見栄を張らない。
でもそこには本物がたたずんでいる。
これだなっと感じます。

世界中がここまで浄化の一途をたどると、さすがに世界を戦争に巻き込むような
大馬鹿な事をする支配者も出る幕はないと感じます。

経済も物から精神へ本当の意味で転換期にきました。
お金には換えられない、いろいろな物事が主役になる時代です。